母親教室*安心・安全な水分補給とは

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の林です。
先週の金曜日にベーシックコースを開催しました。

今日は教室の中でも少しお話をした、ジュースについて書かせていただきます。
スーパーや自販機でお子さん用の果汁100%のジュースをご覧になったことがある方も多いかと思います。
中には生後6ヶ月から、とうたわれている商品もあったりしますね。
しかし実際は、1才未満の乳児はジュースを飲むべきではないとされているのです。 これはアメリカの小児科学会で発表されたもので、国内の小児科医も共有する見解です。

1才未満でジュースを摂取することで母乳やミルク、離乳食の摂取量が減ることから栄養不足や低体重につながるといわれています。3歳までに決まると言われている味覚も、甘味を覚えることによって、その後も虫歯になりやすい食習慣になってしまうとされます。

確かに果物や野菜をたくさん摂ることは大変ですが、ジュースを飲めば補えるかというとそうではありません。
その大きな違いは噛むことにあります。
果物や野菜であればよく噛むことで唾液が出て虫歯予防のはたらきもしてくれますが、ジュースの場合は噛まないのでその分唾液も出づらく虫歯を進行させやすくなります。

歯科医師の先生の中には、3歳までのお子さんにジュース、乳酸菌飲料、スポーツドリンク、アメ、グミ、ラムネ、チョコ等を与えるのは喫煙や飲酒と同様に有害だとおっしゃる方もいます。

可愛いお子さんの未来を守るために、水分補給は母乳やミルク、卒乳されている場合はお茶か水で行うことを強くおすすめします

次回のもぐもぐ教室は9月にBLW離乳食についてお話をさせていただきますが、好評につき満員となりました。
10月以降はまだ空きがありますのでどうぞお早めにお申し込みくださいね。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・口育士

すぎもと歯科 口育士です。赤ちゃん・お子様に正しいお口の育て方を身に着けていただくための情報提供を行っています。