お口ポカンが増えてます・・

皆さんこんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の杉本(ま)です。
外は寒いですが、街中のイルミネーションが素敵でウキウキしてしまいます。

さて最近気になることがあります、それは・・・お子さんを待合室に呼びに行くと、口が半開きの状態で待っているお子さんをよく見かけることです。
お口が「ポカ~ン」という感じで開いているお子さんが多くなっています!そして、大人の方の間にも増えているそうです。

「お口はチャックね!」とか「バイキン入るよ!」など、お家の方も気をつけて頂いている様子ですが…(´・_・`) 

口唇閉鎖不全と言って口が閉じにくく、口呼吸が癖になってしまっているんですね。
人間は本来、鼻で呼吸をする生き物です!口呼吸をすると体の免疫力が低下してしまうことが明らかになってきました。
他にも、口呼吸はさまざまなトラブルの原因となりますので、改善することはとても重要です!

口呼吸のデメリット
・注意力が低下し、学習能力や仕事の効率が低下する
・認知症を引き起こしやすくなる.
・出っ歯や受け口など歯並びを悪くする
・発音が悪くなる,   などです。

自分では気づきにくいのが口呼吸です、以下に当てはまるものはありませんか?

口呼吸チェック項目
・ いつも口を開けている
・ 口を閉じると顎に梅干し状のシワができる
・ 食べるときにクチャクチャと音を立てる
・ 朝起きたときに喉がヒリヒリする
・ 唇がよく乾く
・ いびきや歯ぎしりがある
・ 口臭が強い
・ 激しい運動をしている

お口がポカンと開いてしまうのは、鼻炎やアレルギー疾患などで鼻呼吸できないのも1つの原因てすが、舌の筋肉や口を閉じる筋肉が弱いこと、そして姿勢の悪さが大きく関係しています。

お口の周りの筋肉が弱いことの原因には、乳児期に十分にハイハイする期間がないまま、立っちが出来、歩行が始まってしまうことにあります。ハイハイ期間が短いと口唇、首、背中などの筋肉が鍛えられないのです。
そのため正しい姿勢もできなくなってしまうのです。ハイハイはとっても大切なんです!
早く歩き始めないかなと焦る気持ちも分かりますが、この時期はたっぷりとハイハイさせることが必要です!

お口ポカンを防ぐトレーニングとしては、舌と唇の筋肉を鍛える「あいうべ体操」や、舌を鍛える「タンタン体操」、噛み合わせを良くする「ガム体操」などがあります。(「舌の位置」に関する記事の中でご紹介させていただいてます)

もっと簡単にお子様に取り入れやすい「ポカンエックス」という小さな装置もあります。
使い方も簡単でテレビなどを見ている間などに、30分程口にくわえる装置になります。

また、お子さんに今どのくらいの口唇力があるのか知りたい!と思われる方、口唇力を測る器械もあるので、ぜひご相談下さいね。すぎもと歯科では、口の健全な育成・機能回復のお手伝いをさせていただいています!

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!