こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の中嶋です。
前回に引き続き『足育』のお話 第2回です。
前回は0歳から6歳のお子さんへの「足育」についてでしたが、今回は、小学生のお子さんへの「足育」です。
最近はお子さん用の可愛いサンダルやブーツなどがたくさんありますね、
年長さんや小学生にもなると女の子は特にお洒落がしたいお年頃になることもあり、履いているお子さんを良く見かけるようになります。
『足育』のためには良くありませんが、それをお子さんが理解するのはなかなか難しいことですね。
そこでおススメしたいのが『時間を決めて短時間だけ履くこと』です。
長くお出かけする場合はスニーカーも持っていき、『1時間程度だけ履く』のがベターです。
冬によく見かけるムートンブーツや、小さいお子さんは脱いだり履いたりがしやすいという理由で履くことが多い長靴も、靴の中で足が滑ってしまい足の指が踏ん張れない状態なので、あまり良くありません。
長時間 履くのはなるべく避けましょう。
小学生になると、学校で上履きを履く時間が長くなると思います。上履きを選ぶポイントとしては、かかとに芯が入っていて、マジックテープがあり、靴底も厚みがあり衝撃を吸収できるものです。
すぐにサイズが小さくなってしまうからもったいない・・という気持ちはよくわかりますが、上履きの見直しが『足育』への近道です。
足の発達が完成する小学生以降で足の変形が出てしまうと、治療が必要だったり、その後一生付き合っていかなければいけない問題にもなりかねません。
ここで、日本足育プロジェクト協会が推奨する《正しい子どもの靴の選び方》をご紹介します。
①ベルトで留められるもの
②中敷が外せるもの
③適切なサイズ
④足指を圧迫しないつくり
⑤衝撃吸収性や耐久性がある
⑥靴の底は足の付け根で曲がる程度のかたさ
⑦かかとがしっかりホールドされている
⑧つま先が少し反り上がっている
そして、日中ずっと靴を履いていた足は窮屈な緊張状態になっています、そこでぜひお風呂上がりなどに1本ずつ指をほぐして、くるくるとマッサージしてみてください。
体を支えている足!お子さんの『足育』をしっかりとすると、『噛む力』も養われ、『良い歯並び』にもつながります。
なにかご質問があれば 衛生士にお尋ねください。