皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の葛島です。
6月に入り、蒸し暑い日が多くなってきましたね。これからの季節、夏に向けて心配になるのが“食中毒”です。
そこで今日は『よく噛むことと食中毒』についてお話したいと思います。
そもそも食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルス、有毒な物質などが付いた食品を食べることによって、下痢や腹痛、発熱や嘔吐などの症状が出る病気のことです。
食中毒の予防といえば、有名な三原則がありますね。
●細菌などを食べ物に「つけない」
●食べ物に付着した細菌などを「増やさない」
●細菌などを「やっつける」
これらは皆さんもご存知かと思いますが、実は食べる時に心掛けることで、食中毒を予防する方法があります!!
それは・・・
◎よく噛んで食べること
食べ物が胃液に触れる面積が増えます。胃液は強い酸性で、ある程度の菌は殺菌してしまうのです。
☆コレラ菌でさえ、胃液を一滴落とせばたちまち死滅すると言われています。
◎食事中に水分をとりすぎないこと
食べ物をよく噛まずに、飲み物で流し込んでしまうと、胃液が薄まり殺菌作用が低下してしまいます。
本来、胃液で殺菌されるはずの菌がやっつけられず、食中毒を起こしてしまいます。
【食事中はよく噛んで、飲み物で流し込まない】
これが食中毒を予防する上で、とても重要となるのですね。
今年の夏は、例年より気温が高くなるようなので、食中毒の予防のためにも、皆さんよく噛んで食事をしましょう!!