糖尿病と歯周病の深い関係
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
毎年11月14日は世界糖尿病デーです!
日本全国のさまざまな施設でシンボルカラーのブルーにライトアップされるので、おでかけの際は探してみてくださいね。
さてそんな糖尿病が歯周病と関係が深いことはご存知でしょうか?
実際に歯周病の人は,そうでない人よりも糖尿病になる割合が約2倍も高いと明らかになってきています。
自覚症状のない人も含めると歯周病にかかっている人の割合は成人の約8割ともいわれており、まだ表面化していない糖尿病予備軍もかなりの割合で存在することが予想されます。
糖尿病はインスリンというホルモンの働きが悪くなり、血糖値が上昇してしまう病気です。
実は歯周病が進行すると血糖コントロールが難しくなり、血糖値が上がりやすくなることがわかっています。
歯ぐきの腫れや出血を起こす物質にはインスリンの働きを悪くする性質があり、それが結果的に糖尿病の発症や悪化へとつながってしまうのです。
そして研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということもわかってきています。
ここでの『歯周病の治療』とは、患者さん自身のブラッシングによるプラークコントロールをしっかりと行い、歯科医院で炎症の原因となっている歯石を確実に取り除くことです。
そうすることで歯肉の炎症をコントロールできればインスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するということが多くの臨床研究で報告されています。
また歯周病で歯を失わないということは、生活の質を直接低下させないだけでなく、糖尿病のはかに生活習慣病や認知症などの予防や管理にも深く影響してきていることが明らかになってきています。
歯周病コントロールのためには歯科医院での予防的なケアや専門的なアドバイスをうけるのが有効です。
定期的なケアを行うことが歯周病と糖尿病の管理という観点からだけでなく、将来の快適な生活にも繋がるでしょう。
糖尿病のお薬を飲まれている方は、身体の状態の情報把握の為、かかりつけのお医者さんとの連携にお手紙を提供しています。
恐れ入りますがご協力お願い致します。
11月8日は「いい歯の日」!
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の森です!!
さて皆さん11月8日は何の日かご存知でしょうか?
正解は,語呂合わせで
「いい(11)歯(8)」の日です★
「いつまでも美味しく、そして楽しく食事をとるために、口の中の健康を保って頂きたい」という願いを込められています。
健康な口の中を保つためには、よく噛むことが大切とされていますが、皆さんはご自身が1回の食事でどのぐらい噛んでいるのか意識されたことはありますか?
弥生時代の卑弥呼は1回の食事で約3990回噛んでいたと言われています。
一方で現代の1回の食事ではなんとその6分の1以下の620回しか噛めていないそうです!
健康な口の中を保つために、ご家族皆さんで1口30回噛むことを意識してみましょう♪
★よく噛むことのメリットについては「ひみこのはがいーぜ」でご紹介します
ひ:「肥満防止」よく噛むことで満腹中枢が刺激され、満腹感が得られます。
み:「味覚の発達」食べ物の味がよくわかるようになり、味覚が発達します。
こ:「言葉の発達」口周りの筋肉が発達し、表情豊かではっきりした発音になります。
の:「脳の発達」脳の血液が増えて活性化し、記憶力がアップします。
は:「歯の病気予防」よく噛むことで唾液がたくさん出て、虫歯や歯周病を予防することができます。
が:「がん予防」よく噛むことで唾液がたくさん出て、食べ物に含まれる発がん性物質や細菌を減少させます。
いー:「胃腸快調」消化液の分泌が促進され、食べ物の消化を助け、胃腸の負担を軽くします。
ぜ:「全力投球」全力で勉強したり、力一杯スポーツしたりするために必要な丈夫な歯になります。
そしてすぎもと歯科では「いい歯の日」のイベントで期間中にご来院された方にキシリトール100%をガムをプレゼントしています!!
甘味料にキシリトールを100%配合した歯科専用のガムなので虫歯の原因となる酸を作り出しません。
ぜひ日常生活にキシリトール100%のガムを取り入れて上手に噛む回数を増やしてみてはいかがでしょうか。
皆さんで「いい歯」を目指していきましょう✨
気圧と歯の痛みの関係性!
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
11月になり、ようやく過ごしやすい日々が訪れてきましたね。
しかし雨が連日続いているので、頭痛や関節痛に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこういった低気圧により人によっては歯の痛みに悩まされることもあります。
人の身体を含め、全ての物体には常に全方位から気圧の影響を受けています。
人の身体が気圧によって押しつぶれないのは気圧と同じ力で身体の内部から押し返し、押しつぶそうとする力を消しあっているからです。
高い山にポテトチップスの袋を持っていくと、パンパンに膨れる事をご存知の方も多いかと思います。
人の身体も同様に日々の気圧の変化に影響をうけます。
低気圧になると身体の中にある空洞や血管などの管などが膨らみます。 膨らんだ空洞や血管が神経などを圧迫しやすくなり、頭痛などの痛みを引き起こすようになります。
歯の内部にも血管や神経などが通っている空間があり、外の気圧が短時間で急に下がると調整が間に合わず、内部と外部で気圧の差がうまれ圧がかかり痛みを生じてしまいます。
けれど、誰にでも起こるものではありません。ではどういった方に起こりやすいのでしょうか。
1.むし歯がある
むし歯によって歯の表面に穴があいていると日頃は痛みがなくても、気圧が低くなることで痛みが出てしまう場合があります。
2.歯ぐきや歯の根っこの先に膿がたまっている
歯周病が進行し歯ぐきに膿が溜まったり、根の先に膿の袋ができていると、膿の部分が膨張し痛みを生じることもあります。
3.根の治療中の歯がある
神経の治療中の歯は気圧の低下により根っこの内部が膨張、まだ残っている神経を圧迫して痛みが出ることがあります。
むし歯や治療途中の歯がある方は、そのまま放置せず、痛くなる前に早めの受診をおすすめします。
もしむし歯がなくても、定期的に歯科検診をうけましょう。
むし歯の予防、早期発見、健康な歯を保ちましょう!
歯科栄養士養成セミナー実践編
皆さん、こんにちは!
江南市すぎもと歯科の歯科助手・管理栄養士の佐久間です♪
私は今、歯科医院で活躍する歯科栄養士を育成するスクールを受講させていただいています。
今回は、歯科栄養士養成スクールの『実践編』へと進んでいます。
そこで4回にわたるセミナーを受講させていただきますが、まずは最初の1回目が終了いたしました。
そこで学んだことは、患者様は主訴をもって医院に来院されるので、根本的な解決をしつつ、予防・健康増進に向き合うことがとても大切であるということです。
根本的な解決に至るために、お一人お一人の口腔内の状態を理解することが重要であると分かりました!
それぞれの患者様の口腔内の写真から読み取れることを衛生士さんやドクターからお聞きして、その患者様の口腔内が今どのような状態になっているのかを観察して、知っていきたいと思います。
そして、いずれ衛生士さんから患者様にお聞きした食事習慣を通して、口腔内から栄養状態(糖が多いことなど)を所見していき、皆さんの予防・健康増進のサポートをさせていただけるように努めていきます!
引き続き知識を深め、皆さんの栄養に関する相談の窓口となり、安心して通っていただけるように日々精進していきます!
あと3回も頑張ります!
むし歯のリスク3大ポイント!
江南市すぎもと歯科です。
すっかり秋の気配も濃くなり、日中と朝夕の
寒暖差に体調を崩しやすくなってます。体調管理に気をつけてお過ごしくださいね。
食欲の秋を楽しむために!
皆さん、こんにちは!
江南市すぎもと歯科の歯科助手・管理栄養士の佐久間です。
9月も終盤に入り、もうすぐ10月と秋の季節が始まりますね。
秋と言えば、多くの食材が旬を迎え、美味しい季節となります。夏の暑さが和らぐことで食欲が回復し、冬に向けて栄養を蓄えるために食欲が増しますので、食欲の秋だなと感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、食欲の秋だからとたくさん食べて、食べ過ぎてしまわないように注意が必要です。
食べ過ぎによって起こりえるリスクとして、消費されなかったエネルギーは脂肪として蓄えられてしまうので、内臓に過剰に蓄えられてしまうメタボリックシンドロームや糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の要因になってしまう可能性があります。
ですから、食べ過ぎを防止するために食欲をコントロールすることが大切です!
食欲をコントロールするためのポイントは2つあります
その食物繊維を多く含むものから食べることです。
お野菜に多く含まれる食物繊維がお腹の中をゆっくり移動し、水分を吸収して大きく膨らみ満足感が得られます。
また、ご飯などの主食に多く含まれる炭水化物から分解されたブドウ糖の吸収速度をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるため、糖尿予防・改善にもつながります。
そのため、食べる順番を「お野菜(副菜)」→「おかず(主菜)」→「ご飯(主食)」にするといいですね。
そのよく噛んでゆっくり食べることです。
よく噛むことで満腹中枢を刺激して、食欲抑制につながるだけでなく、素材の味を十分に味わうことができ、薄味でも満足感を得られるため、高血圧予防にもつながります。そのため、一口につき30回以上噛むことを意識してみてください。
皆さん、秋の食べ過ぎには注意していただき、食欲をコントロールして食欲の秋を健康にお過ごしいただけたらと思います。
朝食はなぜ大事!必要な栄養素
こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口栄士の戸谷です。
地震や台風が他の地域であり、備えよ常に!の心構えで備蓄している物を見直してみました。
期限がギリギリなものがあったりと、定期的に見直す必要があるなと感じました。皆さん、一度チェックし直したりされましたか?
話は変わりますが、前回、朝食抜きが引き起こす様々な健康リスクについてお話しさせて頂きました。
今回は朝食を食べると良い理由と必要な栄養素についてお話ししていきます。
⚫︎一日の必要な栄養素がとりやすい
色々な理由で朝食を摂らない方は少なくありません。1日3食という言葉がありますが、逆に食事回数を減らす減量法を提唱する人もいます。
しかしながら必要な栄養素を充分に摂取することはなかなか難しい状況ではあります。
バランス良く1日を通して必要な栄養素を摂取できるようにしましょう。
⚫︎『脳』や『内臓機能』など体全体が起きる
人はほぼ約24時間周期で体温やホルモン分泌などの体内環境が変化しています。
朝食は朝の光を浴びることなどと同様に約24時間の周期をリセットする役割を担っています。
そのため、朝は起床後1時間以内に朝食をとるのがよいといわれています。
そして、朝からよいパフォーマンスを発揮することができるだけでなく、夜は自然な眠りに誘うホルモンの分泌が促進され、良い睡眠をとることができます。
⚫︎体温を上げ、代謝を上げる
夜は活動量が低下するため、体温が低下します。
睡眠にはいると体温はさらに低下し、体の中で作られるエネルギーの量や代謝も同時にさがることになります。
起きたばかりは代謝が低下している状態のため、代謝を上げるために必要な糖質を食事で摂取しましょう。
毎日手をかけたバランスのいい朝食を用意できればいいのですが、なかなかそうはいかないものですよね。
では、朝に必要な栄養素は何でしょうか?
⚫︎炭水化物
エネルギー補給も朝食の重要な役割のひとつです。ごはんやパンなどの炭水化物に含まれる糖質はエネルギーの元となる大事な栄養素でもあります。
糖質が不足すると、フラフラすることからも分かるように、朝食を抜くと午前中の活動に支障が出ることもあるでしょう。
⚫︎たんぱく質
たんぱく質は熱をつくりだし、筋肉のもととなります。
たんぱく質が少ないと筋肉量が減り代謝が悪くなってしまいますので、毎食摂取することが大切です。
朝から魚や肉はきついという方は卵や乳製品、納豆がオススメです。
⚫︎ビタミンとミネラル
体内に取り込んだ栄養素をエネルギーにかえるには、ビタミンとミネラルが必要です。
野菜や果物からビタミン、ミネラルを摂取しましょう。
永久歯と乳歯の違い は何?
こんにちは 江南市すぎもと歯科です
暑い夏も朝晩は少しずつ秋の気配が近づいてきてましたが 9月になっても厳しい残暑がありそうですね...
今日は永久歯と乳歯についてです
大人の歯と子どもの歯という認識はあると思いますが、ではどこがどのように違うのかご存じですか?
よく噛むことはこんなに大事
こんにちは、栄養士の水野です!
すぎもと歯科では恒例のカムカムフェスタ『夏祭り」を8月6日、7日に開催致しました
その中で歯科栄養士として「噛むことの大切さ」についてお話させて頂きました😊
クイズ形式で、みんなと考えながら楽しく噛むことの大切さについて学ぶことができました◎
今回参加されなかった皆さんにも、夏祭りでお話した内容を紹介させていただきますので、是非ご覧ください。
皆さんも「よく噛んで食べましょう」という言葉を聞いたことがあると思います。食べ物を食べる時、たくさん噛むことでおいしく味わって食べることができます。
おいしい!と感じる心が食欲を生み、みなさんの体を作っています。普段からよく噛んで味わって食べるという習慣をつけることがとても大切です。
また、噛むことでただ体の内に食べ物を取り込むだけではなく色々な良いことがたくさん起こるんです!どんな良いことがあるのか……
それは、体に起こる8つの良い事の頭文字を組み合わせて「ひ・み・こ・の・は・が・いー・ぜ」と覚えることができます。
ひ【肥満予防】
よく噛んで食べることで食べ過ぎを防ぎ、太り過ぎを防ぐことができます。
み【味覚の発達】
白米を沢山噛むと甘さを感じることはありませんか?
良く噛むことで食べ物の味がよく分かるようになり、様々な味の違いを感じることができます。
こ【言葉の発音】
よく噛むことで口の周りの筋肉が発達し、表情が豊かになります。
また、口をしっかりと開けて話すことできれいな発音ができるようになります。
の【脳の発達】
よく噛むことで、筋肉が沢山動き、顔まわりの血管や神経が刺激され、脳への血流量が増し、活性化されます。
は【歯の病気の予防】
よく噛むことで唾が沢山でます。唾には食べ物のカスや細菌を洗い流す働きがあり、お口の中を清潔に保ってくれます。
よく噛んで唾を沢山出すことで、虫歯や歯周病などお口の中のトラブルを防ぐことができます。
が【ガンの予防】
唾に含まれる「酵素」と呼ばれる成分には、ガンの原因物質になる発ガン性物質の働きを抑える働きがあります。
しっかりと噛むことで怖い病気の予防にもつながります。
い【胃腸快調】
よく噛むことで体の中に食べ物を取り入れやすくなり、消化吸収をよくして胃腸の働きを活発にします。
ぜ【全力投球】
心も体も元気になり、力いっぱい遊びにも勉強にも集中できるようになります。
このように、噛む事はとても大切な役割をもっています。普段の食事から噛むことを意識することを心掛けてみてください🙆♀️
目安としては「一口30回」噛むことが理想とされています。
今まであんまり噛まずにご飯を食べていたな…と思った方は普段の食事からから今までよりも少しでも多く噛むことを意識してみましょう💡
よく噛むためには健康な歯が必要です🦷
毎日の歯磨きをしっかりと行い、定期検診にもちゃんと通って健康で丈夫な歯を守っていきましょう!
朝食抜きがひき起こす健康リスク!
こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口栄士の戸谷です。
猛暑の日々で皆さん夏バテしていませんか?
今日はお子さんだけでなく大人にも大切な朝食についてお話します。
朝はぎりぎりまだ寝ていて、朝食はとらずに出かけるという人が、特に若い世代に多くみられます。
実は朝食をぬくと様々な健康リスクが発生することがわかってきました。
今年3月、京都府立医大研究発表では、
週3回以上朝食抜き➡︎『2型糖尿病』発症リスク高くなる。【肥満でない人:1.36倍 肥満の人:1.26倍】
2022年福岡市の発表では、
週3回以上朝食抜き➡︎『要介護』発生リスクが、1.27倍も高くなることが分かってきました。
また高血圧や脂質異常症のリスクが上がることがわかっています。
特に血圧については朝食をぬくと、空腹によるストレスから朝の血圧が上昇しやすくなります。
高血圧が発症の要因となる病気に脳出血がありますが、早朝の血圧上昇が危険だと指摘されています。
国立がん研究センターによると、1週間あたりの朝食摂取回数が少ないと、脳卒中、なかでも脳出血のリスクが高くなるという研究結果があり、毎日朝食をとる人と比べて、食べない人のほうが朝の血圧が上がりやすいために、リスクが高くなるのではと考えられています。
朝食は毎日必ずとって、血圧の上昇を抑えましょう。
朝食をぬくと他にも身体への症状がでできます。
⚫︎精神的な面で悪影響が出やすい
「集中力が持続しない」「イライラする」など、メンタルの不調につながります。これは朝食を抜くことで脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足してしまうからです。ブドウ糖は体内に大量に蓄えておくことができないためにすぐに不足しやすくなります。
⚫︎睡眠に影響が出る
朝食を食べない人や食べる量が少ない人は、早寝・早起きが苦手な人が多い傾向があります。
体温は睡眠のサイクルと連動していて、日中の活動時間は高くなり、夜のリラックスタイムは低くなるというサイクルを繰り返しています。
朝食を抜くと、しっかりと活動ができない分、良質な睡眠を得るのが難しくなります。
⚫︎血糖値が高くなりやすい
朝食抜きの空腹状態から昼食を食べると、血糖値が一気に上がることになり、太りやすくなります。
体は空腹状態が続くと下がった血糖値を補うために過剰気味にエネルギーを欲するのです。
また昼食や夕食でのドカ食いにもつながります。
その結果血糖値が急に高くなり、糖を体脂肪として蓄えるために太りやすくなります。
そして、糖尿病患者さんが朝食を抜くと、たとえ昼食や夕食の炭水化物の量を減らしたとしても、血糖値の上昇を十分に抑えることは難しくなります。
このように朝食を抜くことで見えないところで身体に影響を与えていることがわかってきましたね。
まずは食べる習慣がなかった人は少しでも口に入れ、未来の健康な自分のために食べる習慣をつくってみてはいかがでしょうか?
手足口病の流行に注意!
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
毎日全国で猛暑というニュースや時折ゲリラ豪雨になったりと天気が安定しませんね。
変動する天気に身体が慣れず体調を崩されていませんか?
現在、熱中症の疑いで診察を受けた結果、コロナの陽性が判明する患者さんが増えているとききます。さらに、子どもを中心に流行する手足口病も急速に増加し警報レベルとなっています。
手足口病とは名前な通り手のひら、足の裏、口の中に小さな水ぶくれのできる病気ですが、
今流行しているものはウイルスが強く、膝の裏や肘、お尻にも赤いブツブツや水疱が見られ、まさに『手足口膝肘尻病』といわれるようになりました。
一般的な経過では、3〜5日の潜伏期をおいて、2〜3㎜の小さな水疱が現れ、口の中では粘膜や唇の内側、舌にも発疹がでます。
口の中の痛みが強くて食べ物が食べられなくなり脱水を起こす場合もあるため、水分不足にならないようにこまめに水分を補給することが最も重要です。
口の中の痛みに対しては、柔らかく薄味で刺激の少ない食べ物、飲み物をとるようにしましょう。
喉越しがよく冷たいものが摂りやすいので、冷めたスープや冷めたおじや、ゼリーやアイスクリームなど、食べられるものを摂ってくださいね。
また、手足口病にはワクチンがなく、特異的治療法もありませんので、感染しないよう予防に心がけることが大切です。
感染経路としては咳やくしゃみによる飛沫感染、ウイルスのついた手で触れた物品を介する接触感染などがあります。
感染予防対策としては、
・手洗いを励行すること。
コロナと違いアルコール消毒は効きづらいとされているため、アルコールでの手指消毒だけでは不十分です。
帰宅後や食事前、トイレの後などは石鹸で手を洗うようにしましょう。
手洗いをするときは、洗い残しが多い指先や指の間なども丁寧に洗い、しっかりと洗い流すことが大切です。
また便からもウイルスが排出されるため、おむつ交換後も忘れずに手を洗うようにしてください。
・感染者との密接な接触やタオル等の共用を避けましょう。
・マスクの着用も対策のひとつですが、熱中症などに気をつけて着用してくださいね。
・規則正しい生活を送る
バランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠など、規則正しい生活を送ると免疫力が高まり、感染予防につながります。
どれだけ感染対策をしていても集団生活を送っていたり、兄弟がいたりするとかかってしまうこともあるかと思います。
コロナも手足口病も飛沫感染が経路としてあげられますので、熱がなくても人にうつさないための行動をしていきましょう。
お口からの健康のために
こんにちは。江南市すぎもと歯科の歯科助手・栄養士の水野です!
全4回にわたる「歯科栄養士」になるための養成スクールが先月終了しました!
第3回では「カウンセリングの基礎」について学びました!
小さいお子さんに対する言葉のかけ方や何が必要かを親御さんに分かりやすく伝えるにはどうすれば良いかなど、歯科衛生士としての働き方について詳しく知ることができました。年齢に合わせた声のかけ方や喋り方など、これからの仕事で今まで以上に意識して皆様と接していきたいと思います(Ü)
第4回ではお口の中の状態と栄養の結び付きについて学びました!
皆さんは「オーラルフレイル」をご存知ですか?オーラルフレイルとは簡単に言うと噛む力の低下やお口の乾燥など、お口の機能が低下してしまう事です。
ただお口の機能が低下するだけでなく、ご飯を食べる事が出来なくなって低栄養に繋がり、将来的にサルコペニア・要介護のリスクが2倍になってしまいます🙀
お口の中のケアをしっかりと行い、自分の歯でご飯をしっかりと食べてより長く健康でいられるようにしましょう♪
長いようであっという間の2ヶ月間でしたがとても有意義な時間を頂くことができました。
もっと沢山歯科栄養士としての知識を増やしていき、皆様のお口の中のサポートができるようになりたいです♪♪
よろしくお願い致します!
ペットボトル症候群にも注意!
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の戸谷です。
暑い夏、近年増加の熱中症対策の予防の為にも十分な水分補給はとても重要なことですね。
前回のブログ、夏の飲み物の糖分量に注意!と関連し、今回は『ペットボトル症候群』について、歯科の観点もふまえてお伝えしたいと思います。
皆さんは『ペットボトル症候群』という言葉は聞いたことありますか?
脱水症候が起こらないようにと、スポーツドリンクやジュースや甘い炭酸飲料等を含むソフトドリンクを大量に飲んだりすることで起きる急性の糖尿病のことをいいます。
のどが渇いた際にソフトドリンクを飲むと、飲料の糖によって血糖値が上がり、またのどが渇き、また何か飲みたくなるのでソフトドリンクを飲む…を繰り返すことで悪循環を引き起こし高血糖症状が引き起こされます。
これにより、激しいのどの渇き、尿量の増加、倦怠感、イライラする、腹痛や嘔吐などの症状が現れ糖尿病と診断されていなくても突然発症することもあります。
そしてソフトドリンクばかり何回も飲んでいる状態は、おやつなど食べ物をちょこちょこ食べているのと同じで、むし歯になりやすいお口の環境をつくってしまっています。
ちょこちょこ食べをしていると、お口の環境が酸性に傾き、その酸によって溶け出し、唾液が歯を再石灰化する時間がとれず、むし歯になりやすい状態をつくるのです。
では、のどが渇いた時何を飲めば良いのでしょうか?
日常の水分補給は糖分が含まれない水かお茶をこまめに飲むのが良いでしょう。
お茶にカフェインが含まれていると利尿作用で水分が体外に出されてしまうので、麦茶などが理想的です。
しかしここで注意が必要なことがあります
それは直接口をつけて飲むと菌が入り込みます。
炎天下の車や室内に放置したものは時間とともに腐敗していくので、また飲むことはしないようにしましょう
出典https://news.livedoor.com/article/detail/22393355/
繁殖しやすいのは気温30℃前後といわれているため、特にご注意ください!
直接口をつけないでコップなどに移したり、早めに飲み切るようにし、車中や持ち歩きの時には注意が必要ですね。
上手に水分補給をし暑い夏を乗り切りましょう!
夏☆飲み物の糖分量に注意!
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の森です!!
日差しが強く気温の高い日が続いていますね。テレビなどでも熱中症予防のために水分補給を!と呼びかけられています。
水分補給が大事なこの時期だからこそ、飲み物が歯に与える影響を知ることはとても大切です。
毎年すぎもと歯科では、飲み物に入っている砂糖の量を待合室に掲示しています。
皆さん飲み物に含まれる砂糖の量を改めて見ると、とてもびっくりされて興味関心を持って下さっています!!
糖質の摂りすぎによる高血糖状態が続くと、虫歯だけではなく、歯を支えている周りの組織を弱くし歯周病を発生させる要因になる可能性があるとも言われています。
代表的なものは糖尿病です。
歯周病と糖尿病はお互いに悪い影響を及ぼします。
糖尿病をお持ちの方では歯周病が悪化しやすく、歯周病があると糖尿病の血糖コントロールが難しくなることがわかっています。
「世界保険機構(WHO)では成人の1日あたりの砂糖摂取量は25g程度までが望ましい」と発表しています。
それを踏まえて改めて考えみると、ジュースに含まれる砂糖の量にはとても驚かされますね。
ただ、スポーツドリンクも多くの砂糖が入ってはいますが、熱中症や発熱等の緊急時にはとても重要なものになります。
日常的ににスポーツドリンクを飲むのではなく、普段はお水やお茶で水分補給を行い、スポーツドリンクは必要な時に飲むという習慣にされると良いですね。
砂糖の入った飲みものやジュースを飲んだあとはうがいをしたり、キシリトール100%のガムを噛んで唾液の分泌を促すと良いのでご参考になさって下さい。
上手に水分補給をして暑い夏を元気に乗り切りましょう!!
〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290
院長 : 杉本 英之
初めての方、急患は予約外でも受けていますが
歯科医師・スタッフの都合もありますので必ず
お電話の上ご来院ください
時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 9:00~12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / |
午後 | 3:00~6:30 | ● | ● | ● | / | ● | ▲ | / |
/休診日 木曜・日曜・祝日
▲土曜日の午後は2:00~4:30