上唇小帯が長い!その注意点

皆さん、こんにちは!
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
紫陽花が鮮やかに花開く雨季にすっかりなりましたね

今日は最近よく質問をうける上唇小帯についてお話しさせていただきます。
上唇小帯とは上くちびると歯茎をつなぐ「すじ」のことです。
上唇の中央を上にめくると、真ん中に歯茎にかけてピンと張ったすじがみえます。
2歳くらいまでは、この小帯が太く、歯ぐきの頂上から上の前歯の間に入り込んでいることが多く、健診などでご指摘をされることがあります。
しかし、ほとんどの場合は成長とともに付着部が歯ぐきの上の方に移動し、幅も狭くなっていきます。ですから、現時点で心配する必要はありません。

けれど、気をつけていただきたいことがあります!
この小帯触るととても痛いところなのです、長いと前歯を磨く時に歯ブラシの毛先が当たりやすくなり 痛くて仕上げ磨きを嫌がるようになってしまいます。しっかりと指の腹でカバーをしてブラッシングをしてあげましょう。
仕上げ磨きに押さえておきたいポイントは以前ご紹介させていただいていますので、ご覧ください。

では、上唇小帯が長いままだと今後どのような影響があるのでしょうか?
永久歯に生えかわっても 前歯の隙間が閉じない状態の原因になることがあります。
前歯の隙間が閉じない原因は小帯だけということではないのですが、処置をしたら良いのかどうかなど、気になられる方はいつでもご相談くださいね。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!