皆さんこんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科助手・管理栄養士の道家です。
2月4日が暦の上では立春とされますが、まだまだ寒い日が続きますね。
九州など暖かい地方では梅が咲き始める頃だそうですが、東海地方はいつ頃になるのでしょうか。春が待ち遠しいです。
さて今回から「ライフステージ別の食育」についてお話していこうと思います。まず最初は「妊娠期」です。
すぎもと歯科にも検診や治療などで妊婦さんや、産後のお母さんが多数来院下さっています。
妊娠中は、つわりや体内の変化、ホルモンバランスの崩れ、歯磨きが難しくなる、、などむし歯や歯周病にかかりやすくなってしまう時期です。
お母さんの歯周病は、早産・低出生体重児出産の確立を高くします、またお口の菌は母子感染によってお子さんへと移ります。
妊娠中からお母さんがお口のケアをきちんとしていくことが大切になります。
さらに、妊娠に伴う食生活の変化もあげられます。
妊娠中の偏食や生活習慣は、胎児の身体に大きく影響し、生まれてくる赤ちゃんの「生活習慣病」にも関係してきますので、可能な範囲で多くの種類の食べ物をとり入れ、規則的な生活を心がけることが大事です。
★「主食」を中心にエネルギーをしっかりと!
食事のバランスや活動量に気を配り、食事量を調節しましょう。また体重の変化も確認しましょう!
★不足しがちなビタミン・ミネラル「副菜」をたっぷりと!
緑黄色野菜を積極的に食べて、葉酸などを摂取しましょう。特に妊娠を計画していたり妊娠初期の方は、神経管閉鎖症のリスク軽減のために、葉酸と栄養機能食品の利用をお勧めします。
★からだつくりの基本となる「主菜」は適量を!
肉・魚・卵・大豆料理をバランスよく摂りましょう。赤みの肉・魚などを上手にとりいれて貧血を防ぎましょう!但し、妊娠初期にはビタミンAの過剰摂取に気をつけましょう!
妊娠期は
●朝昼夜の食習慣をきちんと作り、栄養バランスのよい食事をとる。
●歯磨きをできるだけしっかり行う。
●飲酒や喫煙は控える(副流煙もリスクが大きいので、ご家族にも協力を)
といったことを気をつけていきましょう。
赤ちゃんの乳歯は妊娠中に作られます。
お母さんの口腔ケア・正しい食生活は、早産や低出生体重児出産のリスクを減らすだけでなく、赤ちゃんの歯の健康にもつながるんですね。