口腔機能低下症改善のために*その3

皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手・歯科栄養士の佐久間です♪

前回は嚥下おでこ体操・あいうべ体操・パタカラ体操についてお伝えしました。
これまで3回にわたりお届けしましたが、今回が最後になります、トレーニングやポイントを丁寧にご紹介していきます!

⑥だ液腺マッサージ朝昼夕 計3回・1回あたり2〜3分

・耳下腺・・・耳たぶの前方にある、頬骨の下あたりに人差し指から小指まで4本を当てて、円を描くように10回回します。

・顎下腺・・・耳の下からあご先までにかけて、あごの骨の内側のやわらかい部分を親指で5回押してください

・舌下腺・・・両手の親指を揃えて、あごの真下から舌を突き上げるイメージでゆっくりと上に10回押し上げます。

⇒改善項目:お口の中の衛生状態・お口の乾燥

⑦舌回し(1日1回・1回あたり3分程度)

Step1 ・・・お口を閉じたみまま、上の前歯の中央部の歯ぐきにある筋に舌の先端を当てます。

Step2 ・・・歯に沿って舌を右頬へと時計回りに回し、下の前歯の中央の歯ぐきにある筋を通って左頬へとまわします。

Step3 ・・・連続して10回舌をまわしたら、今度は逆回りに10回まわしていきます。

*Step1〜3を3周繰り返しましょう!

円を描くようにゆっくりと大きく舌をまわすのがポイントです。

⇒改善項目:お口の中の衛生状態・お口の乾燥・舌と唇の動き・飲み込む能力

⑥⑦の両方とも、だ液の分泌量が増え、そのだ液の働きによってむし歯や口臭の予防効果があります。
また食べものをたべやすくなり、舌や頬も噛みにくくなります。

年齢を重ねると、特にお口の中は乾燥してしまいます。
だ液をたくさん分泌させて、だ液パワーによってお口の健康を保ちましょう!

また、これまでいくつかのトレーニング方法をお伝えしました!
ぜひ実践して効果を実感していただきたいと思います。

お口のことで気になる事があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科栄養士

すぎもと歯科 栄養士チームです。離乳食や食育、食と健康について、楽しく情報発信をしています。