こんにちは。江南市すぎもと歯科 歯科衛生士の林です。
近頃朝と夜はめっきり寒くなってきましたね。今年はインフルエンザが早くも流行しているようですので手洗いとこまめな水分補給を心がけましょう。
少し前になりますが「口育士」の資格を取るために大阪までセミナーに行ってきました。
歯科界で最近のトレンドである口育。
口育とは、赤ちゃんの頃からの呼吸、嚥下の正常な発達を促進し、口腔機能発達不全症を防ぐことで、不正歯列、不正な顎や顔面の成長、口呼吸、食機能低下、閉塞性呼吸障害、睡眠障害を予防して遺伝子どおりの姿形の獲得と正常で健康な心身の発達、そして学習や運動において最大のパフォーマンスを発揮できることを目指します。
もし、舌を中心としたお口周りの筋肉の機能的発達が不十分であったらどうなると思いますか?
若いうちはなんともなくても、年齢を重ねるとお口の機能が低下し、早くから食べること飲むことに障害が出てしまい、介護が必要になることがかなり多くなります。
今まで通り好きな食べ物をお口からとることが難しくなり、胃ろうが必要になることもあるのです。
口育は人生の始まりから終わりまでを、人間らしい生活を生涯にわたって営むための予防する術なのです。
先ほども出てきた「口腔機能発達不全症」という言葉、聞いたことはありますか?
読んで字のごとく、お口の機能が上手く発達できていない、あるいは獲得できていないことで、食べることや話すことが上手くできなかったり口呼吸などが認められます。
これになっているお子さんは自覚症状がないことがほとんどで、保護者の方も気付かれないことが多いです。
無事に資格を取得することができましたので、口育士として食と呼吸をマネージメントすることを通じて一生の健康を実現するお手伝いを出来ればと思っておりますので、何かご質問がありましたらどうぞお気軽にお声がけくださいね。
すぎもと歯科でも赤ちゃん歯科『もぐもぐ教室』を開催しており、赤ちゃんの頃から健康の基礎をお口からつくることの大切さをお話していますので、ご興味のある方はぜひお申し込みをお待ちしております!