歯周病と早産の関係

皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の杉本(ま)です。
日本で感染が広がり続けている新型コロナウイルス。 小さなこどもを持つ親や、妊娠中の方などお子さんや赤ちゃんへの感染を心配している人も多いのではないでしょうか。

お腹の中の赤ちゃんへの感染はコロナウイルスだけでなく、お母さんからの歯周病菌の出す毒素の刺激も赤ちゃんをいじめてしまうことがわかっています。

妊娠中の女性が歯周病に罹っていると、低体重児や早産の危険度が高くなるとされます。

その危険率は実に7.5倍!タバコやアルコールなどよりもはるかに高い数字といわれています。生まれてくる赤ちゃんのためにも、しっかり歯周病予防を行いましょう

妊婦さんが歯周病に罹ると、口の中で歯周病菌の出す毒素が体内の血中に流れ込みます。
そうすると血中濃度が上昇し子宮の筋膜を収縮させ、それが出産のサインとみなされて「さあ、もう外に出しても大丈夫!」と出産のスイッチがオンになってしまうのです。
そうなると まだ十分に赤ちゃんが育っていないにも関わらず「もう外に出たら?」と赤ちゃんを押し出してしまうのです。

またお腹の中の赤ちゃんは始終筋膜に押されて刺激されていると、まだまだお母さんのお腹の中で大きくなりたいと思っているのに落ち着いて成長することが出来ません。
そのため、妊婦さんの歯周病は低体重児や早産のリスクが高くなると考えられています。

自分のためだけでなく、赤ちゃんのためにも普段から定期的に歯周病のチェックを受けて、お口の中の清潔を保って下さいね。
すぎもと歯科では、マタニティ歯科もおこなっていますので、妊婦さんの『母親教室』へのご参加も多くなり嬉しく思います。皆さんもお気軽にお問い合わせください

 

 

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!