こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の中嶋です。
いきなりですがみなさん、お子さんの『足』しっかりと見ていますか?
足を育てると書いて『足育』という言葉があります。
今日は、なぜ今 子どもの『足育』が必要なのか!というお話を2回にわたりさせていただきます。
今日は、なぜ今 子どもの『足育』が必要なのか!というお話を2回にわたりさせていただきます。
外遊びをする機会が減った現代のお子さんの足は、きちんと発達できていないことが多いようです。
『足育』が足りていないと『噛む力』が強くならず、姿勢も悪くなり、将来的に歯並びが悪くなってしまうこともあります。
『足育』が足りていないと『噛む力』が強くならず、姿勢も悪くなり、将来的に歯並びが悪くなってしまうこともあります。
0歳の足育が最も重要!
まず最初に、現在0歳のお子さんをお持ちの親御さん、そして妊娠中の方にお伝えしたいのが《0歳の足育が最も重要!》ということです。
親御さんの中には『早く歩ける方がいい』と思う方もいらっしゃると思いますが、これは足育という点からは間違いです。
0歳時期の発達段階である『ずりバイ』や『ハイハイ』『高バイ』を十分にしてこないと、足が育たないからです。
中でもお尻を上げた四つん這い状態の『高バイ』はとても大事な全身運動です。
最近はこれらをほとんどしないままつかまり立ちをして、歩き出してしまうお子さんが多いようですが、遊びながらぜひ『高バイ』をさせてあげてください。
その時、靴下を履いているとできないことが多いですから、0歳児も家の中ではできるだけ裸足で過ごすようにさせることがポイントです。
一生の足の基礎は6歳で決まる!
6歳までのお子さんをお持ちの親御さんへお伝えしたいのは《一生の足の基礎は6歳で決まる!》ということです。
お子さんの足は6歳までに約8割が完成すると言われており、それまではまだ骨が柔らかく成長途中です。
そのためお子さん自身では『靴がきつい』という感覚がわからないままずっと履き続けてしまう子もいるようです。
月に1度程度は、親御さんがお子さんの足のサイズをチェックする習慣をつけていただくと良いでしょう。
赤ちゃんの時はふわふわと柔らかい足も、その後 外遊びをたくさんしてきちんと足が育ってくると、ごつごつとした硬い足になってきます。
年長さんになってもまだ“ふわふわとしている”ようだと足育が足りていない可能性があります。
裸足で立った時に、足の指が全部ベタッと床についているか!
このこともチェックしてみてください。
このこともチェックしてみてください。
小指が浮いてしまっているのは『浮き指』という状態です。
6歳までは成長過程、まだ足育は十分に間に合いますので、積極的に外遊びをしたり、家では裸足で過ごすよう心がけてみてください。
雑巾がけや四つん這いになってクマ歩きをするなど、遊びの中で足を踏ん張る状態を取り入れるのもおすすめです。
雑巾がけや四つん這いになってクマ歩きをするなど、遊びの中で足を踏ん張る状態を取り入れるのもおすすめです。