皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の戸谷です。
急に気温が上がりましたので体調を崩していませんか?
また、暑いからといって喉越しの良い麺類ばかり等になっていませんか?
以前からよく噛むことの大切さについては、お子さんにも『ひみこのはがいーぜ』の標語をもとにイベントでもお話しをさせていただきました。
今回は、噛まない子の特徴をまとめた『やわな がくりょく』という標語についてお伝えしていきます。
『やわな』とは弱いという意味で、『がくりょく』は「学力」と「顎力」を意味し、よく噛む習慣を身につけることが大切‼というお話です。
や:やわらかいものが好き
子どもたちが好きなものは、ハンバーグや煮込まれたカレーなど柔らかいものばかりです。
食材を大きくしたり、食感を残してあげたり 噛みごたえのあるものを取り入れていきましょう!
わ:和食嫌い
洋食の料理は一般的にやわらかいが多いのに対し、和食にはきんぴら等 歯ごたえがあるものがあります。
洋食ばかりだけでなく和食を食べさせる工夫もしていきましょう。
な:ながら食べ
テレビを見ながら…スマホをいじりながら…等『ながら食べ』をすることが多いですね。
まずはテレビを消したりして家族と会話し集中して食べるようにしてあげましょう。
が:がつがつ食い
がつがつと早食いするのをやめ、よく噛むようにしましょう。ゆっくりとよく噛むことで、早食いを予防するだけでなく、満腹感も得られるようになります。
く:食べ物流し食べ
現状、食卓に飲み物を置くと必ずといっていいほど噛んでいる途中に飲み物で食べ物を流し込みをしてしまう子が多いようです。
口にものを入れている間は飲まないように指導していきましょう。
りょく:緑黄色野菜が嫌い
緑黄色野菜を嫌う子も多いです。嫌いだから、食べないからといって食卓に並べなければ、好き嫌いの克服だけでなく、食育ができません。
●食べ物をよく噛まないでいると、
*口の周りの筋肉が発達せず歯並びが悪くなる、
*消化が悪くなり胃腸の負担が大きくなる、 など、
体やお口にとってデメリットがたくさんあります。
●反対によく噛むことは、メリットがたくさんあります!
ぜひ姿勢を正し、30回の咀嚼を目標に美味しい食事を楽しみましょう!