こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の荒木(杏)です。
クリスマスも終わり、もうすぐ平成最後のお正月ですね。
年末年始はお酒を飲まれる機会も多くなるかと思いますが、最近気になる記事を見つけました。
『アルコールの過剰摂取は歯周病を進行させる!』というものです。
喫煙や糖尿病が、歯周病のリスクを高めることはご存知の方も多いかと思いますが、アルコール摂取の頻度が多い人も、歯周病のリスクが高まり、進行もしやすいそうです。
歯周病にかかっていないネズミを、[水を与えたグループ]と[お酒を与えたグループ]に分けた時、お酒を与えたネズミの方が歯を支えている骨が著しく破壊されていき、炎症が起こっていたという実験結果が出たそうです
このことからアルコール摂取は歯周病の発症と進行に直接関わるということが明らかになりました。
それほどお酒が強くない人は、毎日33ml以上のアルコールを飲むと4.28倍も歯周病になりやすくなるそうです。お酒を飲んで顔が赤くなる人は歯周病に注意が必要です。
また、お酒を飲んでいるうちに眠たくなって、そのまま気がついたら寝てしまっていたなんて経験はございませんか?
検診の時にもお話をさせていただいていますが、寝ている間は唾液の量が減少し、むし歯や歯周病が進行しやすくなるため、寝る前の歯磨きは 一日の中でも とても重要なんです
特にお酒を飲んでいる時は利尿作用が働き、唾液の量がさらに少なくなるので、要注意です
これからの季節、疲れも溜まりやすくなりますので、お酒をよく飲まれる方は特に歯肉と歯のケアを丁寧に行うようにしてください!
そして、寒い季節も元気で楽しく過ごし、美味しいものをよく噛んで食べましょう!
皆様どうぞ良い年をお迎えください!また来年もよろしくお願いいたします。
*歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジーダイジェスト(天野敦雄先生)参