皆さん、こんにちは。 江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の葛島です。
花粉症の辛い季節がやってきました。 今年は昨年の数倍の量と言われているので、外出時はマスクやメガネで花粉症を乗り切りたいものです。
さて、前回から『指しゃぶり』についてのお話をさせて頂いております。
2回目となる今回は「発達段階別の指しゃぶりの対処法・・その➀」です。
子どもの指しゃぶりは【いつの段階で、どのように対処していけばいいのか?】これは一番の悩みかもしれません。
そこで発達段階別に対処法を2回に分けてお話していきます。
指しゃぶりには「見守るだけで良い時期」「注意して見守る時期」「やめられるよう働きかける時期」とがあります 。
まずは子どもの年齢、指しゃぶりの状況、周囲の環境、指しゃぶりの継続時間とその時の様子などをしっかり観察し、どの対処法が最も適しているかを探ることから始めてみましょう!
また、お母さんが焦れば焦るほど子どもにも緊張感が伝わってしまいます。 できるだけ穏やかな気持ちで、時間をかけてお子さんと向き合っていれば必ず解決策が見つかるはずです。
根気よくやっていきましょう!
《 見守る時期 》乳児期(0~1歳)指しゃぶりの意義を認める時期!
乳児期の指しゃぶりは前回もお話しましたが、発達のうえで意味のあるものですので、赤ちゃん時代の指しゃぶりはやめさせようと考えないことが大切です。
この頃の指しゃぶりは、自らの意思で食べ物を取り込んでいく動きを覚えていくうえでとても重要なのです。
もしこの時期で注意するポイントがあるとすれば、それは哺乳との関連です。
「なめる・しゃぶる・吸う」などの行為のうち、指を深くくわえて強う吸うというような哺乳時に似た行動が長時間見られるようでしたら、ミルクの量や授乳時間が不足しているのかもしれません。
そういった時、赤ちゃんは泣いて訴えますが、サインを親が上手く受け止めて適切な対応をしてくれないと、仕方なく「指を吸う」という代わりの行為で空腹を紛らわすことになります。
心当たりのあるお母さんは、授乳の状況を一度見直してみてはいかがでしょうか。
次回は「発達段階別の指しゃぶりの対処法その➁」として、やめられるよう働きかける時期となる幼児期の指しゃぶりについてお話していきます。ぜひご覧下さい。