こんにちは 江南市すぎもと歯科・杉本です。
東海地方もついに梅雨入りとのことですね
お洗濯物が乾かない・ジメジメするなど何かとマイナスイメージのこの時期ですが、雨に濡れた木々の緑が鮮やかです
しかし蒸し暑さを増すこれから夏に向けては、小さいお子さんの感染症には特に注意が必要になってきます。
今日は 夏場に流行する夏風邪のひとつとして知られる手足口病についてお話します。
発症するのは一般的に5歳以下の幼児に多く、保育園など幼児が集まる場所で集団感染することがあります。
症状としては
最初に出る症状は口の中の痛みです、そして病名通り、手・足・口に米粒くらいの水疱性の発疹ができます。
小さいお子さんの場合は、ひじ・ひざ・おしりなどにもできることがあるようです。
発疹は水疱状ですが、やがて破れて潰瘍になり痛がゆくなってきます。
特にお口の中にできると、痛みで食事が摂りづらくなったり、脱水症状を起こしやすくなります。
原因は
複数のウイルスの感染によるもので、一度かかったら大丈夫、という病気ではありません。
感染経路は、風邪と同じように鼻汁・唾液などから感染します。また、便からも感染しますので、お子さんの手をよく洗うことも大切です
お母様は気をつけてあげてください。
治療
お口の中にできものができますので、口内炎と思って歯科医院に来院される方が時々いらっしゃいますが、小児科を必ず受診してください。
潜伏期間はウイルス感染から3~5日程度で、多くは自然に治りますが、まれに髄膜炎、脳炎などの中枢神経系合併症を起こすこともあるため、初期症状を見逃さないことが大切です
お口の痛みのために食事がとれない場合は脱水症状を起こしやすくなりますので、刺激が少なくのどごしの良い食事内容にし、また水分補給を十分に行うよう気をつけてあげて下さい