歯周病予防のために「フロス」

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の葛島です。

本日、4月4日は歯周病予防デーです!!
先月ブログで予告しました通り、今日は歯周病予防に効果的なフロスについて、詳しくお話をしていきたいと思います。

フロスの種類
フロスと聞くと、ただの糸をイメージされる方も多いと思いますが、実は用途に合わせて様々な種類があります。

ワックスタイプ・・・繊維がワックスでコーティングされていて、切れたりほつれたりしにくいのが特徴です。むし歯や詰め物、被せ物があっても繊維を引っかけてほつれないような加工がされています。
通しやすく、初心者の方にオススメです!

ノンワックスタイプ・・・ワックスで加工されていないので、繊維が歯面に薄く広がり、歯の凹凸にフィットして汚れを絡めとります。歯ぐきの中まで届きやすく、効率的なお掃除に最も有利なタイプです。
しかし、むし歯や詰め物、被せ物があると引っかかってちぎれやすので、治療のあとの健康なお口の中の方にオススメです。

ホルダータイプ・・・糸ようじなどの柄付きフロスです。 F字型は前歯やお子さんの仕上げ時に、Y字型は奥歯のお掃除にオススメです。指巻きフロスが苦手な方でも手軽に使えます!

スーパーフロス・・・ブリッジや連結型のインプラントなど、お掃除が難しい場所のケアにオススメです。
両端が細く固くなっていて、隙間に横から通すことができます。ブラケット装置などがついた、矯正をされている方にもオススメです。

フロスの使い方
指に巻いて使用する、指巻きフロスの使い方をご紹介します。

フロスを40〜50㎝くらい(指先から肘くらいまで)取り出し、切ります。

大体10〜15㎝くらいになるまで、左右の中指に緩めに巻きつけます。(この時、一方の指に多めに巻きましょう。)

人差し指(前歯に通す時は親指と人差し指)でフロスを1〜1.5センチくらい張ります。
小刻みにゆっくりジグザグ動かして歯と歯の間に通していき、歯ぐきの中まで優しく入れ込みます。
☆フロスが歯面に沿って「くの字」になるように軽く引っ張りながら、2〜3回程上下に動かして、しっかり汚れを擦り取りましょう。

使った糸の部分は、巻きの少ない指に巻き、巻きの多い指から未使用分を外して清潔な部分を順に使います。

実際使ってみると、初めての方に指巻きフロスは難しいものです。最初はホルダータイプからお試し頂き、慣れてきたら指巻きフロスも使ってみて下さい。
使い方はお気軽に、歯科衛生士にお尋ね下さいね。

★歯ブラシにプラスしてデンタルフロスを使用し、歯周病予防に努めましょう!!
隙間の大きい方は歯間ブラシもお使い下さいね。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!