口腔機能低下症改善のために*その2

皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手・歯科栄養士の佐久間です♪
前回は①舌ブラシ清掃・②スプーンプレスという方法をお伝えしました。

今回も口腔機能の向上に向けて行っていただきたいトレーニングやポイントを続けてご紹介していきます!

③嚥下おでこ体操( 朝昼夕の計3回・1回あたり1〜2分 )

Step1手のひらをおでこに当てます。
Step2おへそを見るようにうつむき、手のひらでおでこを押し戻すように押します。
Step3その状態で5秒間キープして休むを10回繰り返します。

喉仏のあたりに力が入っていることを意識しましょう!
Step1〜3を毎食前など時間を決めて行うと良いですね。

⇒改善項目:飲み込む力スムーズに食べれるようになり、誤嚥リスクも軽減できます

④あいうべ体操( 1日1回・1回あたり2〜3分 )

「あ」・・・あ〜と口を大きく開ける
「い」・・・い〜と口を横に広げる
「う」・・・う〜と唇を前に突き出します
「べ」・・・べ〜と舌をお口の外にだします
これを30回繰り返しましょう!
⇒改善項目:噛む力の強さ・舌と唇の動き・噛み砕く機能・舌や頬を噛みにくくなり、滑舌も良くなります。また、ほうれい線が薄くなる効果も期待できます。

⑤パタカラ体操( 1日1回・1回あたり2〜3分 )

「パパパパ・・・」というように「パ」「タ」「カ」「ラ」をそれぞれ10回ずつを3周繰り返しましょう!
「パ」・・・唇を破裂させるように唇を開け閉めさせるように
「タ」・・・上あごに下の先をつけて
「カ」・・・したの奥をのどに押し付けるように
「ラ」・・・舌の先をしっかり丸める
食事の前に行うとより効果的で、唾液の分泌を促す効果もあります。
⇒改善項目:噛む力の強さ・舌と唇の動き・飲み込む能力すするのが上手になり、食べこぼしを減り、スムーズに飲み込めるようになります。
食べものをお口の中でも上手に丸められるようになります。

今回ご紹介した方法はすぐに取り組める訓練になりますので、ぜひ普段の生活に取り入れてトレーニングを行ってみてください。
そして継続することで口や喉の動きが良くなり、はっきりした発音につながり、表情も豊かになります!
気になる事がある方は、検診の際にでもお気軽にお尋ねください。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科栄養士

すぎもと歯科 栄養士チームです。離乳食や食育、食と健康について、楽しく情報発信をしています。