歯科衛生士のブログ

ブログ 歯科衛生士のページ 知っておきたい歯の話

2021年8月のブログ記事一覧

舌の正しい清掃方法とは

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
前回は、下の汚れの原因についてお話しました。
今回は その汚れをどう取るのか?「舌ブラシを使った清掃方法」についてお伝えいたします。

舌磨きは歯磨きとは異なり、細かな溝などもありませんから簡単だと感じるかもしれませんが、舌磨きを正しくできていない人が多いのが現状です。

鏡を見ながら舌を前に突き出し、舌の状態をチェック

舌ブラシを奥に軽く当てていき、手前に優しく動かしていきましょう。ゴシゴシは禁物です!
この時に息を数秒間止めながら行うと、嘔吐反射が出にくくなります。

舌ブラシをきれいに流水で洗い、再度清掃していきます。

何度か繰り返し、ブラシに汚れがつかなくなったら終了です。

使用した舌ブラシはきれいに流水で洗い、風通しの良い場所で清潔に保管しましょう。

注意点
定期的に舌苔を除去することが望ましいのですが、やり過ぎは何事も禁物です。舌を傷つけないよう、1日1回(朝がおすすめ)を上限として、力を入れすぎないよう行いましょう。
また、舌に口内炎や傷があるときには、使用するのをやめましょうね。

舌ブラシで正しくケアして、舌美人になりましょう。

「衛生士の話」〇×クイズ後半

皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の中嶋です。前回更新した、夏祭りでの『衛生士のお話』前半のクイズはもうご覧になられましたでしょうか?

今回は後半のクイズをご紹介しますので、ぜひ皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。

  『歯磨きを毎日していれば定期検診は必要ない』○か×か?

正解は×です。おうちでの歯磨きはもちろん大切ですが、それだけでは不十分です。歯医者さんで専用の器械を使ったお掃除と、フッ素塗布で、むし歯に負けない強い歯にしましょう。

 『自分で上手に磨けても、仕上げ磨きはしてもらった方が良い』 ○か×か?
→正解は○です。大人でも全ての歯を完璧に磨ける人はほとんどいません。小学校3年生までは毎日仕上げ磨きをしてもらいましょう。ただし、高学年になったからといって、自分磨きだけになってしまってはいけません。 1週間に2〜3回は仕上げ磨きをしてもらいましょう。

 『おやつや食事は、少しずつ小分けにして食べるのではなく、しっかりと時間を決めて、その時間以外は食べないようにした方がむし歯になりにくい』○か×か?

→正解は○です。おやつや食事を摂ると、お口の中が酸性状態に傾き、酸性状態が長く続くとむし歯が発生しやすくなります。 唾液には、酸性状態を中性に戻す働きがあり、それを再石灰化といいます。唾液がせっかく中性に戻そうとしているところで間食してしまうと、再石灰化が追いつかずにむし歯ができてしまうのです。
皆さんもおやつや食事はしっかりと時間を決めて、その時間以外は食べないように気をつけましょう。

問 『お酢は体に良い、そして歯にも良い』○か×か?
→正解は×です。お酢には疲労回復効果があり、昔から健康食材として日本の食卓には欠かせない調味料でした。
ただし、お酢に含まれる酸には、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまう作用があります。

酸によって溶かされた歯を酸蝕歯といい、冷たいものを飲んだ時や、歯磨きの時にしみるようになります。ただ、酸蝕歯を恐れて酢の物や酢豚を食べないようにする必要はありません。
食事をしっかりと噛んで食べれば唾液が酸を中和してくれます。お酢系のドリンクを飲んだ後は、うがいを忘れずにしましょう!

皆さんクイズは何問正解できましたか? 7問目と8問目は少し難しかったですね。お口の健康のこともよく知って、むし歯に負けない強い歯を作りましょうね!
暑い日が続きますが、ジュースの飲み過ぎも要注意です。 水分補給はお茶やお水にしましょう。 現在、待合室に身近な飲み物の砂糖の量がわかる展示物がありますので、ご来院の際はぜひご覧くださいね!

夏祭り「衛生士の話」〇×クイズ

皆さんこんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の山本です!

先日すぎもと歯科では毎年恒例の夏祭り2021」を開催致しました。暑い中、夏祭りに参加して頂いた皆さんありがとうございました。
そして毎回 皆さんが楽しみにしていてくれるのが「衛生士のお話」です!

すぎもと歯科のイベントは、楽しく遊んでいただくことももちろんですが、遊びを通してお口の健康について正しい知識を持っていただけるような取り組みも行っています。

今回は、皆さんに歯と口に関する⚪︎×クイズに参加して頂きました。

大きな声を出して元気に!とはいかない今、〇×の札を上げて答えていただきました。この「衛生士のページ」でも問題をご紹介致しますので、参加いただけなかった皆さんも挑戦してみて下さいネ

 『子供の歯は全部で20本ある』⚪︎か×か?
→正解は⚪︎です。子供の歯は全部で20本、大人の歯は全部で28本あります。

 『歯磨きの後はしっかりと口をすすいだ方がよい』 ⚪︎か×か?
→正解は×です。たくさんうがいをしてしまうと、歯磨き粉の中に含まれるフッ素も一緒に流れてしまいます。特に寝る前の歯磨きでは、うがいを少なめにし、フッ素をお口の中に残すと虫歯予防に効果的です。

『姿勢が悪いと歯並びも悪くなる』  ⚪︎か×か?
→正解は⚪︎です。
頬杖をついたり、背筋が曲がっていたりすると悪い歯並びに繋がります。ご飯を食べる時も、しっかりと床に足の裏をつけて背筋を伸ばし、よく噛んで食べましょう。

 

『一度治療した歯は二度と虫歯にはならない』 ⚪︎か×か?
→正解は×です。一度治療した歯でも、再び虫歯になることはあります。銀歯や詰め物の隙間からバイ菌が入りやすくなってしまうからです。虫歯を繰り返さないためにも、毎日の歯磨きをしっかりと行いましょう。

衛生士のお話が終わった後に「僕ね、全問正解だったよ!」とこっそり教えに来てくれたお子さんがいらっしゃり、とても頼もしくそして微笑ましく思いました。
⚪︎×クイズの後半の問題は、また次回ご紹介致しますので、楽しみにお待ちください!

「舌の汚れ」その原因は?

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
先日、患者さんから『マスク生活が続き舌を磨き始めてから、舌が痛くなることがあるのだけどやりすぎなのかな?』というお声を頂きました。
そこで今回は、舌の汚れの原因、そして次回は 正しい舌磨きの仕方についてと、2回に分けて舌の汚れについてお伝え致します。

舌の汚れのことを「舌苔」といいます。
べーっと舌を出してみて、白っぽくなっていませんか?
薄く付着している状態は健康な状態です。
舌苔は発生して当たり前なものではありますが、口臭や肺炎の原因にもなります。

■舌苔ができる原因

・清掃不良
歯と同様に舌にも食べカスや細菌がたまってしまいます。

・口呼吸による乾燥
乾燥すると、細菌が増えやすく、また付いている舌苔が乾いて落ちにくくなります。
マスク生活のなか無意識のうちに口呼吸になっているかもしれません。
口を閉じ、鼻呼吸を意識していきましょう。

・唾液が少ない
唾液には食べカスや細菌などを洗い流す作用や殺菌作用があります。
唾液が少ないと、口も乾きますし、洗い流す作用も弱まります。

・舌の位置
通常であれば、ブラッシングをしなくても上顎と舌がくっついた時の摩擦で自然に汚れは落ちていきます。

・舌のかたち
人それぞれ舌の形が違います。
表面の凹凸が大きく、デコボコしていると付きやすくなります。

・体調不良
熱性疾患、消化器疾患、免疫力の低下により、舌苔が残りやすくなります。

様々なことが「舌の汚れ」の原因になっていることがわかりますね。その汚れの取り方は次回お伝え致しますので、また是非ご覧下さい。
これからも、生活の中でちょっとしたことや今までと違うこと、何気ないことでも相談して頂けると嬉しいです。

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〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290

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土曜日の午後は2:00~4:30

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