口腔内に症状が出る感染症

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の戸谷です。
コロナが5類に引き下げられて1ヶ月が経ち、ヘルパンギーナや溶連菌、今もなおインフルエンザなど感染症が流行しています。
そんな流行している感染症ですが、お口の中にも症状がでるものがありますので特徴をお知らせします。

《ヘルパンギーナ
・ウイルス性の感染症
・5歳以下のお子さんが罹患することが多い
・38度以上の高熱
・喉・鼻の炎症や咳
・下痢
・口の中(のど)に水ぶくれのような発疹
手足口病とは違い発疹は口の中だけにできます。
大人が感染すると脳炎など重症化しやすいので、ウイルスのついた手で触れた物品を介する接触感染や咳やくしゃみによる飛沫感染に気をつけましょう。

《溶連菌》
・細菌が引き起こす感染症
・5歳から15歳、特に小学生低学年に多い
・喉の痛みや腫れ、咳
・発熱などの風邪に似た症状
・赤く小さな発疹が首、胸、手首、足首などに出て全身に広がる
・発疹には痒みを伴う
・舌に赤く小さな発疹ができる(イチゴ舌)
こちらも手洗いやうがいを心がけて感染に気をつけましょう。

どちらものどに痛みを伴い、特にヘルパンギーナの場合水膨れが口を動かすことによりつぶれ、つぶれた後にできる潰瘍には非常に強い痛みが出てしまいます。
罹患する年齢が低いと言葉で訴えることが難しいので日頃の様子との違いに気を配ってあげましょう。
そして、食欲不振に陥りやすいので、食べられるもの、喉に優しいものを与えてあげましょう。
●喉越しのよいおやつ
●おかゆやうどん等
●豆腐や煮込み野菜スープ等
が良いといわれ、
✖︎熱すぎ、冷たすぎるもの
✖︎辛いもの
✖︎酸っぱいもの(喉の炎症にしみるもの)等は避けてあげましょう。
また脱水症状にもなりやすくなるため、こまめに水分補給もさせてあげるようにしましょう。

これから手足口病なども流行る時期になります。マスクで完全防備していた生活が終わりを迎えた今、引き続き手洗い・うがいをし感染しないよう、また感染を広げないよう注意しましょう!

この記事を書いた人

すぎもと歯科・歯科衛生士

愛知県江南市・すぎもと歯科で働く歯科衛生士・スタッフが交代でブログを執筆しています。歯やお口の健康に役立つ情報や、子育て中の保護者の方を応援する記事を発信していますので、ぜひご覧ください!