皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
毎日全国で猛暑というニュースや時折ゲリラ豪雨になったりと天気が安定しませんね。
変動する天気に身体が慣れず体調を崩されていませんか?
現在、熱中症の疑いで診察を受けた結果、コロナの陽性が判明する患者さんが増えているとききます。さらに、子どもを中心に流行する手足口病も急速に増加し警報レベルとなっています。
手足口病とは名前な通り手のひら、足の裏、口の中に小さな水ぶくれのできる病気ですが、
今流行しているものはウイルスが強く、膝の裏や肘、お尻にも赤いブツブツや水疱が見られ、まさに『手足口膝肘尻病』といわれるようになりました。
一般的な経過では、3〜5日の潜伏期をおいて、2〜3㎜の小さな水疱が現れ、口の中では粘膜や唇の内側、舌にも発疹がでます。
口の中の痛みが強くて食べ物が食べられなくなり脱水を起こす場合もあるため、水分不足にならないようにこまめに水分を補給することが最も重要です。
口の中の痛みに対しては、柔らかく薄味で刺激の少ない食べ物、飲み物をとるようにしましょう。
喉越しがよく冷たいものが摂りやすいので、冷めたスープや冷めたおじや、ゼリーやアイスクリームなど、食べられるものを摂ってくださいね。
また、手足口病にはワクチンがなく、特異的治療法もありませんので、感染しないよう予防に心がけることが大切です。
感染経路としては咳やくしゃみによる飛沫感染、ウイルスのついた手で触れた物品を介する接触感染などがあります。
感染予防対策としては、
・手洗いを励行すること。
コロナと違いアルコール消毒は効きづらいとされているため、アルコールでの手指消毒だけでは不十分です。
帰宅後や食事前、トイレの後などは石鹸で手を洗うようにしましょう。
手洗いをするときは、洗い残しが多い指先や指の間なども丁寧に洗い、しっかりと洗い流すことが大切です。
また便からもウイルスが排出されるため、おむつ交換後も忘れずに手を洗うようにしてください。
・感染者との密接な接触やタオル等の共用を避けましょう。
・マスクの着用も対策のひとつですが、熱中症などに気をつけて着用してくださいね。
・規則正しい生活を送る
バランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠など、規則正しい生活を送ると免疫力が高まり、感染予防につながります。
どれだけ感染対策をしていても集団生活を送っていたり、兄弟がいたりするとかかってしまうこともあるかと思います。
コロナも手足口病も飛沫感染が経路としてあげられますので、熱がなくても人にうつさないための行動をしていきましょう。