こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の林です。
3月は2回もぐもぐ教室を開催しました。
最近は来院時にご予約を取ってくださる方だけでなく、Instagramやホームページからご応募いただくことも増えてきました。 少しでも役に立つ情報を発信していけたらと思います。
もぐもぐ教室は4月で開催から丸2年になりますが、今回初めてご両親そろってのご参加がありました
BLWコース(赤ちゃん主導の離乳食)のほうでは、最後に窒息対応についてもお話をしています。
と言うと「 BLWはやっぱり窒息しやすいのかな?」と思われたかもしれませんが、実はそうではありません。
従来の離乳食と比較した研究がなされて、リスクに差はないこと、むしろBLWのほうが窒息のリスクが低かったという論文も出ています。
もちろん提供する食べ物の形を工夫してあげたり、姿勢に気をつけてあげたりすることも必要になってきますが、食べ物だけでなくおもちゃなど日常には誤飲しやすいものもたくさんありますので、窒息の対応はお子さんをお持ちの方は皆さん知っておいていただきたいと思います。
もぐもぐ教室では1歳未満のお子さんへの窒息対応をお伝えし、実際に人形を使用して練習をしていただいています。
異物除去を速やかに行うことももちろん大切ですが、まず行っていただきたいのが119番通報の依頼です。
続いて、胸部突き上げ法と背部叩打法を数回ずつ繰り返し行います(1歳未満の場合)。
胸部突き上げ法
片腕の上に乳児の背中を乗せ、手のひらで乳児の後頭部を支え、頭位が低くなるように仰向けにします。 もう一方の手の指2本で胸の真ん中を強く数回連続圧迫します。
背部叩打法
片腕の上に乳児をうつ伏せに乗せ、手で乳児の顔を支え、頭位が低くなるような姿勢にします。もう一方の手の付け根で、背中の真ん中を異物が取れるか反応がなくなるまで強く叩きます。
消防署でも窒息対応の講習を行っていますが、現在コロナの関係で中止になっている場合もあるようです。 YouTubeにもたくさん動画が上がっていますので、ご覧いただき、ご自宅にあるぬいぐるみを使って練習していただくのもよいと思います。
もちろん、窒息は起こらないのが一番よいのですが`”備えよ 常に!”いざという時に慌てないようにしたいですね。
次回のもぐもぐ教室は4月16日にベーシックコースを開催予定です。
お申し込みは、応募フォームから又はお電話でお願いいたします。