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小学校高学年(5.6年生)の食育

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科助手・管理栄養士の道家です。
11月も後半にさしかかり、朝晩めっきり冷え込んできましたね。風邪のひき始めの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時はしょうがが有効です!
しょうがには血行を促進して体を温める効果があります。民間療法として、「おろししょうがとはちみつをあわせたものを熱湯でといて飲むとのどの痛みに効く」などはよく知られていますね。この時期はかぜ予防に、ぜひしょうがを取り入れてみて下さい。

さて、今回は小学校高学年(5~6年生)の食育についてお話します。

この時期、子どもたちは身体的にも精神的にも大きく成長していき、運動能力や手先の器用さも発達していきます。

「食」の部分では調理実習などの時間を通して、栄養バランス・食材・調理方法・食べ物が食卓に運ばれるまでの過程を学ぶなど「食」に関する幅広い知識を習得していきます。

自分の小学校の頃を思い出しても、高学年の頃に校内の畑でさつまいもを、地域の田んぼで米を作っていました。さつまいもは秋に収穫して全校生徒で’’さつまいも収穫祭’’もありました。
そんな食を通じた家族や仲間とのかかわりの中で、食の楽しさを実感し楽しむ心が育ちます。小学校高学年期こそ「食育に取り組む」最良の時だと言えます。

しかし、学童期から思春期に入っていくこの時期から少しずつ目立ってくるのが「朝食抜き」「偏食」「インスタント食品の多量摂取」です。

朝食を抜くと頭の回転がにぶり、学力が落ちてしまうということがわかっています。
朝、脳を目覚めさせて、午前中の活動を支えるためには、消化吸収がゆっくりで、しかもエネルギーが持続する”ごはん”による食事が理想的です。お子さんが充実した学校生活を送れるよう、朝食をちゃんととる習慣をつけさせてあげましょう。

歯の成長に関しては、個人差はありますが、乳歯から永久歯に生え替わるこの時期、乳歯と永久歯が入り混じり、でこぼこして複雑な状態が続きます。そして噛み合う臼歯が一時的に減ることで、噛む力も減少し、飲み込んだり丸のみしたりする習慣がつきやすくなります。

この時期の子どもたちが口にすることの多くなる、ファストフードやインスタント食品、スナック菓子などの柔らかい食べ物は「噛む回数や力」が少なくなる原因といわれています。
日頃から家庭においてたくさん噛む習慣をつけさせて子どもたちの噛む力を育てていきましょう。

☆一口30回かむことで・・・
食べ物は細かくなり消化促進、歯肉へのマッサージ効果も生まれる→あごが発達する→歯並びがよくなる→歯の隙間がなくなり細菌がたまりにくくなる→虫歯予防→かみ合わせも良くなる→全身の健康促進になる!
噛むことはいいことだらけです。

そして、でこぼことした乳歯と永久歯をちゃんと歯磨きをして虫歯にならないように気をつけましょう。最近では小学生にも「歯肉炎」がみられるようになってきて、歯磨きが不十分であったりすると、知らず知らず「歯周病」へと移行していってしまいます。

高学年だから大丈夫と思わず、たまにはお子さんのお口の中をチェックしてみてください。お子さん自身にも「虫歯予防のため」「歯の健康を保つため」フッ素入りの歯磨き剤を使い、効果的な歯磨きの仕方をぜひ学んでいただきたく思います。

すぎもと歯科では歯科衛生士により、それぞれのお子さんにあった歯磨きの仕方、ポイントをお伝えしておりますので、ぜひ定期健診におこしくださいね!

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院長 : 杉本 英之

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