こんにちは。江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の奥村です。
2020年 お正月モードも終わり、、、早いものであっという間に1ヶ月が過ぎましたね。
さて、今日は“子どもの歯ぎしり”についてお話しします。
検診中にも保護者の方々から「最近子どもの歯ぎしりがすごくて‥」と言われる機会が多くあります。
子どもの歯ぎしりは歯が生え始める頃から始まり、中学生くらいまで続くことがあります。
ギリギリと削れるような音がするため、歯の発育や健康に影響しないかと心配される保護者の方も多いようです。
しかし、これは次に生えてこようとする歯の位置や 顎の位置を決めようとする生理現象であって、ほとんどの場合 自然に治っていきますので、あまり心配する必要はありません。
成長に伴うかみ合わせの変化に順応するため、歯をすり合わせてポジションを掴んでいるのです。
大人とは、歯ぎしりの原因が違うのです。
実際、10歳までの子どもの40%程度が歯ぎしりをしていると言われます。
歯ぎしりでも大きな音が出ず、保護者の方が気づいていないパターンもあるので、実際にはもっと多くのお子さんが歯ぎしりをしている可能性があるかもしれません。
ただし、起きている間にも歯ぎしりや食いしばりをしている場合は、歯並び調整以外の理由があるかもしれません。例えば、強いストレス・歯並び異常・全体的に姿勢が悪く顎の位置が不安定・・などが挙げられます。
このような生活習慣がないかを確認し、正しい姿勢でよく噛んで食事をし顎の成長を促すことも大切です。
もし歯が削れてしまうほど歯ぎしりがひどかったり、顎の痛み等を伴う場合には歯科を受診しましょう。