癒合歯のリスクと対応策!

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。

先日癒合歯(ゆごうし)とは何かお話しさせていただきました。
今回は癒合歯がある場合、正常に生えた場合と比べて 起こりうるリスク対応策についてお話しいたします。

起こりうるリスクについて…
45%の確率でその後生えてくる永久歯が存在しない

癒合歯は隣同士がくっついているため1本の根っこの状態になっています。そのため、出来始める永久歯は2本分できずに1本分のみで1本永久歯が存在しなくなるようです。

生え変わりの時期が正常でない
癒合歯は正常な歯よりも幅が広く、次に生えてくる永久歯が小さいことも多いです。
そのため根っこの吸収がうまくされず、自然に生え変わりが行われないことがあります。

癒合している境目が虫歯になりやすい

★対応策としては…
永久歯の歯の数をレントゲンで確認する
乳幼児の段階では無理にレントゲンを撮ることはしませんが、5歳ころに撮り永久歯の有無を確認し、その後歯の数により起こりうる噛み合わせや歯並びのリスクをふまえて経過をみていきます。

レントゲンで根っこの吸収状態を確認する
後から出てくる永久歯がすぐ近くまで生えてきていながらも根っこが吸収されず、自然に生え変わることが難しいという判断で抜歯になることもあります。

定期的なフッソ塗布と歯磨きのケアをしっかりしていきましょう!

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!