癒合歯(ゆごうし)とは?

こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。

学校や幼稚園で歯科健診をうけて、それをきっかけに初めて歯医者へ行くというお子さんも増えてきました。
虫歯や歯肉炎、歯並びなどチェック項目はありますが、今回は「癒合歯(ゆごうし)」について 2回に分けてお話ししたいと思います。

癒合歯とは何かというと、本来1本ずつ生えてくる歯が2本くっついて生えたきてしまった歯のことをいいます。

癒合歯は永久歯よりも乳歯によくみられ、発生率は1〜5%と100人いれば数人にみられます。
そして主に前歯にみられ、そのなかでも好発場所は、
・下の前歯の2番目と3番目
・下の前歯の1番目と2番目
・上の前歯の1番目と2番目にみられます。

癒合歯の原因は未だにはっきりとは解明されていませんが、母親のお腹の中にいる胎児の時に乳歯の芽がつくられその時にくっつき、そのまま発育したという説が一般的です。

癒合歯がある場合、正常に生えた子と比べて起こりうるリスクとその対策については、次回お話しさせていただきますね。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!