こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の荒木(杏)です。
年が明けたと思ったらもう1月も折り返し。早いものですね。
いきなりですが皆さん、1月17日は何が起こった日か覚えていらっしゃいますか?
そう、阪神・淡路大震災が発生した日です。今年で24年となります。まだ私は生まれていませんでしたが、実家のある大阪もとても大きな揺れで、家の中がぐちゃぐちゃになったと母から聞いたことがあります。
6434人が亡くなり、負傷者は4万人以上、約64万棟の住宅が全半壊するなど甚大な被害をもたらしました。
災害での死因は直接死、関連死の二つに分けられますが、今回は「関連死」についてお話していきます。
関連死とは地震の直接の被害ではなく、その後の避難生活での体調悪化や過労など、間接的な死因をさします。
阪神・淡路大震災の関連死の死因の割合で1番大きいのは肺炎でした。
関連死全体の約24%を占め、人数にして223人です。
(右表は阪神・淡路大震災 関連死因別割合2004年5月14日神戸新聞記事より)
災害時は断水している場合もありますし、充分にお口のケアができないことに加え、心も体も疲労が重なったり安心して睡眠が取れなかったり満足に食事ができなかったりして免疫力も落ち、肺炎になるリスクが非常に高まります。
お口のケアが充分にできていさえすれば、関連死全体の約25%、223人の方の命が救われていたかもしれないのです。
地震大国である日本は、いつどこで大きな地震が発生するか分かりません。
ご自宅に防災グッズを用意されている方もいらっしゃるかもしれません。
その中にぜひ、歯ブラシや歯間ブラシ、液体ハミガキや洗口剤、入れ歯をつけていらっしゃる方は入れ歯用のウェットティッシュなどお口のケア用品を忘れず加えてください!!
液体ハミガキや口腔ケア用ウェットティッシュは、水を使わずケアができるのでオススメです。
お口のケアがあなたの命、あなたの大切な人の命を救います!備えよ、常に!です。