9月の『もぐもぐ教室」から
こんにちは、江南市すぎもと歯科・ベビーセラピスト・歯科衛生士の杉本です。
9月も終盤になり、さすがに朝晩は肌寒さを感じるようになってきましたね。
一日の気温差で体調管理が難しい季節となりますね、特に小さいお子さんをお持ちのお母さんは、気を遣う時期かと思いますが、風邪などに気をつけて秋を楽しくお過ごし下さい。
さて、今月の『もぐもぐ教室』を20日(金)に行いました。
妊婦さんと、生後10ヶ月のとっても元気でかわいい女の子が来てくださいました。
お母さんには、母子感染から赤ちゃんへの母乳の与え方・哺乳瓶の選び方、そして抱っこ・おんぶ の仕方などお話させていただきました。とても興味深く聞いてくださいました。
そして、生後10ヶ月のYちゃんはじっとしていることがないとても活発な女の子、見るもの全てに興味を示し、端からお口に持っていき、一生懸命噛んだり舐め回していましたヽ(*´∀`)
離乳食も順調とのことで、よく食べ、よく遊ぶ 健康的な赤ちゃんでした。
つかまり立ちも盛んにしていましたので、ハイハイやずりばいをすることの大切さもお伝えしました。
お母さんの悩みは、「何でも口の持っていくので目が離せない(>_<)」ということでした。
そうです、赤ちゃんは生後5~6ヶ月頃になると、「吸う」だけでなく「噛む」ことを覚えてきます。
しかし、今後上手に噛めるようになるには、唇や舌への刺激が必要となります、歯固めを与え、歯が生えそろうまでの時期に 自分の力で噛むためのトレーニングをすることは大事なことです。
自分の手で持って噛むということは、これから食事をする第一歩となり、口をもぐもぐすることを歯固めを通して練習することができます。
何でも口にいれるので、汚いから!と心配になる方もあるかと思いますが、神経質になりすぎる必要ないと思います。
しかし、危険なものを口に運ばないようには、充分な注意をしないといけません!
たとえば、タバコ・薬・ボタン電池。コイン・・などが挙げられます。
タバコ1本のニコチン含有量は、乳幼児の致死量に匹敵します。
口に入れることをやめさせることは難しいので、汚いものや危険なものは、絶対に手の届かない場所に置くよう気をつけましょう!!
✿次回のもぐもぐ教室は11月15日(金)10:30からとさせていただきます!
お気軽にご参加下さい、メールでもご応募いただけます♪
幼児期後半(3~5歳)の食育
こんにちは、江南市すぎもと歯科・管理栄養士の道家です。
毎日本当に暑いですね。暑い日が続くと身体もバテ気味になってきます。
一般にきゅうりやトマト、ナス、スイカなど暑い季節、暑い地方でとれる野菜や果物は体を冷やしてくれます。
南国でとれるパイナップルやマンゴー、パパイアもそうです。
余計な熱をとることによって体の調子を整え、夏バテを防ぐ効果があるので、これらの野菜や果物を意識的にとって夏を乗り切りましょう!
さて、前回の「食育・幼児期前半」では、「歯の成長」に合わせた離乳食の選択や、家庭での食生活リズムの重要性をお伝えしました。
今回は小学校入学までの幼児期における食育ポイントをお伝えします。
個人差もありますが、乳歯が生えそろってくるこの時期は、歯と口の機能を正常に発達・発育させることが大切です
この時期の歯と口の機能とは・・・
*「食べる・呼吸する」という生命の維持に直接関与する機能
*「話す・表情をつくる」など人と触れ合う「コミュニケーション」機能
*「ものの大きさ・形・硬さの感覚・味覚」を学習する機能
*「噛む」=「咀嚼」することが、顎・顔面の成長・発育に関係する
*「乳歯が健康であれば、永久歯との交換がスムーズ」に行われ歯並びが整う
現代は、昔と比べてよく噛まなくてもいい食生活になっています。
その食生活の変化が「噛む回数」を少なくし、現代のこども達に「顎の発育」や「噛み合わせ」「歯並び」などさまざまな問題を引き起こしています。
子どもの咀嚼力は、6歳で40%、10歳で75%、16歳でやっと大人と同じになると言われています。
咀嚼がきちんとできていなければ、消化吸収に影響を与え消化不良や食べすぎによる肥満にもつながります。
この時期には、お子さんが前歯を使って一口量をかじりとることができる料理や、よく噛む動作が自然に引き出せるような食べ物の大きさ、固さ、歯ざわりが体験できる献立を用意するとよいでしょう。
子どもだからといつまでも小さく切ったりしないで、大きめのもの・固めのものを、意識して食べさせることが必要なのです!
乳歯の働きと離乳食
こんにちは、江南市すぎもと歯科・管理栄養士の道家です。
蒸し暑い日が続いていますね、食中毒の発生しやすい時期です。
手洗いなどはもちろん、食材の管理にも気をつけて過ごしましょう。
さて、赤ちゃんも生後6ヶ月頃になると、かわいい歯が顔を出し始めます。笑顔がいっそう愛らしくなる時期ですね。
★乳歯も生えてくる順番があります。
*生後6~8ヶ月 A下の前歯(2本)
*生後9~10ヶ月 A上の前歯(2本)
*生後11ヶ月~1歳頃
B 上下の歯が2本ずつ増え8本に
*1歳2ヶ月~1歳6ヶ月
D 奥歯 (第一乳臼歯)
*1歳9ヶ月~2歳頃 C 犬歯
*2歳6ヶ月頃 E 奥歯(第二乳臼歯)
個人差もありますが、赤ちゃんの歯は一般に6~8ヶ月頃 下の前歯から生え始め、奥歯が生えるにしたがって徐々に噛む機能も発達していきます。
「切歯」・・前歯で、食べ物をかじり 切りとります。
「臼歯」・・臼(うす)の形をした奥歯で穀類をすりつぶします。
「犬歯」・・糸切り歯、動物の牙にあたり肉をちぎります。
というように、1本1本の歯にはそれぞれの役割りがあります。
ポイントは「○ヶ月になったからこんな食べ物を与える」のではなく「この歯が生えてきたからこんな食べ物を与える」という食事方法です。
子どもが食べきれる量と歯の生え方をよく観察しながら「歯の成長に合わせた食材選び」をする必要があります。
噛み切れなかったり口内に残るものは嫌がり、好き嫌いの原因になってしまうこともありますので注意しましょう。
《離乳期から幼児期前期の子どもが苦手な食材をあげてみました》
・ぺらぺらしたもの・・・ レタス、わかめ
・皮が口に残るもの・・・ 豆、トマト
・かたすぎるもの・・・かたまり肉
・弾力のあるもの・・・こんにゃく、かまぼこ、きのこ
・口の中でまとまらないもの・・・ブロッコリー、ひき肉
・唾液を吸うもの・・・パン、ゆで卵、さつまいも
・においの強いもの・・・にら、しいたけ
・誤飲しやすいもの・・・こんにゃくゼリー、もち
こうしたものは歯の成長に合わせながら、徐々に取り入れていくようにするといいですね。
幼児期の食事は一緒に食べる大人の食生活によって大きく変わります。
この時期は規則正しい食生活リズム、栄養バランス、食後の歯磨きを含めた生活習慣を、一番近い存在である親や家族がお手本となり、子どもに「食の興味」を五感で体験させてあげましょう!
6月の「母親教室」から
皆さんこんにちは
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士・ベビーセラピストの杉本です。
蒸し暑い日が続き、各地で雨の被害が伝えられ心配です(ノД`)・゜
6月の母親教室「もぐもぐ教室」を28日行いました。
今回は、初めて妊婦さんもご参加くださいました♪
お二人目のお子さんですが、おねえちゃんはもう8歳・・『初めての時は何もわからず夢中で子育てをしてきたが、今度は少しでも知識を得て子育てもしていきたいなと思って参加しました。』とおっしゃって下さいました。
おねえちゃんも赤ちゃんの誕生を楽しみにされているとのこと、さぞや小さいママとなってはりきってお世話をしてくれることでしょうねo(^o^)o
年が離れると、お母さんは久しぶりでまた一から・・・という思いがあり大変な部分もありますが、上のお子さんにとっては良いことがたくさんあると思います。
何よりも、自分もこんなふうに家族に迎えられ、愛されてきたんだということを実感できるのではないでしょうか。
さてさて、赤ちゃんの時からの抱っこの仕方・おんぶの仕方・授乳の仕方などによって、お口ポカンで口呼吸になるお子さんが増えてきていること、そのために「もぐもぐ教室」を開催していることなどをお伝えしたところ、そのおねえちゃんが〈お口ポカン〉になっているとのお話になりました
さらに他のお母さんも、一緒に来ていただいていた上のお子さんに同じ状態があるなど、6割のお子さんに見られると言われる「口呼吸」ですが、その多さを再認識する結果となりました。
正直、小学校も高学年になると治すのが難しくなってきますが、小さいうちでしたら来院され治療を始めて3ヶ月ですっかり改善したお子さんも出てきています
顔つきが変わり、本当に同じお子さんかと見間違うほどでした。
今年の「カムカムクラブ夏祭り」での、衛生士のお話でも 《 口呼吸をしてませんか? 》のタイトルで、子どもたちに分かりやすく口呼吸がなぜいけないか!〉について、話させていただきますが、大事なのはやはり予防することです!
もぐもぐ教室では、妊婦さんのご参加もお待ちしています、
7月は19日(金)10:30からです(8月はお休みです)
どうぞお気軽にご参加下さいね。楽しく、健康で元気な子育てをしていただけたらと願っています。
5月の「もぐもぐ教室」☆
こんにちは、
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士,ベビーセラピストの杉本です
4月に初めての母親教室を開催させていただいてから早1ヶ月、今日は第2回目の母親教室「もぐもぐ教室」の開催日でした。
今日は、生後2ヶ月・5ヶ月そして10ヶ月のお子さん2名とお兄ちゃんの5名のお子さんがママと一緒に来てくださいました。
離乳食中のお子さんのお母さんは、やはり離乳食に関するお話にびっくりした様子で、どのように何から食べさせるのがいいか・・等のご質問が寄せられました。
また、暑くなるこれからの季節に向かい、砂糖いっぱいのジュースやスポーツ飲料についてのお話そして近年多くなっています『酸蝕歯』についてのお話などは、興味深く聞いてくださったようでした。
特に毎日みかんをたくさん食べる習慣のあったお子さんの酸蝕歯についてお話したところ、同じように「毎日デコポンを2・3個食べているのですが、大丈夫ですか?」という質問をいただきました。
おじいちゃんが作ってらっしゃるそうで、かわいい孫のためにと持ってきてくださるのだそうです。羨ましいお話ですね。
ですが、やはり歯にはダメージがあります、表のようにフルーツはHP3~4という低さです。特に永久歯に比べて乳歯はエナメル質がうすいということもあり心配です。
量・回数を少し減らす事とともに、食べ終わった後すぐの歯磨きは避ける等の注意事項をお話させていただきました。
虫歯の原因は、甘いものだけではありません。皆さんも冷たい飲み物が美味しくなる時期に向かって、お気をつけ下さい。
まだ5月だというのに暑い毎日で、水分補給が必要な状態ですが水か麦茶にしていただくのがおすすめです!
次回のもぐもぐ教室は、6月28日(金)10:30からです。7月19日(金)です。
まだ、受付中ですのでお待ち致しております。お電話又は応募フォームからどうぞ!
1~2歳の食育と虫歯予防
みなさん、こんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科助手・管理栄養士の道家です。
「ライフステージ別の食育」今回は、1~2歳の食育についてお話します。
幼児期前半は、乳歯が生えてきて、離乳食から固形食に移り変わっていく時期です。いろいろな食材に出会い、家族とともに食卓を囲むことで、料理を「おいしい」と感じ、食べることの「楽しさ」を体験し、子ども自身が食に対する興味を持てる時期です。
そして、子ども達の「食べる力」を育てていく大切な時期でもあります。
幼児期に食体験が少ないと、野菜嫌いや偏食、味覚の発達に影響がでる場合もあるからです。
では、どんなことに気をつけていったらいいのでしょうか。
幼児期は「睡眠・食事・遊び」などの活動にメリハリが出てくるため、まずは食事のリズムの基礎を作ることが大事です。
「おなかがすいた」という感覚を持つためには、十分に遊び、食事を規則的にとることのできる生活環境が必要です。
食べる量はその日の活動量によっても違ってくるので、十分に遊ぶなど充実した生活を過ごし、用意された食事の中から、子ども自身が食べる量を加減して食べてみることで、ちょうどいい量がわかってます。
一番問題なのは、あまり食べないからといってだらだらと食事時間を延ばし、何回にも分けて食事を与えたりすることです。「だらだら食べ」はむし歯の大きな原因になります!
この時期のお口の中はというと、1歳6ヶ月くらいから第一臼歯という奥歯が生えてきます。
そして、この時期から虫歯になりやすい時期=つまり虫歯菌(ミュータンス菌)が移りやすい時期が始まります。
「感染の窓」といわれる、1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の期間です。
この時期に虫歯菌が移らなければ、虫歯には非常になりにくいと言われています。
奥歯が生えてきて、いろいろなものが食べられるようになってきます。上に兄弟がいる子は特に、甘いものも早く覚えてしまいがちですが、虫歯菌のエサは糖分です。
糖分には依存性があり、食べ始めるとどんどん欲しくなり習慣化してしまいます。
体の健康のためにも、甘いものはできるだけ覚えさせないことが、虫歯から大切な歯を守るためには大事なことです。
歯みがきはますます重要になってきます。仕上げ磨きを1日2回(寝る前は必ず!)は行うよう心掛けて下さい。
1歳半を過ぎると気をつかうことがグンと増えますね。
でも、この時期を頑張れるかどうかが、虫歯ゼロのお口への分かれ道となります。
検診にもどうぞお連れください!
4人に1人が歯磨き中に!!
皆さんこんにちは。
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本(ま)です。令和時代がスタートし、清々しい気持ちで一杯です。どんな時代が待っているんでしょうね
さて今日は赤ちゃんの歯が生え始めたら用意してあげたい、子供用歯ブラシを紹介します
小さいうちから自分で歯ブラシを持ち 口の中に入れることは、歯ブラシへの抵抗感をなくし歯磨きの習慣づけをおこなうのにとても良いことです。
小さなお子さんの歯ブラシを選ぶポイントは、歯ブラシヘッドは年齢・口腔内の大きさに合わせる、そしてしっかりと握れる太めの持ち手のもの、さらに安全性も備わった歯ブラシを選ぶのも大事なポイントです!
しかし、子どもの歯ブラシ事故は意外と多いようなので注意が必要です。
歯ブラシ事故が最も多い年齢は1歳で、2歳・3歳と続きます。
つかまり立ちヨチヨチ歩きなど、ちょうどお子さんが自分で歩き始める頃です。
お子さんは転倒時に手が先に出ないため、歯ブラシが喉に刺さってしまうのです。歯ブラシ事故の要因は、約60%が転倒で、ひとや物にぶつかったり、転落するケースも報告されています。
過去には子どもの歯ブラシ事故で、入院を余儀なくされたケースやさらに重篤なことになってしまった症例もあるとのことです。
すぎもと歯科では、歯ブラシのネックが曲がる「安全歯ブラシ」や、持ち手が輪になった「工夫された歯ブラシ」などを取り扱っています。
先日の「もぐもぐ教室」でも、お母さん方に紹介させていただきました。
これらの歯ブラシは歯磨き中の転倒など、万が一の時は ヘッド部分が曲がって口腔内への負担を軽減したり、口腔内に深く入らないようになっています。
歯ブラシ事故を予防するためには、
●歯ブラシをくわえたまま歩き回ったり、走ったりさせないようにする
●歯磨き中に兄弟などとじゃれあったり、ケンカしたりしないようにさせる
●椅子や台の上など、不安定な場所での歯磨きはやめさせる
といったことに気をつけることが必要です。
お子さんが歯ブラシを持っている間は、子供から絶対に目を離さない!という事が大切ですネ。
今後もお子さんの安全にも気を配りながら、楽しく仕上げ磨きをしてあげて下さいね。
母親教室『もぐもぐ教室』でもお待ちしています。お子さんと一緒にお気軽にご参加ください
母親教室『もぐもぐ教室』
こんにちは 江南市すぎもと歯科 歯科衛生士.ベビーセラピストの杉本です
4月26日(金曜日)「もぐもぐくらぶ」の母親教室
『もぐもぐ教室』を行いました。
1組の親子さんが体調不良で欠席となり、4組の親子さんに参加いただいての教室でした。
お子さんたちが皆んな とってもお利口さんに お母さんとのお話の間 遊んでくれていたので、ありがたかったですヽ(*´∀`)ノ
どうして赤ちゃん対象に『もぐもぐ教室』を行うことになったかのお話から始めさせていただきましたが、お母さんたちも興味深げに聞いて下さったようで嬉しかったです
お母さん方にお伝えしたいことは、たくさんあり、限られた時間の中で どこまでお話するか?が やはり課題です。
次回 また次の内容での教室を楽しみにして下さっている方もいらっしゃいましたので、今後も年齢に応じた内容でお伝え出来るよう 準備をしていきたいと思います。
今後についてのご要望・ご意見などありましたら、お待ち致しておりますのでお寄せください。
★次回は5月24日(金)10:30~です。申込受付中です。
お電話もしくは応募フォームもありますのでご利用下さい。
赤ちゃん歯科・離乳食はいつから
皆さん こんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科助手・管理栄養士の道家です。
日中は春というより初夏を思わせるような陽気になりましたね。
すぎもと歯科では「赤ちゃん歯科・もぐもぐくらぶ」に向けて、いろんな取り組みが始まっています。
今回は「離乳期」の食育についてお話させていただきます。
「離乳」とは、乳汁だけで育ってきた赤ちゃんに様々な食事を与え、だんだんにその固さや量、種類を増やして、幼児食へと移行させる過程をいいます。
赤ちゃんは少しずつ食べ物に親しみながら「口にとりこむ」「噛む」「飲み込む」など食べることを学んでいきます。
この時期の食習慣が、将来のこども達の身体と心の成長発達に大きな影響を及ぼすと言われており、離乳食の開始で口唇やあごの発育にともなって噛む能力が発達していくので「口腔機能の発達を育む食べ方」を知ることが重要になってきます。
そのためには、赤ちゃんに十分栄養を分解できる能力が備わってから離乳食を開始することが大切です。生まれたばかりの赤ちゃんは、腸の消化能力や内臓も未完成な状態のため、まだ大人と同じ食べ物を「消化」することができません。
消化能力がまだ未完成な6ヶ月以下の赤ちゃんに、早くからおっぱいやミルク以外の食物をあげてしまうことは、アレルギーの原因をつくる可能性がある!ということです。
そういった理由からも、離乳食の開始時期については育児書に書かれている5~6ヶ月から・・というのはまだ早く7ヶ月までは待つべきだと考えられています!
「母親教室」などで詳しくお話させていただきますが、赤ちゃんによって成長のスピードは違います。決して焦ることはありませんので、ゆっくり進めていきましょう!
1歳半前後になると歯の本数も増えてきます。
奥歯が生えてくると、ほとんどのものが食べられるようになるので、豊富な素材を使用して大きさ・硬さに変化をつけた、食材の味を生かした薄味の食事を心がけて下さい。
食材が違えば口の動かし方も変わってきます。
いろんな食材を経験することが、赤ちゃんの噛む力を育てていくのです。
手掴みでしっかりとかじらせてください!
将来のきれいな歯並びのために、なんでも食べれる子にすること!それが最も大切なことです!
ハイハイをたくさんさせよう☆
昨日今日の暖かさは、春が一気に近づいてきた感があります
では平均的な順番としてはどうかと言うと・・・
*首が座る(3ヶ月~5ヶ月)
*寝返り(3ヶ月~6ヶ月)
*お座り(7ヶ月~8ヶ月)
*ずりハイ(8ヶ月~9ヶ月)
*ハイハイ(9ヶ月~10ヶ月)
*つかまりだち(8ヶ月~10ヶ月)
*ひとり歩(10ヶ月~1歳2ヶ月)
といった感じかとおもいますが、「はえば立て!立てば歩け!の親心」などと言われるように、早く歩く姿を見たい!という気持ち確かにありますね。
しかし最近は「ハイハイ」を出来るだけ長くさせ、しっかり習得させたほうが良い!歩くのはゆっくりで良い!ということが良く言われるようになってきました。
なぜなんでしょうか?赤ちゃんにとって、ハイハイすることはどのような意味があるのでしょうか。
「ハイハイ」の効果とは?
● 全身を使うことによって、血行をよくする
● 胸の筋肉が発達する
●足を蹴って進むので 足の形や歩行能力が発達する
●骨格筋を動かすことによって 大脳の働きを強くする
●骨格筋の発達により呼吸力がつき 声が出しやすくなる
●首を立てて動くことにより 周りを注意深く見ることができる
●手のひら全体で体を支えることで 手指の動きが滑らかで強くなる
赤ちゃんの時期に「ハイハイ」を十分に習得することは、
【腕力】の発達や【首、体幹、眼、手足 】が 連動して働く「運動強調動作」の発達に重要であることがわかっています。
ずりハイとハイハイの期間が短いと、2・3歳になった時に転びやすくなると言われています。
また、骨格や筋肉の発達が不十分になってしまい、呼吸する・食べ物を噛むなどの健康に成長していくために大切な機能が育たなくなることも分かっています。
しっかりと噛めない子・姿勢が悪い子・口周りの筋力が弱くいつもお口をポカンとあいている子・正しい姿勢で座れない子,立っていられない子・歯並びの悪い子・キレやすい子・腰痛になる・・などなど、数々の悪影響が言われています。
しっかりと「ハイハイ」をさせてから、次のステップへとすすめるよう見守ってあげて下さいネ。
すぎもと歯科「赤ちゃん歯科」では、お子さんの健やかな成長のためにお役に立てるよう取り組んでいきますので、どうぞ何でもお気軽にご相談下さい
赤ちゃんのインフルエンザ対策
こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です。
年明けから特にインフルエンザが猛威を奮っているようですね、
託児にお越しのお母さんから
「1歳未満の赤ちゃんは、インフルエンザの予防接種をうけても効果がないと言われましたが・・本当ですか?」
とのお話がありました。
小児科の先生によりますと、
一般的に母乳を与えている赤ちゃんの場合、6か月頃まではある程度の免疫を持っていますが、その時期を過ぎると だんだんと免疫がおちてきてしまいウイルス性感染症(インフルエンザ、ノロ、ロタなど)にかかりやすくなってしまいます。
感染症ですので、保育園などの集団生活をしている赤ちゃんにはその傾向が特に強いようです。
インフルエンザの感染予防と合併症(インフルエンザ脳炎、脳症など)のリスクを防ぐために、生後6か月~1歳未満の赤ちゃんへのインフルエンザワクチン接種は効果があると考えられているそうです。
★ではそれ以上の人はインフルエンザの予防接種はどうでしょうか?
予防接種をした人と、してない人のインフルエンザの感染率を比べてみると、予防接種をした人の感染率の方が明らかに低いとのこと。
また、たとえ予防接種をしてインフルエンザに感染してしまったとしても、生命にかかわるような重篤な合併症(インフルエンザ脳炎、インフルエンザ肺炎など)は防ぐことができるそうです。
以上から、特に生後6か月~就学前、そして高齢者(65歳以上)など感染に対する免疫力の比較的低い年齢層の方はインフルエンザの予防接種を受けることがお勧めのようです。
★インフルエンザ予防接種はいつ頃するのがいいですか?
通常の年末年始のインフルエンザ流行時期の発症を予防することを考えると、 6か月~13歳未満の方(2回接種)は1回目を10/1~11/15頃、2回目を11/1~12/15頃に、 13歳以上の方(1回接種)は10/1~12/1頃の接種が効果的!
また、受験生など予定のある方は、その日程の3~4週間前までに接種するとよいそうです。
来シーズンには是非参考にして備えて下さい
インフルエンザ予防として 歯科医院から発信できることは「歯磨き・口腔ケア」です!
インフルエンザ対策として「手洗い」「うがいの徹底」や「マスクの着用」などはよく言われることですが、「歯磨き・口腔ケア」が予防効果を高めることは、まだご存知ない方もあるようです。
お口の中の細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出すため、お口の中を不潔にしているとインフルエンザに感染しやすくなるのです!また、歯周病による炎症もウイルス感染を促進させます!
さらに、インフルエンザウイルスは口腔内雑菌の出す酵素を介して増殖します。
★口腔ケアをすることでインフルエンザ発症率を10分の1に減少することがわかっています
インフルエンザ流行の予測が困難になっており、ワクチン不足の問題も深刻化しています。
副作用などの心配もなく・ワクチンや薬剤にたよらない 新たな感染予防および重症化対策に毎日の丁寧な歯磨きを心がけて下さいね。
歯科医院で歯科衛生士によるプロフェッショナルケアも是非受けてくださいね!☆.。.:*・すぎもと歯科でもお待ちしています。
我が子のいい歯のために!
こんにちは 江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です。
11月8日は「いい歯の日」です!
かつては、虫歯が多かった(多い)お母さん、あるいは歯周病を持つお母さんのお子さんはむし歯が多い!というのが普通でした。
それは離乳食が始まった際に、お母さんが食べ物をスプーンなどで取ったあと、熱さなどを確かめるために自分自身の口に一度触れてから子供の口に運んでいたりして、お母さんの口の中にいる虫歯の原因菌や歯周病菌に感染したためです。
昔は ”遺伝だからしょうがない・・”などと言われたものですが、そうではなく母子感染が原因です
もともと生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、細菌はいません。
それがいろいろな経路を経て、口の中に細菌が住み着いてしまうのです
むし歯の原因菌であるミュータンス菌は、歯の表面にしかとどまれません。
ですから歯が生える前でしたら、たとえ感染したとしても住み着く場所がなく、すぐに出ていってしまいます。
ところが生後6ヶ月頃になって、歯が生えてからこの菌に感染すると、歯の表面に付着し一生口の中に住みつづけます。
最も感染しやすいのは19ヶ月から31ヶ月の間で「感染の窓」と言われる時期です。
この菌は、他の細菌と一緒になってネバネバとした「バイオフィルム」といわれる細菌膜を形成するため、簡単には取り除くことが難しい状態で付着することも多いのが特徴です。
可愛い我が子をむし歯から守り、かがやくような白い歯いい歯をいつまでも保つために必要なこと!
それは、お子さんとのスキンシップに距離を置くことではありません!
まずは、お母さんや身近でお子さんのお世話をする方が、お口の細菌をチェックし清潔で健康なお口にしておくことが何より大事なのです!
これからお母さんになられる方も、そして生まれたばかりの赤ちゃんをお持ちの方で、むし歯の経験が多かった方・口腔内の菌の状態を調べたことのない方は、菌のチェックをお受けになられることをおすすめします。
菌の検査はとても簡単にできます、詳しくは歯科衛生士にお気軽にお尋ねください
また、キシリトールガムを上手に摂ることで、予防を手助けすることができます!
キシリトールは虫歯の原因にならないだけでなく、虫歯の発症を抑制する効果があります。
1日2~3回、キシリトール100%(50%以下では効果がありません)のガム・タブレットなどを利用して、美味しい虫歯予防も試みてください☆.。
無料の託児ルームもある すぎもと歯科で、お待ちしています。
おしゃぶりはいつまで使う?
こんにちは。江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です。
「おしゃぶりはいつごろまで使っていてもいいの?」
託児ルームにお越しのお母さん方の中にも、迷っていらっしゃる方があるのではないでしょうか・・
おしゃぶりは、赤ちゃんが泣いているのをしずめるのにとても便利なものですので、育児で大変なお母さんには欠かせないものになっているかもしれません。
乳児期は「吸う」ということはごく自然な行為ですので、おしゃぶりを使っても、口の機能や形態に問題が生じることはありません。しかし、離乳がすすみ 口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと変わってくると、おしゃぶりもそろそろ卒業する必要が出てきます。
そのまま2歳を過ぎて、奥歯で噛むことができるようになってから後も おしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・かみ合わせに影響が出たり、唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が起こりやすくなるからです。
★乳歯の奥歯が生えてくる1歳半ごろから、少しずつやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめれるようにしていきましょう
梅雨・夏に注意が必要な病気!
こんにちは、江南市すぎもと歯科です。
梅雨に入り、湿度が高く蒸し暑く憂鬱な毎日になりますね。
6月も中旬になると、夏本番になる前から夏日が続いたり暑い日が多くなり、大人でも体調管理が難しい時期です。お子さんだったらなおのことです!
★梅雨時に起こりやすいお子さんの体調不良
めまいや体のだるさや吐き気などの症状があれば熱中症が疑われます。
熱中症というと、もっと暑い夏になってからのものと思われがちですが、真夏のような気温でなくとも、湿度が高いと汗をかく原因となり、意外に体の水分が失われます。
お子さんが十分に水分をとっているかどうか注意が必要です。
★梅雨時にお子さんがかかりやすい病気
細菌による下痢や嘔吐といった感染性胃腸炎
梅雨特有の湿気の高さは、細菌にとっては 繁殖しやすい時期です、
胃腸炎には、細菌性とウイルス性のものがありますが、ウイルス性胃腸炎は冬に多いのに対して、梅雨・夏の時期は細菌性の胃腸炎に気を付ける必要があります。
下痢といっても原因はさまざまで、原因が判断しにくいことも多いと思います。
普段に比べなんとなく不機嫌だったり、さっきまでは元気だったのに、突然嘔吐することも珍しくありません。
乳幼児は下痢も重症化しやすいので注意が必要です。
梅雨の時期に怖いのが食中毒。
子供や高齢者など抵抗力の低い人がいる家庭では、食中毒はとても怖い病気です。
食材や・調理器具の衛生に充分に注意を払い、お口に入れるものを清潔に、そして食後はお口の中を清潔にして、規則正しい毎日を過ごし、梅雨の季節、暑い夏も元気に過ごしましょう!
親の過保護はキケン!?
新学期が始まり、子どもたちも新しい環境に少し慣れてきた頃かと思いますが、いかがでしょうか?
最近「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞くようになりましが、ご存知ですか。
それは『まるで空を細かな動きで旋回するヘリコプターのように子どもを常に観察し続ける親』のことを言うそうです。
つまり、過保護・過干渉・過管理と言われる行為をする親の事です。
*子どもの生活を管理しすぎる
*子どものことに首を突っ込みすぎる
*子どものすることを見守りすぎる
でも子どもへのきめ細やかな愛情を注ぐことが、なぜいけないの?と思う方もいらしゃると思います。
確かに、これまでの子育て心理学者の意見などでは、多少、過保護であっても、それは温かい愛情ゆえのことで 決して悪い結果にはならないのでは・・・という見方もありました。
しかし、最近の研究では、そういった意見も否定されています!
過保護は、虐待などと同様に、将来的ないじめのリスクを高めてしまうことが分かっているのです。守りたい我が子を結果的に守ってあげられないのが「過保護」だといいます
親が過保護になってしまう背景には、
「子供にイヤな思いをさせたくない」
「辛い思いをさせたくない」
「不安な気持ちになってほしくない」
という思いがあるからですね。そのために先回りをして色々と手を出し、口を出してしまうことで過保護が発生してしまうのです。
たとえば歯科治療においても、
・小学生なのに本人にはやらせないで、すべて磨いてあげているお母さん
・一人で座らせないで、お母さんが抱っこして一緒に座る小学1年生のお母さん など・・・
お子さんは自ら乗り越えることで「自分力」がついていくと言われます。
負の体験を通して、一回りずつ成長していくものです。
何本もの虫歯治療を、泣きながらも受け 終わった後の誇らしげな顔を何度も目にしています『僕頑張った!』大きな自信になったのです
託児ルームでも、お母さんと分かれてからずっとドアに張り付いて泣きじゃくっていたお子さんが、ある日からちゃんと楽しく遊んで待てるようになったり・・・
もうすぐ「こどもの日」です。子どもたちには皆、素晴らしい未来が広がっています。
可愛い子には旅・・強くたくましく育っていって欲しいですね
〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290
院長 : 杉本 英之
初めての方、急患は予約外でも受けていますが
歯科医師・スタッフの都合もありますので必ず
お電話の上ご来院ください
時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 9:00~12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / |
午後 | 3:00~6:30 | ● | ● | ● | / | ● | ▲ | / |
/休診日 木曜・日曜・祝日
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