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口腔がん撲滅キャンペ-ン月間

こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です。 
11月に入りました、今年も残り2ヶ月ですね、
毎年11月は口腔がん撲滅キャンペーン月間です!
口腔がん撲滅委員会主催でレッド&ホワイトリボン運動が始まっています。

40年前 口腔がんは『罹患者数 年間で約3,000人、60歳以上の喫煙・飲酒する人に多い』とされる病気でした。
ところが現在では『罹患者数は年間約10,000人以上、女性が増え男女比は3:2、非喫煙・非飲酒の方、そして若年化傾向がある』という幅広い年代層に増加を続ける病気へと変わってきたということなのです!
けれど、日本人の口腔がんの発生率は身体全体に発生するがんの1~3%と低いため、過度に心配はなさらないで下さい。

それでも口の中にがんが発生すると、ものを食べたり、話をしたり、顔の形や表情を作るなど、人として生きてゆくために大切な口腔の働きが損なわれます。
今年2月にタレント堀ちえみさんが舌がんであることを公表したことで「舌がん・口腔がん」が脚光を浴びることになったのは、記憶に新しいことと思います。
そのことは、いかに「口腔がん」の実態や病態を知る人が少なく、多くの方にショッキングなこととして受け止められたかを物語る出来事だったように思います。すぎもと歯科でも、舌を見て欲しい・口内炎が治らないが・・など気にされる方が多くなりました。
確かに進行した口腔がんでは、手術により舌やあごの骨がなくなったり、顔が変形して食事や発音にかなりの障害が生じ、最悪の場合は命を落とすことにもなります。
しかし早期の口腔がんは、簡単に治すことができ後遺症もほとんどなく、治癒率の高いがんと言われています。

口腔がんの中で一番多いのは、舌にできる「舌癌」です。
その次に歯茎にできる「歯肉癌」、その他にもできる場所により「口腔底癌」「頬粘膜癌」「口蓋癌」などがあります。
体の内蔵に出来るがんと違って、口を開けば直接見ることも触ることもできるので、口腔がんは比較的見つけやすいと言われますが、普段から口の中をチェックする習慣をつけておくことが大切です。

口の中にしこりや腫れが出来ていたり、粘膜が変色している場合の他、見た目には変化がなくても、食べ物が食べづらい、頬や舌を動かしづらい、口の中がしびれたりする、などの場合も注意が必要です。
少しでも異変に気づいたら、早めに受診していただくことが大事です。
診させていただき疑わしい場合は、口腔外科など専門医を紹介させていただきます。

口腔がん予防のためには
(1)タバコ・お酒を控える…口腔がん最大のリスクです!
タバコを吸わない人の7倍・飲酒の習慣がない人の6倍にもなるという調査結果があるようです。
他にも
(2)熱すぎる食べ物は少し冷まして食べる
(3)焦げた食べ物は口にしない
(4)食生活は野菜や海藻類を中心にバランスよく
(5)過度のストレスを避け適度な運動をする
(6)きちんと歯の治療をして口の中の慢性の刺激(でこぼこした歯並び、合わない入れ歯、破れたかぶせもの、むし歯で崩壊した歯、歯石の沈着)をなくす
(7)口の中をいつも清潔に保つ
 などを心がけていただくことが大切です。
これらのためにも、定期検診は欠かさず受けるようにしましょう!

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