新学期が始まり、子どもたちも新しい環境に少し慣れてきた頃かと思いますが、いかがでしょうか?
最近「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞くようになりましが、ご存知ですか。
それは『まるで空を細かな動きで旋回するヘリコプターのように子どもを常に観察し続ける親』のことを言うそうです。
つまり、過保護・過干渉・過管理と言われる行為をする親の事です。
*子どもの生活を管理しすぎる
*子どものことに首を突っ込みすぎる
*子どものすることを見守りすぎる
でも子どもへのきめ細やかな愛情を注ぐことが、なぜいけないの?と思う方もいらしゃると思います。
確かに、これまでの子育て心理学者の意見などでは、多少、過保護であっても、それは温かい愛情ゆえのことで 決して悪い結果にはならないのでは・・・という見方もありました。
しかし、最近の研究では、そういった意見も否定されています!
過保護は、虐待などと同様に、将来的ないじめのリスクを高めてしまうことが分かっているのです。守りたい我が子を結果的に守ってあげられないのが「過保護」だといいます
親が過保護になってしまう背景には、
「子供にイヤな思いをさせたくない」
「辛い思いをさせたくない」
「不安な気持ちになってほしくない」
という思いがあるからですね。そのために先回りをして色々と手を出し、口を出してしまうことで過保護が発生してしまうのです。
たとえば歯科治療においても、
・小学生なのに本人にはやらせないで、すべて磨いてあげているお母さん
・一人で座らせないで、お母さんが抱っこして一緒に座る小学1年生のお母さん など・・・
お子さんは自ら乗り越えることで「自分力」がついていくと言われます。
負の体験を通して、一回りずつ成長していくものです。
何本もの虫歯治療を、泣きながらも受け 終わった後の誇らしげな顔を何度も目にしています『僕頑張った!』大きな自信になったのです
託児ルームでも、お母さんと分かれてからずっとドアに張り付いて泣きじゃくっていたお子さんが、ある日からちゃんと楽しく遊んで待てるようになったり・・・
もうすぐ「こどもの日」です。子どもたちには皆、素晴らしい未来が広がっています。
可愛い子には旅・・強くたくましく育っていって欲しいですね