もうすぐ「歯周病予防デー!」

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の葛島です。

春が訪れ、暖かくなってきたかと思いきや、寒の戻りで、朝晩は肌寒く感じる日もありますね。ウイルス対策はもちろん、寒暖差にも気をつけ、体調管理に努めましょう。

さて、来月周病防デーです
現在、日本では20代で約7割、30〜50代で約8割、60代以上では約9割が歯周病であると言われています。

歯周病の直接的な原因となるのは、歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。歯垢には、1mgあたり約1億個もの細菌が生息していると言われています。
ですから、毎日のセルフケアで歯垢(プラーク)をしっかり落とすことが、歯周病予防としてとても重要になります

そこで皆さんに質問です!
歯ブラシでは、全体のどのくらいの汚れ(歯垢)を落とすことができるでしょうか?

答えは…
個人差はありますが、約6割程度と言われています。
逆に言えば、歯ブラシだけでは、全体の約4割の歯垢を落としきれていないことになります。

その残りの約4割の歯垢は、主に歯と歯の間に残ります。
ですので、歯ブラシにプラスしてフロス歯間ブラシなどのお掃除用具を使用することが、清掃効果を格段に上げることになるのです。

特にフロスは、歯と歯の間だけではなく、歯ぐきの中まで入れることができ、歯垢をかき出してくれるので、歯周病予防としてとても優れた清掃用具です。

現在日本でフロスを使用している人は約20%と言われています。10年間で倍に増えたと言われていますが、他国に比べると、まだかなり使用率が低いのが現状です。

毎日フロスを使用している人は、10%に満たないと言われる日本…
私たちは歯周病予防デーの活動の中で、より多くの方にフロスの必要性を伝えていきたいと思っています。

使い方が難しそう…買ってみたものの、どう使えばいいか分からない…などと悩んでいる皆さん!お気軽に歯科衛生士にご質問下さい!!

そして次回は歯周病予防デー当日、フロスについて詳しくお話をしていきますので、ぜひご覧下さいね。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!