救急対応★AEDの使用法

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
今回ミーティングの時間で『救急対応』について確認していきました。
すぎもと歯科ではAED酸素マスク及び酸素ボンベ血圧計やパルスオキシメーターなど緊急時に初期対応を行うための医療機器を常備しています。

AEDといえば駅や公共機関に設置しているのを見たことがあると思いますが、歯科医院におけるAEDについて皆さんにも知ってもらえればと思います。

そもそも必要?と疑問に感じられている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら歯科治療中にAEDが必要になることはごく稀ですが、ゼロではありません。

たとえば、麻酔をした際アナフィラキシーショックを起こしたり、いつもは問題なく行なっている処置であっても不安や痛みによる極度の緊張状態が続いたり、体調を崩している場合には予想をしていないような急激な体調不良を引き起こすことがあります。

『令和4年版救急救助の現状』によると心肺蘇生を実施しなかった場合の1ヶ月後の傷病者の生存率は7%にだったのに対し、一般市民がAEDで除細動を実施した傷病者の1ヶ月後の生存率は49.3%で、このことからもAEDによって今後の生命に大きな影響を与えるといって過言ではありません。

またアナフィラキシーショックを絶対に起こさないということは難しいことで、なぜなら様々な薬剤や材料がアレルゲンとなるためです。
アレルゲンが特定されていれば、使用しなければ起きませんが、自分で把握している方は少ないように思います。
局所麻酔薬やグローブに含まれるラテックス、抗生剤や鎮痛剤などの薬剤もアレルゲンとなります。
問診表記入の際にアレルギーについての欄がありますので活用していただくほか、アレルギーが判明した際、その都度伝えて頂けるとすぐ対応できますので、ご協力よろしくお願いします。

なにも起こらないことが一番ではありますが、何があってからでは遅いので、もしものために速やかに対応できるよう環境や大勢を引き続き整えていきます。

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!