皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の小酒井です。
2016年も終わりに近づいてきましたね。段々と寒くなり空気も乾燥するため、風邪やインフルエンザが流行しています。
今日は、先日『ためしてガッテン』でも特集された『口腔ケアでインフルエンザ予防』についてのお話をさせて頂きます。
東京都のある介護施設で、日頃からの丁寧な歯磨きや舌磨きの指導を行ったところ、インフルエンザの発症率が10分の1に激減したそうです。
なぜ口の中を清潔にするとインフルエンザにかかりにくくなるのでしょうか?
メカニズムはこう推定されています。鼻から喉にかけての粘膜はタンパク質の膜で覆われているため、ウイルスはなかなかくっつくことができません。
ところが口の中の細菌が出す酵素が膜を破壊することでウイルスがくっつき、細胞内に侵入できるようになると考えられるのです。
お口の中の細菌が多いと、インフルエンザだけでなく、心臓病、肺炎のリスクも高まります。
日頃の丁寧な口腔ケアが、虫歯、歯周病以外にも様々な病気の予防になるのですから、こんなお手軽な予防法は他にありませんよね!
口腔ケアの方法としては、
ブラッシング・・・歯ブラシは鉛筆持ちで、力は入れずに優しく小刻みに動かしましょう。
補助清掃用具でのお手入れ・・・歯間ブラシやフロスを使って、歯ブラシでは掃除できない歯間の清掃をしましょう。
歯医者での定期的なクリーニング・・・自宅での丁寧な口腔ケアはとっても大切ですが、どうしても限界があります。歯医者さんで専門的なケアを受けましょう。
お口の中を清潔にして、この冬も元気に乗り越えましょうね