皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科 歯科助手、歯科栄養士の佐久間です♪
皆さんは「口腔機能低下症」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?まだあまりなじみがないかもしれません。
しかし、「この頃ちょっと食べ物が飲み込みにくくなった」
「口の中が乾きやすくなった」といった風に感じることはありませんか?
そういった症状がまさに「口腔機能低下症」に含まれ、その言葉の意味通り「お口の機能が低下する」という状態になっているかもしれません。
そこで口腔機能低下症について少しずつ分けて丁寧にお伝えしていきます。
まず今日は「口腔機能低下症って何だろう?」というテーマでお伝えしていきます!
⭐︎まずは口腔機能とは?どんな役割があるの?⭐︎
食べる(咀嚼・嚥下)
話す(発声・構音)
呼吸する
表情をつくる
口腔機能つまりお口の機能には様々な機能があり、とても重要な役目を持っています。
⭐︎口腔機能低下症とは?どんな症状?⭐︎
口腔機能低下症とは別名オーラルフレイルと呼ばれており、お口の機能が低下した状態で栄養の偏りやエネルギーの不足により全身の健康に悪影響を及ぼします。そして、症状は様々なものがあり以下に挙げられます。
★例えば以前と比べて・・・
・食べ物が噛みづらい
・硬いものが食べにくい
・食事の時間が長くなってきた
→ 咀嚼能力の低下
固い食べ物を噛み砕くのが難しくなり、食事の楽しみが減ります。また無意識に食べれない食材が増えてしまい、栄養の偏りに繋がります。
・食べ物が口に残るようになってきた
・食事の時、むせやすくなった
・薬を飲みにくくなってきた
→ 嚥下機能の低下
飲み込みが難しくなるため、食べ物や飲み物が誤って気管に入る(誤嚥する)ことがあります。
・口の中が乾くようになった
→ 口腔乾燥(ドライマウス)
唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥することで口臭や虫歯のリスクが高まります。
・滑舌が悪くなってきた
→ 発音の問題
言葉がはっきりしなくなり、コミュニケーションが難しくなることがあります。
口腔機能低下症とはどんな症状をいうのか、についてお伝えいたしました。
次は「どんな原因で口腔機能低下症が進行するのか?」についてお話していきますので,是非またご覧ください。