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母子感染予防にもキシリトール

こんにちは!江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の奥村です。

ついに大型連休が始まりましたね、皆さんはどのようにお過ごしですか??私は友達と買い物や、親戚で集まって恒例のBBQなどの予定があり、今からとても楽しみです!

さて、今日は“マイナス1歳から始める虫歯予防”についてお話しします。

まず、マイナス1歳ってどういうこと??と思われる方も多いかと思います。
マイナス1歳とは、お母さんのお腹にいる時のことを意味します。赤ちゃんがお腹の中にいる時から、虫歯予防を始めることが大切!なのです。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯の原因菌はゼロです。
実はインフルエンザや風邪のように虫歯の原因菌であるミュータンス菌も人から人へ感染します。虫歯は”感染症”なのです。虫歯菌の感染は、基本的には家族内感染です。
お母さんだけでなく、家族みんなが感染源になりえます。お子さんにとって最も身近なお母さんが感染源になる機会が多いため、一般的には“母子感染”などと言われており、スプーンやお箸の共有等が主な感染経路です。

しかし、虫歯になってしまうので同じ食器の使い回しや、お砂糖の入った飲み物、食べ物を与えてはいけない!!と、分かっていても実際には行動にうつせない、長くは続けられないというのが現状のようです。
そこで、お子さんにうつるまえに、お母さんのお口の中にいる虫歯菌をお口の中に住みにくい菌に変えておくということがとても重要になってくるのです。

そこで活用できるのが、キシリトールです。虫歯菌には、悪玉ミュータンス菌と善玉ミュータンス菌の二つがあります。
キシリトールは、がんこで歯から剥がれにくい悪玉ミュータンス菌を、歯から剥がれやすい善玉ミュータンス菌に変えることができるのです。なので、キシリトールガムを食べ、あらかじめお口の中にいる菌の質を剥がれやすい状態に変えておけば、お母さんからお子さんへうつっても安心です。

妊娠期からお母さんがキシリトールガムを噛んでいただくことによって、お子さんへの虫歯菌の感染を防ぐことができるのです。

妊娠期に食べてもキシリトールは安全!とされています。
また、1日の許容摂取量について、キシリトールに関しては特定されていないため、キシリトールガムは何個食べても大丈夫なのです。

妊娠期からガムを噛む!それだけで生まれてくる可愛いお子さんの虫歯の予防に繋がります、
こんなにラクチンなことはありませんよね。

当院でももちろんキシリトール100%のガムを販売しております。ぜひお試しくださいね!

 

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