託児ルームのブログ

赤ちゃん歯科『もぐもぐくらぶ』ブログ もぐもぐ日記

乳歯の働きと離乳食

こんにちは、江南市すぎもと歯科・管理栄養士の道家です。
蒸し暑い日が続いていますね、食中毒の発生しやすい時期です。
手洗いなどはもちろん、食材の管理にも気をつけて過ごしましょう。

さて、赤ちゃんも生後6ヶ月頃になると、かわいい歯が顔を出し始めます。笑顔がいっそう愛らしくなる時期ですね。

乳歯も生えてくる順番があります。
*生後6~8ヶ月 A下の前歯(2本)
*生後9~10ヶ月 A上の前歯(2本)
*生後11ヶ月~1歳頃 
     B 上下の歯が2本ずつ増え8本に
*1歳2ヶ月~1歳6ヶ月 
     D 奥歯 (第一乳臼歯)
*1歳9ヶ月~2歳頃 C 犬歯
*2歳6ヶ月頃 E 奥歯(第二乳臼歯)

個人差もありますが、赤ちゃんの歯は一般に6~8ヶ月頃 下の前歯から生え始め、奥歯が生えるにしたがって徐々に噛む機能も発達していきます。
「切歯」・・前歯で、食べ物をかじり 切りとります。
臼歯
・・臼(うす)の形をした奥歯で穀類をすりつぶします。
「犬歯」・・糸切り歯、動物の牙にあたり肉をちぎります。
というように、1本1本の歯にはそれぞれの役割りがあります。

ポイントは「○ヶ月になったからこんな食べ物を与える」のではなく「この歯が生えてきたからこんな食べ物を与える」という食事方法です。
子どもが食べきれる量と歯の生え方をよく観察しながら「歯の成長に合わせた食材選び」をする必要があります。
噛み切れなかったり口内に残るものは嫌がり、好き嫌いの原因になってしまうこともありますので注意しましょう。

離乳期から幼児期前期の子どもが苦手な食材をあげてみました》
・ぺらぺらしたもの・・・ レタス、わかめ
・皮が口に残るもの・・・ 豆、トマト
・かたすぎるもの・・・かたまり肉
・弾力のあるもの・・・こんにゃく、かまぼこ、きのこ
・口の中でまとまらないもの・・・ブロッコリー、ひき肉
・唾液を吸うもの・・・パン、ゆで卵、さつまいも
・においの強いもの・・・にら、しいたけ
・誤飲しやすいもの・・・こんにゃくゼリー、もち

こうしたものは歯の成長に合わせながら、徐々に取り入れていくようにするといいですね。
幼児期の食事は一緒に食べる大人の食生活によって大きく変わります。

この時期は規則正しい食生活リズム、栄養バランス、食後の歯磨きを含めた生活習慣を、一番近い存在である親や家族がお手本となり、子どもに「食の興味」を五感で体験させてあげましょう!

 

 

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