ガムでお口のトレーニング!

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
すっかり寒くなり、鍋料理が美味しい季節になってきました^_^

突然ですが、皆さんはガムの噛み方を意識したことはありますか❔ほとんどの人がないのではと思います。
ガムは噛み方によって益にもなれば害にもなりますので、注意が必要です。


今回はガムを噛む上でのポイントやガムでできるお口のトレーニングについてお話しします。

選 択
キシリトール100%のガムを選ぶようにしましょう。
市販されている多くのガムには糖分が含まれており、これらは虫歯や歯周病の進行を助長してしまう可能性があります。キシリトール100%のガムであればこのリスクがなく、唾液分泌とそれによる再石灰化を促す作用があります。

頻 度
特に決まった回数はありませんが、1日に数回、数分噛むのが一般的です。
しかし、食べすぎてしまうと、キシリトールでお腹がゆるくなりやすいので注意が必要です。
タイミング
食事の後や集中力が低下した時などがおすすめです。

時 間
一回あたり10〜20分程度が目安です。
味がすぐになくなっても噛み続けましょう。しかし、長時間噛むと顎の関節に負担がかかり、顎関節症の原因になる可能性があるので気をつけてください。
噛み方
椅子に座り、背筋を伸ばして骨盤を立てた状態で噛みましょう。猫背やあぐらをかいたりは腰が曲がりやすいので、あまりよくありません。

足はしっかり床につけましょう。 足を床面にしっかりつけて噛むことで顎に伝わる違うが15%上がるといわれています。

前歯ではなく奥歯をつかって、ゆっくりとガムを噛みましょう。 これにより顎の筋肉が鍛えられ唾液の分泌も促されます。

片側だけで噛む癖があると顎の関節に負担がかかりやすくなります。 左右均等に噛みましょう。 そして、強く噛まないようにしましょう。

お口をしっかりと閉じて噛みましょう。 口を開けたまま噛むと唇の力が弱くなり歯並びが悪くなる可能性があります。
また口呼吸の原因にもつながり、口臭にも関わってきます。


皆さんはどれだけポイントをおさえられているでしょうか。 そして現在、舌癖があるお子さんが非常に多くいらっしゃいます。
舌や飲み込みのトレーニングも行っていきましょう!


.ガムを噛んでいき、柔らかくなったガムを舌をつかってキレイな丸をつくります。
舌の中央にガムをのせて、上あごのスポットより少し後ろに押し付けながら薄く広げていきます。
舌でガムを上あごに押し付けたまま、つばを飲み込みます。 この時に舌が上あごから離れないようにしましょう。

ぜひポイントをおさえ、益となる噛み方をしていきましょう!

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!