こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の荒木(杏)です。
日中は少しずつ暖かくなってきましたね。春が来るのが楽しみです。
さて、2月10日、11日の連休2日間にわたって大阪までセミナーを受講しに行ってまいりました。
なんのセミナーかといいますと、SRPのレベルアップのためのセミナーです。
「SRPって何?」
SRPとはスケーリング&ルートプレーニングの略で、歯周病治療の1つです。
スケーリングは、歯面にこびりついた歯石や歯垢を取り除くことです。
ルートプレーニングは、細菌で感染した歯の根の表面をきれいにし表面をツルツルにして細菌の付きにくい環境にすることです。
具体的には、歯と歯茎の境目には歯周ポケットと言われる溝がありますが、その溝の中にハンドスケーラーと呼ばれる専用の器具を入れて、歯の根にこびりついた歯石を取り除きます。
歯周ポケットの中に付いた歯石をそのまま放置しておくと、歯を支えている骨が溶け次第に歯が揺れ、それが重症になると歯を失うことにもなっていまいます。それが歯周病!です。
そうならないためには、歯周ポケットの中の歯石を定期的に取り除く事がとても重要なのです。
その歯周病に直接関係してくる歯垢や歯石を、 歯や歯根の表面から取り除く技術についての勉強です。
歯肉から上の見えている部分、エナメル質で覆われている部分に着いた歯石は、エナメル質の表面がつるつるしていることもあって、器具を当てるとペリっと剥がれやすく除去しやすいのですが、歯根の表面はザラザラしていて細かな凹凸があり、その凹凸の中に入り込むような形でがっちりと歯石が着くのでそう簡単には取れてくれないのです(+o+)
技術だけでなく、器具の管理等についても勉強をしてきました。
これからも修練を重ねて、患者様の負担が少ない歯周治療を行えるように頑張っていきます!
皆さんも定期検診をぜひ継続してくださいね!