皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の中嶋です。
先日 このブログで、「加齢によって起こるお口の変化」そして「唾液の働きについて」のお話をさせて頂きました。
今回は、高齢社会に向けて 詳しい「お口の手入れの方法」についてご紹介させて頂きます。
高齢者は加齢に伴って、歯周病や虫歯の他にも、さまざまなお口のトラブルが起こりやすくなっています。
前回お伝えしたように、唾液の減少や舌が思うように動かない、食べ物がうまく飲み込めないなど、機能面の衰えも出てきます。
ですから、今から お口や歯に関心を持って、毎日きちんと正しいケアをしていくことが大切なのです!
◆お口のケアには、ハブラシ・歯間ブラシ・フロスなどを使って、口腔内を清潔に保つための『器質的ケア』と、唾液の分泌を促したり、舌・唇・頬などお口の動きを滑らかにするための『機能的ケア』とがあります。
今回は『器質的ケア』についてのポイントをお伝えします
食後や寝る前には必ず丁寧に歯の清掃を行いましょう。ブリッジや入れ歯のある方は、それぞれに応じた方法でのケアが必要です!
●上手な歯の磨き方
①歯の表面を磨く時は、ハブラシを歯に45度の角度で当て、歯と歯茎の境目を意識して小刻みに動かす。
②前歯の裏側は、歯周ポケットを意識してハブラシのかかと部分を使って磨く。
③奥歯のかみ合わせ部分は細かく前後に動かす。特に溝の部分は磨き残しが出やすいので丁寧に磨く。
入れ歯は、必ず外して清掃しましょう。
入れ歯用ブラシや小さめのハブラシなどを使って金具など丁寧に磨きます。
入れ歯洗浄剤などを併用することをお勧めします
お家で行う毎日のセルフケアのほかに、定期的に歯科医院に来ていただき プロケアを受けていただくことも大切です!
歯石除去、そして歯磨き指導を合わせることが、歯の健康維持には欠かせません。
私たちも、わかりやすい説明を心がけていきますので、ここが磨きにくい、歯間ブラシやフロスがうまく使えないなど
あれば、検診の際にお気軽にご相談くださいね。
次回は『機能的ケア』についてのお話をしていきますので、ぜひご覧くださいね。