こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の林です。
早いもので11月ですね。今年が終わるまで残り2ヶ月となりました。
さて11月は口腔がん撲滅キャンペーン月間です。
口腔がんはお口の中の歯以外のどこにでもできる発生する可能性があります。
口唇がん、歯肉がん、口蓋がん、頬粘膜がん、舌がん、口底がん。
日本人に特に多いのは舌がんといわれており、口腔がんのなかの約60-70%を占めます。舌の裏側や横側舌先が要注意です。
今日は口腔がん撲滅キャンペーンのホームページにも掲載されているセルフチェックの方法についてお伝えします。
大きな鏡の前に立ち、お口の中が明るく光で照らされるように、照明を調節してください。
チェックポイントは、舌の裏側・歯ぐき・頬の内側・口蓋・唇です。
粘膜の色の変化(赤色と白色化)がないか見てください。赤くただれたところがないか、白い出来物はないか見てください。
硬めのしこりができていないかみましょう。
何らかの変化を見つけた場合、2週間程度経っても治らない場合は、歯科医院で診てもらってください。
歯科医院で働いている私たち歯科衛生士、また歯科医師は口の中を触るということには慣れていますが、ぜひこの機会に皆さんにもご自身のお口の中を触ってみていただきたいと思います。
①唇、歯肉
歯を軽く噛み合わせ、上としたの唇を軽く指で持ち、唇の内側を観察。そのまま前歯の歯肉も見てみましょう。
②頬、歯肉
口をあけて、頬を指で少しひっぱり、上下の奥のほうの歯肉と頬の内側を見て触って確認しましょう。
③歯肉の内側
歯肉の内側も見てみましょう。
④口蓋(上アゴの内側)
頭を後ろにそらして口蓋を観察し、指で触れながらシコリや腫れ、色の変わった部分がないかを観察しましょう。
⑤舌
舌を前に出し、舌の表面と左右の側面を見ます。指で舌をやさしく挟んでそっと引っ張ってみましょう。色や形、引きつり、治らない傷などがないか注意してみましょう。
⑥舌の裏側
舌の裏側と下の歯肉の間の粘膜も異常がないか、見て触って確認しましょう。
⑦リンパ節
首やアゴの下あたりにこぶ状のものがないかを、触って確認しましょう。
何かおかしいな、と思ったらどんな些細なことでも気兼ねなくお伝えいただければと思います。
必要であればより詳しくチェックしていただける専門の歯科へご紹介もさせていただきます。