こんにちは、江南市 すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です。
やっと秋、収穫の秋・食欲の秋、旬の果物や栗菓子など・・美味しいと感じられる幸せと一緒に味わっております。
さて、最近は子どもさんだけでなく大人の方で歯並び・矯正治療を始める方も多くなっています。
それは見た目ももちろんですが、それだけでなく歯周病・虫歯予防のため、そしてしっかり噛めるようにしたい、との想いからです。
ところで中高年になってくると、年齢とともに顎の形が変わってくることがあります。
それは、歯周病の仕業によるものが多いようです。
歯周病になると、歯を支えている歯槽骨という骨が溶けてきます。
そのために、土台が弱り支えを失った歯は、噛むたびにその噛む力が加わり 上の歯は前に出てきますし、下の歯は後ろに倒れてきてしまうのです。
つまり「出っ歯になった!」「歯がガタガタになってきた!」ということになる理由には、歯周病もあるのです。
ですから、大人の方はまずは歯周病治療をきちんとして行ってから、矯正治療を始める必要があります。
それは、根っこの治療(根管治療)が終わった歯などに、被せものをする時も同様です。
きちんと基礎工事をしてから家を建てるのと同じ様に、歯を支えている土台を整えてから、被せものをすることが歯を長持ちさせるために何より大事なことになります
時々、急いでいるから・・とりあえず被せものをするだけでいいから・・・などと言われる方がみえますが、明らかに地盤の悪い土地にこれからの長い年月を過ごしていく大切な家を建てるようなものです、
地震が来たら真っ先に倒れてしまう家を建てるようなそんなことは出来ません
歯周病があらゆる全身疾患の原因になっていることは、良く知られるようになってきましたが「一生自分の歯で食べたいものを食べる!」というささやかですが、実は大きな幸せ・喜びのために、歯周病治療そして歯周病予防につとめましょう!
歯周病は皆さんが考えている以上に恐ろしい病気です、がしかし 早めにそのことに気づき「歯科医院に行ってみよう!」と思っていただけば、それ程痛みを感じることもなく 治していける病気なのです。
ただ、恐ろしい病気といわれる理由の一つが、ほとんど自覚症状がなく進行することなのです!
そのため『怖い!と言ったって まだ自分には関係ないし・・・』などと思っている方も多いのですが、恐ろしい病気・・その理由の二つ目が、進行してしまうと元の状態には戻せない!という点です。
つまり溶けてしまった歯を支えている骨は、治療しても元の健康な状態にはならないということです。
転ばぬ先の杖・・・30過ぎたら、歯周病の検査を受けましょう!