飲み込む力はなぜ衰える?

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
桜の開花も進み春
爛漫の日が近づいていますが、花粉症の私にとってはつらい季節が始まっています。
皆さんは花粉症対策されていますか?

度々お口の機能低下についてお話しをさせていただいていますが、少し前にTVでも飲み込む力の低下について放送されており、問題となっていることなんだと改めて感じました。

『食事中にムセることが増えた』『咳払いや痰がからむことが増えた』『大きな錠剤が飲みにくい』といった症状はありませんか?

実はこれらの症状は飲み込む力が低下しているサインです。

飲み込む力が衰える理由としては

1.自分の歯が少なくなる
自分の歯が少ないと噛み砕く力が弱まり、食物を飲み込みやすい大きさにすることができなくなります。

2.唾液の分泌が少なくなる
加齢によって唾液の分泌が少なくなると水分が不足し、うまく食塊(噛み砕かれた食べ物のかたまり)が作れなくなります。
そしてそのまま飲み込もうとすると喉のあたりで食物がバラバラになり、それ
が気管に入ってしまうことがあります。
これを誤嚥(ごえん)といいます。

3.のど仏を動かす筋力と神経機能の低下
食べたものを飲み込もうとするとき、喉のまわりの筋肉がのど仏を引っ張り上げています。加齢によってこの筋肉が衰えるとのど仏の位置が徐々に下がってきます。
そうなると飲み込むときに気管を閉じるタイミングが微妙に遅れ隙間があきます。

そこから食物が入り、誤嚥を起こしやすくしてしまいます。
またのど周りの筋力が低下する一番の原因は加齢ですが、例えば歩かなくなると体力が落ちてむせやすくなることがあるとのこと。
実はのど周りの筋力は全身の筋力と相関していると言われており、加齢だけでなく日々の運動不足によっても低下してしまうそうです。

家庭でできる『飲み込む力』セルフチェック法
〈水飲みチェック〉
⚫︎100mlの水を用意する
⚫︎むせない程度の速さで水を飲み、飲み干すまでの時間を計測する

水を飲み干すのに10秒以上かかる場合は飲み込む力が低下している可能性が高いそうです。

どうでしたか?
あとは食物以外にも薬などの錠剤も飲みにくく感じてはいませんか?
錠剤など何かを飲み込むときに上を向くのはNGです。
のどにのこりやすく誤嚥を引き起こしてしまう原因になります。
理想的な飲み方は…
軽くお辞儀をして下を向いて飲み込むこと!
喉の広がりが狭くなるのでむせにくくなるそうです。

飲み込む力は何歳になっても鍛えることができるものです。
飲み込む力の低下は気づきにくいので早めに気づくことが大事です。

気になる事があれば、お気軽にご相談ください!
次回はトレーニング方法についてお話しさせていただきます。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!