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朝食抜きがひき起こす健康リスク!

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口栄士の戸谷です。
猛暑の日々で皆さん夏バテしていませんか?
今日はお子さんだけでなく大人にも大切な朝食についてお話します。

朝はぎりぎりまだ寝ていて、朝食はとらずに出かけるという人が、特に若い世代に多くみられます。
実は朝食をぬくと様々な健康リスクが発生することがわかってきました。

今年3月、京都府立医大研究発表では、
週3回以上朝食抜き➡︎『2型糖尿病』発症リスク高くなる。【肥満でない人:1.36倍 肥満の人:1.26倍】
2022年福岡市の発表では、
週3回以上朝食抜き➡︎『要介護』発生リスクが、1.27倍も高くなることが分かってきました。

また高血圧や脂質異常症のリスクが上がることがわかっています。
特に血圧については朝食をぬくと、空腹によるストレスから朝の血圧が上昇しやすくなります。

高血圧が発症の要因となる病気に脳出血がありますが、早朝の血圧上昇が危険だと指摘されています。

国立がん研究センターによると、1週間あたりの朝食摂取回数が少ないと、脳卒中、なかでも脳出血のリスクが高くなるという研究結果があり、毎日朝食をとる人と比べて、食べない人のほうが朝の血圧が上がりやすいために、リスクが高くなるのではと考えられています。
朝食は毎日必ずとって、血圧の上昇を抑えましょう。
朝食をぬくと他にも身体への症状がでできます。
⚫︎精神的な面で悪影響が出やすい
「集中力が持続しない」「イライラする」など、メンタルの不調につながります。これは朝食を抜くことで脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足してしまうからです。ブドウ糖は体内に大量に蓄えておくことができないためにすぐに不足しやすくなります。

⚫︎睡眠に影響が出る
朝食を食べない人や食べる量が少ない人は、早寝・早起きが苦手な人が多い傾向があります。
体温は睡眠のサイクルと連動していて、日中の活動時間は高くなり、夜のリラックスタイムは低くなるというサイクルを繰り返しています。
朝食を抜くと、しっかりと活動ができない分、良質な睡眠を得るのが難しくなります。

⚫︎血糖値が高くなりやすい
朝食抜きの空腹状態から昼食を食べると、血糖値が一気に上がることになり、太りやすくなります。
体は空腹状態が続くと下がった血糖値を補うために過剰気味にエネルギーを欲するのです。
また昼食や夕食でのドカ食いにもつながります。
その結果血糖値が急に高くなり、糖を体脂肪として蓄えるために太りやすくなります。
そして、糖尿病患者さんが朝食を抜くと、たとえ昼食や夕食の炭水化物の量を減らしたとしても、血糖値の上昇を十分に抑えることは難しくなります。

このように朝食を抜くことで見えないところで身体に影響を与えていることがわかってきましたね。
まずは食べる習慣がなかった人は少しでも口に入れ、未来の健康な自分のために食べる習慣をつくってみてはいかがでしょうか?

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