小学校中学年(3~4年生)の食育

こんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科助手・管理栄養士の道家です。

みなさんは秋の味覚を楽しんでいらっしゃいますか?脂ののった魚に、きのこやいも類、柿や梨など果物もおいしい季節ですね。知らず知らず食欲が増してしまいます食欲の秋 デコメ

さて今回は小学校中学年(3~4年生)の食育についてお話します。 

この時期は、小学校生活にもずいぶん慣れてきて、友達と遊んだり、学校の宿題に加え習い事や塾に通う子もいたりして、子ども達にとっても忙しい年代です。しかし、この忙しい時期だからこそ、ぜひ気をつけていただきたいポイントがあります。

朝ごはんをはじめとする食のリズムをつける
身体をしっかり動かす
しっかりとした睡眠をとる

低学年の時から引き続き「一生健康に生きる」ための「食と生活習慣」の基礎を作るときですが、昔と違って外遊びが減り、体を動かすことが少なくなっています。
それに加えてカロリーの高いスナック菓子やジュースなどを好んで食すことにより、肥満を招いてしまう危険もあります。

 

 

 

 

 

 

<日本小児内分泌学会のHPより>
では、どれくらい太っていたら肥満というのでしょうか?子どもの場合は肥満度というもので評価します。肥満度は標準体重に対して実測体重が何%上回っているかを示すもので下記の式で計算されます。

肥満度=(実測体重-標準体重)/ 標準体重×100(%)
学童では肥満度20%以上を軽度肥満、30%以上を中等度肥満、50%以上を高度肥満といいます。

食事やおやつは好きなだけ与えていませんか
嫌いな食べ物はいつも残していませんか
「ながら食べ」をしてはいませんか

おやつは子どもにとって楽しいものですが、食べ方を間違えれば肥満のもとになります。
欧米化した毎回の食事や、カロリーの高いおやつの食べすぎ、運動不足により1日の摂取エネルギーがかなりオーバーしてしまっているのです。

噛むことも 脳・味覚の発達だけでなく、虫歯や肥満防止にも効果的なのでよく噛むメニューを取り入れることもいい方法です。具材を大きく切る・皮付きのまま使うなど、お母さんのちょっとした工夫で「柔らかメニュー」が簡単に「噛めるメニュー」へと変身します!

他に噛む力のつく食べ方として、食事にゆっくり時間をかける。食べ物を水や飲み物で流し込むようなことはしない、ガムを噛むなどがあります。

今 すぎもと歯科では、ハロウィンのイベントでキシリトール100%のガムをお渡ししていますが、キシリトールが砂糖とちがうのは、甘みがあっても、虫歯の原因を作らないことです。同じガムでも成分をちゃんと見てお子さんに与えてくださいね!

そして、糖分の採りすぎによる糖尿病や脂肪分の採りすぎで起こる動脈硬化など、実際に子どもの症例がある生活習慣病もあります。
子どもには規則正しい生活リズム、食生活リズムを保てるようにしつけ、バランスのとれた食事を3回きちんと食べさせること、運動と食事、休養のバランスをとらせることが重要です。しっかり食べて、身体をよく動かし、ぐっすり眠る!
こころと身体の成長期まっただ中のこの時期に、家族が中心となり、「正しい健康生活」を確立していきましょう!

 

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!