口腔機能低下症改善のために
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手・歯科栄養士の佐久間です♪
少し前に口腔機能低下症の原因や検査・診断方法などを詳しくお伝えしました。
今回は、口腔機能の向上の為にぜひ行っていただきたいトレーニングやポイントをいくつかご紹介していきます!
舌ブラシ清掃 ( 数日に1回・1回あたり10〜20秒 )
●鏡の前で舌を出し、軽い力でゆっくりと前に引き出すように数回ブラッシングをします。
●その際に、強くこすらないように注意してください。また、過度な清掃は舌を傷つけてしまうので数日に1回で十分です!多くても1日1回までにしましょう。
●ブラッシング後にはブラシをよく洗い、通気性の良い所で乾燥させてください。
⇒改善項目:お口の中の衛生状態
*口臭の改善や誤嚥性肺炎の予防が期待できます。
スプーンプレス( 朝夕の計2回・1回あたり40秒 )
●舌の先端部分を鍛える:スプーンのすくう側の面を歯茎を優しく磨くと聞いてくらいの力で舌の先端に10秒間押し当てます。
●舌の奥を鍛える:スプーンの反対側の面を歯茎を優しく磨くくらいの力で舌の奥に10秒間押し当てます。
そして上記を2周繰り返しましょう!
⇒改善項目:舌の力・飲み込む能力
*舌や頬を噛みにくくなり、スムーズに食事ができるようになります。
さて先日、実際に口腔機能低下症の検査を行った方から、「検査を受けて良かった」と嬉しいお声掛けがありました☺️
少しでもお口の機能に低下を感じる方・疑わしいなと思われる方は機器等を使用し検査を行い、口腔機能低下症の診断・指導・管理を実施しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
次回もお口の機能回復・維持に必要なトレーニングをお伝えしますので楽しみにお待ちください!
8月18日は「糸ようじの日」
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です!
以前8月に歯科に関わる日が多いことをお伝えしましたが
⭐︎8月1日 歯が命の日
⭐︎8月8日 歯並びの日
⭐︎8月18日 糸ようじの日
⭐︎8月21日 白い歯の日
⭐︎8月24日 ハブラシの日 とあります。
その中から「8月18日糸ようじの日」にちなみフロスの使用についてお伝えしたいと思います。
皆さんはちなみに歯間部清掃は行っていますか?
6年に一度行われる調査の平成28年度の結果では デンタルフロスや歯間ブラシを使っている人は30.6%といったところで、男女年代別で5割を超えて行っていたのがなんと40〜70代の女性だけでした。
しかし、令和6年度の調査では、全体の割合は63.4%とかなり使用率が高まっていました。
男性の方でも35〜70代で5割近くまでになっており、女性では20〜84歳までの年代で5割を超えていました。
お子さんでは仕上げ磨きに毎日関わる年齢までは5割近く使用されていましたが、だんだんと手が少しずつ離れるにつれて使用率が低下していました。
できればフロスの習慣を継続させていきたいものですね。
患者さんからよく頂く質問のひとつが
:『ハブラシとフロスどちらが先が良い?』です!
An: 理想的な順番はフロスが先でハブラシが後です!
フロスを先に行い歯と歯の間のプラークを取り除いてからハブラシをするのが良いとなります。
その理由として、歯磨剤に含まれるフッ素が関係しています。 ハブラシはプラークを取り除くという役目のほかに歯磨剤に含まれるフッ素を隅々まで行き渡らせるという目的もあります。
歯磨剤に含まれるフッ素は歯の質を強化し、むし歯への抵抗力を高めてくれます。
このフッ素をできるだけ隅々まで届けたい、だからこそ先にフロスを使用しプラークを取り除くことで、フッ素を隣接面まで届きやすくしてくれます。
★理想の順番としておススメは!
フロス→
歯磨き粉なしで歯磨き→
しっかりうがい(浮かせた汚れを吐き出す)→
フッ素入り歯磨き粉を使用して再度磨く→
うがいはしないか、またはお猪口一杯分の少量の水で軽くゆすぐ(フッ素成分を口腔内に残すためです)
順番を変えるだけで少しでもむし歯の予防効果が高まるのであれば、ぜひこの順番を試してみませんか!
「夏まつり★2025」歯科栄養士の話
こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科栄養士の水野です!
すぎもと歯科では恒例の『カムカムクラブ夏祭り』を開催致しました☀️
その中で歯科栄養士として「食事の正しい方法・噛むことの大切さ」についてお話させて頂きました!
みんなと考えながら楽しく噛むことの大切さについて学ぶことができました
今回参加されなかった皆さんにも、夏祭りでお話した内容を紹介させていただきますので、是非ご覧ください。
1つ目は正しい食事の姿勢です。
あごを引いて、背筋をピンと伸ばして床にしっかりと足をつけて座ります。
その時、体と机はこぶし一個分くらい空けるのが正しい姿勢です!自分が普段どんな姿勢でご飯を食べているか見直してみましょう!
次は噛むことの大切さについてです。
皆さんも「よく噛んで食べましょう」という言葉を聞いたことがあると思います。
食べ物を食べる時、たくさん噛むことでおいしく味わって食べることができます。
おいしい!と感じる心が食欲を生み、みなさんの体を作っています。普段からよく噛んで味わって食べるという習慣をつけることが必要です。
ご飯を噛まずに食べるとどうなってしまうのか…
ご飯を噛まずに食べるとどんどん「噛む力」が弱くなってしまいます。
噛む力が弱くなってしまうと硬いものが噛み切れなくなってしまい「これ食べたくない!」と好き嫌いが増えてしまったりつばの量が減ってしまいます。
つばの量が減ってしまうと歯に着いた汚れを流すことが出来なくなってしまい虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
そしてそのまま放置してしまうと歯が無くなってしまいまた噛めなくなってしまう・・・という負のループが起きてしまいます
しかし、ご飯をしっかりとかんで食べることで
「噛む力」が付き、硬いものも食べられるようになります!
また、噛むことでつばも沢山でるので歯の汚れを流すこともできるため、虫歯や歯周病になりにくくなります
そうすることで健康な歯を維持することができます✨
噛む回数の目安としては「一口30回」噛むことが理想とされています。
今まであんまり噛まずにご飯を食べていたな…と思った方は普段の食事からから今までよりも少しでも多く噛むことを意識してみましょう
よく噛むためには健康な歯が必要です🦷
噛んで噛む力を付けることはとても大切ですが、毎日の歯磨きをしっかりと行い、定期検診にもちゃんと通って健康で丈夫な歯を守っていきましょう!
8月1日は「歯が命の日」!
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
8月1日は『歯が命の日』!
「歯(8)が命(1)」と読む語呂合わせから健康的で美しい歯の大切さを改めて考える日として制定されました。
歯磨剤のCMキャッチコピー「芸能人は歯が命」にちなんだものです。

歯を1本でも失うと健康や生活の質に影響を及ぼします。

飲み物の糖分量に注意!
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科、歯科栄養士・歯科助手の佐久間です♪
いよいよ暑い日が始まりました。日中の暑さで喉が渇いて冷たいジュースを一気に飲み干したくなるときはないでしょうか? 1本飲んで、また1本‥と飲む方は要注意です!!
✅ 糖分の過剰摂取は虫歯や肥満の原因 ✅
私たちが口にするジュース、いわゆる”清涼飲料水”の中に溶けている糖は、ご飯やパンに含まれる炭水化物の仲間です。
炭水化物は人間の活動に重要なエネルギー源で、必要不可欠な栄養素ですが、あまりにも摂り過ぎてしまうと虫歯や肥満の原因にも繋がります。
そして過剰摂取にならないよう注意が必要です。
✅ 清涼飲料水にどれだけの糖分が含まれているのか ✅
・コーラ(500ml)→砂糖56.5g(スティックシュガー約20本分)
・カルピス(500ml)→砂糖55.5g (スティックシュガー約18本分)
・ファンタ(500ml)→砂糖57.5g (スティックシュガー約19本分)
・ポカリスエット(500ml)→砂糖31g (スティックシュガー約10本分)
・カフェラテ(250ml)→砂糖19.4g (スティックシュガー約6本分)
お砂糖の1日の摂取量は小児で15~20g、成人で25gくらいと言われています。
ということは・・・ペットボトル1本を飲んでしまうと1日の砂糖の摂取量をかなり超えてしまいます。
✅ 普段からの意識が大切です ✅
お子さんの飲み過ぎないように1回量を抑えるために工夫することができます!
⇒ペットボトルや缶のまま渡さず、コップに移して渡します。
⇒細長いコップに入れ、ジュースの高さが高くなった分、量も増えてると錯覚します。
⇒氷を加えてジュースの量を減らしつつ冷たく美味しく飲めます。
大人の方には缶コーヒーが特に要注意です。なるべく微糖か無糖を選びましょう。
飲料を選ぶときは栄養成分表示を見て、砂糖の量を気にしてみてくださいね。
特に虫歯になりやすい方、歯磨き頑張っているのに虫歯になる方は、ご自分の習慣で飲んでいる飲料を確認していただくといいかもしれません。
そして、体の健康を考え水分補給にはジュースではなくお茶や水をおススメいたします!
しかし、運動やスポーツをされた方にはお茶や水では脱水症状を起こしてしまうので、その際にはスポーツ飲料水を飲むことを推奨します。
さて最後になりましたが、待合室には”ジュースに含まれる砂糖の量”を可視化したものを掲示してありますので、ぜひご覧ください。
歯と口の健康週間クイズ*回答・解説
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の森です!
すぎもと歯科では6月2日から10日まで『歯と口の健康週間』イベントを開催し、来院された皆さんにお口の健康に関するクイズに挑戦して頂きました。
今回のブログでは問題と解答・解説についてお話しをします。
ブログをご覧頂いている方もぜひ問題に挑戦してみてから解説をご覧下さいネ!
==【問 題】===⭕️❌でお答え下さい。
1歯周病やむし歯予防のためには 歯ぐきを力強くしっかりと磨くことが大事だ
2弥生時代に比べ 現代の噛む回数は 6分の1以下に減ってきている
3心身の老化を防ぎ 健康で長生きするために よく噛むことや舌を鍛えることが大切だ
4歯周病は糖尿病とは深い関わりがあるが、心筋梗塞などとは関係ない
5歯並びは遺伝だけが原因ではなく、口呼吸や舌のクセ.姿勢.食べ方によっても悪くなる
==【解答・解説】========
歯周病やむし歯予防のためには歯ぐきを力強くしっかりと磨くことが大事だ →❌
歯だけではなく歯ぐきも磨くことは大切ですが、力の入れ過ぎは歯ぐきが下がったり、しみたりする原因になります。
歯ブラシは鉛筆もちにすると軽く小きざみに動かしやすくなります。
一本ずつ丁寧に磨いていきましょう!
弥生時代に比べ現代の噛む回数は6分の1以下に減ってきている →⭕️
弥生時代は1回の食事で噛む回数は3900回、鎌倉時代は2650回、現代は約600回にまで減っています!
よく噛むことは全身の健康のためにとても大切な事です。
1口30回噛むように心がけましょう!
心身の老化を防ぎ健康で長生きするためには よく噛むことや舌を鍛えることが大切だ →⭕️
老化は口から始まります!子供の時から「食べる・話す・呼吸する・表情を作る」などの正しい口の機能を育てておくことの重要性が叫ばれて」などの
特に舌の衰えは老後の健康に大きな影響を与えます。
1日1回はあいうべ体操などのトレーニングを!
歯周病は糖尿病とは深い関わりがあるが、心筋梗塞などとは関係ない →❌
歯周病はあらゆる病気と関係があります。
歯周病による慢性的な炎症は心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患のリスクも高めます!
常日頃から定期健診でお口の健康を維持することが重要です!
歯並びは遺伝だけが原因ではなく、口呼吸や舌のクセ、姿勢、食べ方によっても悪くなる→⭕️
口呼吸の方が増えています!
特にお子さんは常に口が開いていることで舌が下がり顎の発育を妨げるほか、様々な病気の原因となります。
乳児の時からの正しい口腔習慣の観察・改善が良い歯並びには大切です。
お子さんの食べ方、姿勢、癖など気になれば早めにお連れください!
さて、皆さんは何問正解できましたか?
それぞれの問題の正解率は以下の通りでした。
Q 1→83.1%・Q2→90.9%・Q3→96.7%
・Q4→90.6%・Q5→98.0%
そして全問正解率は71.0%という結果でした
今年も歯と口の健康週間イベントを通して、皆さんがお口の健康について、更に関心を持って頂ける良いきっかけになったら嬉しいなと思います✨
またご質問等ございましたら、いつでも歯科衛生士にお声かけ下さいね♪
全問正解者へのW賞の発表は20日「すぎもと歯科の日記」で行います!お楽しみに・・
尚、お子さん向けの問題・解答・解説はこちらをご覧ください
口腔機能低下症の診断方法とは?
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手・歯科栄養士の佐久間です♪
前回は、口腔機能低下症の原因や予防と対策についてお伝えいたしました。
では今日は「口腔機能低下症の診断方法」についてお話をしていきます。
口腔機能低下症の症状は多岐にわたりトータルにとらえる必要があるため、7つの項目によって検査を行います。
どれも簡単な検査です!どのようなことをするのかご紹介いたします。
口腔衛生状態不良:お口の中の衛生状態を視診
⇒「舌苔」とよばれる、舌の表面からはがれた垢の付いている付着度を評価します。
口腔乾燥:お口の中がどれくらい乾燥しているのかを検査
⇒口腔水分計で湿り気を測り、唾液の量を測定します。
咬合力低下:噛む力やバランスを視診
⇒今現在残っている歯の数(残存歯数)や噛み合わせを確認します。
舌口唇運動機能低下:舌や唇、お口周りの筋力や運動機能をみる検査
⇒パ・タ・カの音を発音し、1秒あたり何回言えたかを測定します。
低舌圧:舌を押し上げる力がどのくらいあるかを検査
⇒舌圧計で舌と上あごとの間に作られる圧力(舌圧)を測定します。
咀嚼機能低下:食べ物を噛み砕く力を判断する検査
⇒検査用グミを噛み、上手に噛めているかを調べます。
嚥下機能低下:物を飲み込む力を判断する検査
⇒うまく食べ物を飲み込めるのか、飲み込みに時間がかかっていないかなど飲み込みに関するアンケートに答えていただきます。
これら7つの項目のうち3つ以上に問題がある場合、、口腔機能が低下している状態となり、「口腔機能低下症」と診断することができます。
症状のある方は勿論ですが、症状のない方でも50歳を過ぎましたら定期的な検査をして早めの発見・ケアをお薦めいたします。
少しでもお口の環境に不安がある方はぜひご相談下さい。
いつまでも食べる楽しみのある笑顔が続く健康寿命の為に、機能低下の改善をサポートいたします🌸
知ってビックリ!唾液パワー
唾液の出が悪くなってご飯が食べにくくなった!
口が乾きやすい!
などの症状のある方は、衛生士にお気軽にご相談下さい!
5月31日は「世界禁煙デー」
皆さん、こんにちは。
気温が高くなりジメジメする日が増えてきたかと思えば、涼しい日があったりと皆さん体調崩されないようにしてくださいね。


2020年には受動喫煙を防止する為の対策が強化されました。
2019年の調査で習慣的に喫煙している者の割合は16.7%であり、この10年間で減少しており少ないように感じますが、成人の6人に1人は喫煙習慣があるということです。
ご存知のことではありますが、喫煙で得られるメリットは『なし』です!

●肺がん、口腔がん、食道がんなどのリスクが上がる
⚫︎狭心症、心筋梗塞、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患など、さまざまな病気の原因になる
⚫︎脳が萎縮するため認知症の悪化やそれに近い症状を起こす
⚫︎受動喫煙により喫煙者と同等以上の健康被害を他者に与える
⚫︎不妊の原因になるだけでなく、流産・早産、胎児への障害の原因となる
⚫︎全身が酸素不足の状態になる為、体力・持久力・集中力が低下する
⚫︎肌のしわが増え、血色が悪くなる
⚫︎歯にヤニが着色するだけでなく歯周病を著しく悪化させ歯を失うリスクが上がる
⚫︎ニコチン依存者により精神が不安定になる
・・・・・挙げ出したらキリがありません。
口腔機能低下症を進行させないために
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手、歯科栄養士の佐久間です♪
前回は「口腔機能低下症にはどんな症状があるのか」についてお伝えいたしました。
でも「ただ口の中が乾きやすくなっただけでしょ」とか「滑舌が前に比べて少し悪くなっただけ」とそんな風に思われていませんか??
お口の機能が低下することに対して、決して軽く見てはいけません。そのままにしておくと食べることの楽しさだけでなく外出することさえも楽しくなくなり、人との交流が少なくなってしまう可能性があります。
そこで今日は少しでも皆さんに重要さを知って頂く為に「どんな原因で口腔機能低下症は進行してしまうのか?& その予防と対策とは?」というテーマでお話をしていきます!
どんなことが原因になるんだろう?⭐︎
まず1番の原因は加齢です。
加齢つまり年齢を重ねるにつれて、、口の中の「感覚」や「咀嚼」「飲み込み」「唾液の分泌」「お口の筋力」などが徐々に低下していき、その積み重ねによって 口腔機能低下症が起きてしまいます。
加齢だけでなく
●日頃の歯磨きなどのケアが行き届かないが故に口の中の環境が悪くなること
●口腔機能低下症を進行させないために!歯周病やむし歯で歯を失うこと
●歯並びや悪い噛み合わせによっても将来的な口腔機能低下症を招くこともあります。それだけでなく糖尿病や神経疾患などの病気によってもお口の機能は低下しやすくなります。
つまり口腔機能低下症はさまざまな要因が複合的に影響しており、お口の健康だけでなく全身の健康や生活の質にも大きな影響を及ぼしてしまうのです。
口腔機能低下症の予防と対策 ⭐︎
1. 定期的な口腔ケア
→毎日の丁寧な歯磨きをすることや歯科医院での定期的な検診を受けてお口の中の清潔さを保ち、お口の健康を維持することが大切です。
2. バランスの良い食事でしっかり噛む
→たんぱく質を多く含むお肉や魚、卵など積極的に摂取して、筋力が低下し噛む力や飲み込む力を衰えさせないようにします。また硬いものを食べやすいように調理して栄養の偏りを防ぎ、バランスの良い食事を心掛けます。
3. 口腔体操の実施
→ 口の周りの筋肉を鍛えるための簡単な体操を日常的に行う。例えば、あいうべ体操や口を大きく開けたり閉じたりする運動、舌を上下左右に動かすことなどはいかがでしょうか?また、たくさんおしゃべりをして楽しく過ごすこともお口周りの筋肉を鍛えることができます。
なのでお口の機能を低下させないためには普段の日常生活からのケアがとっても重要になっています!
次は「口腔機能低下症の診断方法」についてお話していきますので楽しみにお待ちください。
口腔機能低下症って何?
皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手、歯科栄養士の佐久間です♪
皆さんは「口腔機能低下症」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?まだあまりなじみがないかもしれません。
しかし、「この頃ちょっと食べ物が飲み込みにくくなった」
「口の中が乾きやすくなった」といった風に感じることはありませんか?
そういった症状がまさに「口腔機能低下症」に含まれ、その言葉の意味通り「お口の機能が低下する」という状態になっているかもしれません。
そこで口腔機能低下症について少しずつ分けて丁寧にお伝えしていきます。
まず今日は「口腔機能低下症って何だろう?」というテーマでお伝えしていきます!
⭐︎まずは口腔機能とは?どんな役割があるの?⭐︎
食べる(咀嚼・嚥下)
話す(発声・構音)
呼吸する
表情をつくる
口腔機能つまりお口の機能には様々な機能があり、とても重要な役目を持っています。
⭐︎口腔機能低下症とは?どんな症状?⭐︎
口腔機能低下症とは別名オーラルフレイルと呼ばれており、お口の機能が低下した状態で栄養の偏りやエネルギーの不足により全身の健康に悪影響を及ぼします。そして、症状は様々なものがあり以下に挙げられます。
★例えば以前と比べて・・・
・食べ物が噛みづらい
・硬いものが食べにくい
・食事の時間が長くなってきた
→ 咀嚼能力の低下
固い食べ物を噛み砕くのが難しくなり、食事の楽しみが減ります。また無意識に食べれない食材が増えてしまい、栄養の偏りに繋がります。
・食べ物が口に残るようになってきた
・食事の時、むせやすくなった
・薬を飲みにくくなってきた
→ 嚥下機能の低下
飲み込みが難しくなるため、食べ物や飲み物が誤って気管に入る(誤嚥する)ことがあります。
・口の中が乾くようになった
→ 口腔乾燥(ドライマウス)
唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥することで口臭や虫歯のリスクが高まります。
・滑舌が悪くなってきた
→ 発音の問題
言葉がはっきりしなくなり、コミュニケーションが難しくなることがあります。
口腔機能低下症とはどんな症状をいうのか、についてお伝えいたしました。
次は「どんな原因で口腔機能低下症が進行するのか?」についてお話していきますので,是非またご覧ください。
〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290
院長 : 杉本 英之
初めての方、急患は予約外でも受けていますが
歯科医師・スタッフの都合もありますので必ず
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時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 9:00~12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / |
午後 | 3:00~6:30 | ● | ● | ● | / | ● | ▲ | / |
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▲土曜日の午後は2:00~4:30