皆さんこんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の杉本(ま)です。
外は寒いですが、体を思いっきり使って外遊びをしている子ども達を見ているとこちらも元気になりますね♪
外で活発に遊んでいると、遊具や高い所からの転倒や、友達との悪ふざけによる事故などで、歯が欠けたり抜けたりと、歯を怪我することも増えてきます。
今日はお子さんが歯を怪我をした時、どの様な対応をしたら良いのかについてお話させていただきます。
★まず歯が欠けた場合は、歯の欠けらを見つけてください。
見つかったかけらは、牛乳に浸した状態で乾燥を防いで歯科医院にお持ちください。
あまり小さく欠けている場合は再着は難しいですが、大きく欠けた場合は元に戻す事が可能かも知れません。
★では歯が抜けた場合はどうでしょう。
永久歯が抜けた場合は早く処置するほど、元に戻る可能性が高まります。
30分以内が理想的ですが60分以内には受診するようにしてください。
欠けた時と同じように牛乳に浸してお待ち下さい。
その際の注意点は
歯根にはできるだけ触らない。
砂や汚れが付いていても、水では洗わない(浸透圧の関係で歯や歯根膜の細胞が傷害されてしまいます)
決して消毒薬などには浸けない(歯や歯根膜の細胞が死んでしまいます)
乾燥させないよう、そのまま生理食塩水か牛乳に浸ける。
牛乳もない場合、口腔内の舌の下に入れておくこともいい方法ですが、お子さんには難しいかもしれません。
歯が乾燥してしまうので、ティッシュペーパーにはくるまないようにして下さい。
★歯の再植の成功の鍵となる歯根膜は乾燥に弱く、保存液や牛乳などに浸けてない場合での生存は30分が限界とされています。
できるだけ早く正しい処置をとって歯科医院に行くことが大切です。
乳歯が抜けた場合は原則植え直す事はありませんが、生えてくる永久歯への影響も考えられるので、受診をお勧めしています。
もし転んだりぶつけたりで、歯を打った時は見た感じでは外傷がなくても、歯の周りの組織や顎の骨へのダメージがのため、時間が経つと分かってくる事もありますので、やはり早めに歯科医院を受診されるようお勧めします。