皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です!
以前8月に歯科に関わる日が多いことをお伝えしましたが
⭐︎8月1日 歯が命の日
⭐︎8月8日 歯並びの日
⭐︎8月18日 糸ようじの日
⭐︎8月21日 白い歯の日
⭐︎8月24日 ハブラシの日 とあります。
その中から「8月18日糸ようじの日」にちなみフロスの使用についてお伝えしたいと思います。
皆さんはちなみに歯間部清掃は行っていますか?
6年に一度行われる調査の平成28年度の結果では デンタルフロスや歯間ブラシを使っている人は30.6%といったところで、男女年代別で5割を超えて行っていたのがなんと40〜70代の女性だけでした。
しかし、令和6年度の調査では、全体の割合は63.4%とかなり使用率が高まっていました。
男性の方でも35〜70代で5割近くまでになっており、女性では20〜84歳までの年代で5割を超えていました。
お子さんでは仕上げ磨きに毎日関わる年齢までは5割近く使用されていましたが、だんだんと手が少しずつ離れるにつれて使用率が低下していました。
できればフロスの習慣を継続させていきたいものですね。
患者さんからよく頂く質問のひとつが
:『ハブラシとフロスどちらが先が良い?』です!
An: 理想的な順番はフロスが先でハブラシが後です!
フロスを先に行い歯と歯の間のプラークを取り除いてからハブラシをするのが良いとなります。
その理由として、歯磨剤に含まれるフッ素が関係しています。 ハブラシはプラークを取り除くという役目のほかに歯磨剤に含まれるフッ素を隅々まで行き渡らせるという目的もあります。
歯磨剤に含まれるフッ素は歯の質を強化し、むし歯への抵抗力を高めてくれます。
このフッ素をできるだけ隅々まで届けたい、だからこそ先にフロスを使用しプラークを取り除くことで、フッ素を隣接面まで届きやすくしてくれます。
★理想の順番としておススメは!
フロス→
歯磨き粉なしで歯磨き→
しっかりうがい(浮かせた汚れを吐き出す)→
フッ素入り歯磨き粉を使用して再度磨く→
うがいはしないか、またはお猪口一杯分の少量の水で軽くゆすぐ(フッ素成分を口腔内に残すためです)
順番を変えるだけで少しでもむし歯の予防効果が高まるのであれば、ぜひこの順番を試してみませんか!