妊娠中のお口の健康維持

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の林です。

寒い日が続いていますね。新型コロナウイルスの感染も再拡大してきていますので、体調管理には十分お気をつけくださいね。

私事ではありますが、只今産休をいただいており、現在妊娠35週で来週から臨月に入ります。

初めての妊娠、出産なのでどきどきしていますが、今日は実際妊娠してみて感じた口の中の変化についてお話したいと思います。

私の場合、幸いつわりも軽かったのですが、後期に入ると子宮に胃が圧迫される分、1回あたりの食事量は少なくなって回数が増えました。

昔は妊娠すると、赤ちゃんにカルシウムをとられてしまって歯が脆くなりむし歯になると思われている方も多かったようですが、むし歯に一番関係してくるのが食事の回数が増えてしまうことなんです。

お子さんの間食でも言えることですが、砂糖の多いお菓子を選択するのではなく、おにぎりやふかし芋など軽食をとるようにすることで、栄養も摂れる上にむし歯予防にもなります。

なので私は間食をする時もお菓子ではなく、夕飯の残りだったり食事をとるように心がけています。

むし歯に関してもそうですが、妊娠中は歯肉炎にもなりやすくなります。

妊娠中は女性ホルモンが増加しますが、女性ホルモンが増加した環境を好む歯周病原細菌もいるため、通常よりも歯肉炎になりやすくなるのです。

プラークをしっかり除去すると改善されますが、私自身も妊娠前に比べるとフロスを通した時に出血しやすくなったように感じます。

そのため、歯周病予防の歯磨剤を使用したり、歯ブラシの毛の形状をテーパー毛へ替えたりと工夫しました。

また、どれだけ丁寧にセルフケアを行なっても清掃が不十分なところはどうしても出てきてしまうので、定期健診でプロフェッショナルケアを受けることも大切ですよ。

お腹が大きくなってくると、チェアを倒す際にも腰がつらかったりすることも多いと思いますが、治療中でも健診中でも何かつらいことがありましたら遠慮なくおっしゃってくださいね。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!