歯科衛生士のブログ

ブログ 歯科衛生士のページ 知っておきたい歯の話

仮歯の放置は後悔します!

 

歯石は単なる汚れにあらず!

毎月22日は禁煙の日!

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
秋がなく、いきなり冬が訪れ皆さん体調は崩されていませんか?

11月は口腔がん予防啓発月間です、
今日は、生活習慣のなかで予防できる【たばこ】についてお話しします。
毎年5月31日は世界禁煙デーですが、毎月22日は『禁煙の日』でもあるのです。

たばこには様々なリスクがあり「たばこは害だ」「たばこは身体に良くない」ということは誰でも知っていると思いますが、どのような害があるのかを理解する必要があります。

たばこの煙の中には約4000種類の化学物質が含まれ、そのうち約200種類が有害物質で発がん物質が約70種類といわれています。

たばこの煙が最初に通過する口は、喫煙の悪影響を直に受けます
たばこの三大有害物質は、「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」です。
ニコチンは依存性が高く、禁煙しようと思ってもなかなかやめられないのはこれが原因です。
タールはいわゆる「ヤニ」で強い発がん性があります。

また、たばこは一酸化炭素が発生し、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと非常に強く結びつきます。
普通ならヘモグロビンは酸素と結びついて体内に酸素を運搬する働きをするのですが、一酸化炭素と結びつくと体への酸素供給が妨げられます。

では、このように身体に様々な害があるタバコの口腔内への影響はどんなものがあるでしょうか?

1.口臭
喫煙は口臭の主な原因となります。
タバコの成分が口腔内に留まり、悪臭の原因物質を生成します。

2.歯の変色
タバコに含まれるニコチンやタールは歯の表面に付着し、徐々に黄ばみや茶色の変色を引き起こします。

3.歯周病
ニコチンや一酸化炭素の影響で血行不良・免疫力の低下が起こり歯周病を進行させやすくなります。
また抵抗力が落ちさらに傷を治そうとする組織の働きが抑制されて、歯周病の治療をしても非喫煙者に比べて治りが悪く、再発リスクも高くなります。

4.口内炎
タバコの煙は粘膜を刺激し、口内炎の発生を促します。また喫煙によって治癒が遅れることもあります。

5.口腔がん
喫煙は口腔がんの主要なリスク要因です。タバコに含まれる化学物質が口腔組織に損傷を与え、がんの発発生を引き起こす可能性があります。

6.歯周組織の損失
喫煙は歯周組織の血行を悪化させ、酸素や栄養素の供給を阻害します。結果として歯周組織の炎症や感染の回復が遅れ、歯周組織の損失や歯の支持組織の破壊が進行する可能性があります。

7.口腔乾燥
喫煙は唾液の分泌を減少させ、口腔乾燥を引き起こすことがあります。口腔乾燥は口腔内のバランスを乱し、虫歯や口内炎のリスクを高めます。

8.傷口の治癒遅延
タバコの成分が血管を収縮させ、酸素や栄養素の供給を妨げます。これにより、抜歯後や口腔手術後の傷口の治癒が遅くなる可能性があります。

9.口腔感染症のリスク増加
喫煙は免疫機能を抑制するため、口腔内の細菌や真菌の感染リスクを高めることがあります。口内のバランスが崩れると、口腔トラブルや感染者の発生が増加する可能性があります。

どうですか?思っていた以上に喫煙は影響を及ぼしますよね。
喫煙の影響を軽減するためには、禁煙が最も効果的です。

努力してしっかり禁煙すると比較的早期に影響がでてきます。歯ぐきの血液量は増えていき、禁煙1年後ぐらいから歯の喪失リスクは低下し始め、10年以上経つと非喫煙者とほぼ同じレベルまで回復します。

手術を伴う歯周治療の治癒経過も非喫煙者とほとんど差がなくなります。
お口にトラブルがおきてからでは遅いです。予防や早期発見につなげるためにも、日頃から定期的に検診をおすすめします。

11月8日は「いい歯の日」です

皆さんこんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の高野です。
寒暖差の激しい日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

118は語呂合わせでの日」です

すぎもと歯科ではご来院の皆さんにキシリトール100%ガムをプレゼントしています!
ではどうして、「いい歯の日」ガムなのでしょうか?

弥生時代は1回の食事で嚙む回数はおよそ3990回、それに対し現代はおよそ620回だそうです!
なんと6分の1にまで減っています。

健康維持のために・いい歯のために、家族そろって食事の際には“噛む”ことを意識してみましょう!
ガムを噛むことには沢山のメリットがありますので、ご紹介していきます!

むし歯・歯周病を予防します

ガムを噛んでお口をモグモグ動かすことは唾液腺を刺激し唾液の分泌を促進します。
“唾液”は、お口の中を清潔に保つために大活躍しています。唾液には食べかすを洗い流す「浄化作用」や、食後に酸性に傾いたお口のなかを中性に戻し酸が歯を溶かすことを防ぐ「緩衝作用」、そして細菌の増殖を防ぐ「抗菌作用」などがあります。

このようにガムを噛むことは、お口の中の衛生環境を維持し・むし歯や歯周病を予防することにつながるのです。

脳の発達・認知症予防になります!
噛むことで脳への血流がアップして、脳が活性化します。そのため集中力や判断力が高まります。
良く噛むことは、脳の発達・認知症予防につながります。

顎の成長発育を促し、歯並びを良くします
噛むことは お口の周りの筋肉を動かすので 顎の発達を促して、顔の輪郭や歯並びをよくする効果があります。
いつも同じ側でばかり噛んだりしないようバランスよく噛みましょう!

様々な年代の方に良いことが沢山ありますので、是非この機会にご家族でガムを噛んでみてください!
但し、ガムなら何でも良いというわけではありません!甘味料にキシリトールを100%使用した歯科専用のガムをお勧めします!
キシリトールはカルシウムと結合する性質があるため歯の修復(再石灰化)を助けます。

キシリトールは砂糖と同程度の甘さがありながら、むし歯菌のエサになりません!
通常むし歯菌は糖分を分解して酸を作り、その酸が歯を溶かすことでむし歯になります。

甘いのにむし歯の原因にならないキシリトール100%ガムを上手に取り入れて「いい歯」を大切にしていきましょう!!

 

11月は口腔がん予防啓発月間

こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です!

11月は、「口腔がん」予防啓発月間です。
以前に比べ多くの方に認知されつつある「口腔がん」ですが、罹患者数・死亡者数は、益々の増加傾向です
 
1975年→2019年(44年間)での比較では、
◎罹患者数:9.5倍
◎死亡者数:5.4倍 という結果です!
 
2019年のデータでは、
◎罹患者数:23,671人(※子宮頚がん:10,879人)
◎死亡者数:7,764人
◎死亡率:32.8%(※子宮頚がん:26.8%、乳がん:15.2%、皮膚がん:6.7%)
 
(※上記は、いずれも国立がん研究センター最新データ)
 
「口腔がん」は、発見が遅れてしまうと、「話す」「食べる」「飲む」「味わう」など、人が生き、楽しむ上で、不可欠なことを奪ってしまう可能性のある大変「悲惨ながん」です。
けれど、早期に発見できれば、舌・顎・頬を大きく切除することも回避されます。
毎年11月は、口腔がん検診キャンペーン強化月間とされています。

■『口腔がん』の原因は、喫煙と口腔内環境の悪さが原因!
生活習慣(たばこ、過度な飲酒)、口腔内環境の悪さ(歯並びの悪さや合わない入れ歯など)から来る慢性的な傷や刺激が原因になります。
 
■11月15日は『口腔がん検診の日』
2008年11月15日、第21回日本歯科医学会総会において、口腔がん検診の普及をテーマにシンポジウムが開催され、『レッド&ホワイトリボン』と題した本活動の提案に多くの賛同が得られたことを記念して制定されました。
 
また、11月8日は「いい歯の日」でもあり、11月は”歯”に纏わる記念日が2つ制定されています。
 
なぜ、『レッド&ホワイトリボン』なのか?
口腔がんの炎症や病変部位の色は「赤」と「白」であり、この色が目印となるよう口腔がんのテーマカラーとして制定されています。

日本だけでなく、アメリカでも口腔がんのシンボルとして利用されています。

お口の中で、気になる事がある方は、お気軽にお声かけ下さい。チェックさせていただきⅯ必要な場合は専門医をご紹介させていただきます。
 

「根面う蝕」を予防するには!

こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
朝晩の気温がグッと下がり、体調を崩していませんか?
服の選択が難しいですが、一枚上着をもって対策し、手洗い、うがい、歯磨きをしていきましょう。

今回は根面う蝕を予防するポイントについてお伝えしていきます。

【ポイント1】
歯肉を下げない!

根面う蝕では歯肉が下がって露出した根面がむし歯になります。
ということは「歯肉を下げないこと」が一番の予防となります。
特に歯肉が下がる原因となるのが「歯周病」です。
むし歯と同じように根面う蝕の予防も歯磨きが基本です。
とはいえ、日常的に力を入れすぎて磨いていると、かえって歯肉を痛め歯肉が下がる原因となります。
歯肉を傷つけない、優しくて丁寧な歯磨きをしていきましょう。
またフロスや歯間ブラシを日常のケアに取り入れることも効果があります。

【ポイント2】
フッ素をなるべく長く口腔内に留めること!

高濃度(1450ppm)のフッ素配合歯磨き剤やフッ素洗口液を利用して、フッ素が歯を補修する力をさらに強化しましょう。

根面が露出した口腔内にはこちらのう蝕予防歯磨剤がオススメです。
フッ素がエナメル質と象牙質のう蝕を予防し、新配合のコーティング剤PCAが露出した象牙質表面のコラーゲンをコーティングし、さらにフッ素を長く留めます。
研磨剤無配合のためエナメル質より軟らかい象牙質を傷つけることなく優しく磨くことができます。
また低発砲なので磨いたときの泡立ちが少なく、時間をかけてじっくり磨くことができます。

そして、磨いた後の洗口は1回だけにしましょう。

高齢者の「根面う蝕」に注意!

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
今年ももう残り3ヶ月、あっという間に10月になりました。

今、すぎもと歯科では8020、9018を達成された方を御祝させて頂き、健康の秘訣などお話をお聞きしたりしています。

歯科疾患実態調査によると昨年の8020達成率は51.6%とのことで、高齢になっても歯を残すという時代になってきました。
しかしながら歯が残ることは良いことですが、気をつけるべきことは『根面う蝕』です。

今回は『根面う蝕』についてお話しさせて頂きます。

根面う蝕とは、歯周病や加齢などにより歯ぐきが下がり、露出した歯の根にできるむし歯のことです。
露出した根面がう蝕になりやすいのは象牙質とエナメル質の違いにあります。
根面は柔らかい象牙質のため、水晶と同じ位硬いエナメル質部分に比べ、う蝕になりやすくリスクも高くなります。

有病率は全体の49.3%で30歳代から年齢が高くなるにつれ増加し、70歳代は65%、80歳代では70%にもなっています。
ではなぜ、高齢になるとなりやすいのでしょうか?

う蝕から歯を守る唾液が減少するため

年齢を重ねると、何らかの薬を服用されている方も徐々に増えていきます。
薬のせいだけではありませんが、唾液の分泌が少なくなる副作用がある薬も多く、ご高齢になると口の中が乾く方も多くいらっしゃいます。
唾液は、むし歯菌によって作られた酸を中和して歯を酸から守る作用だけでなく、酸によって溶けた歯を元に戻す再石灰化力があり、この2つの力でむし歯から歯を守っています。
年齢を重ねると自然と唾液の分泌が少なくなったり、薬の副作用で唾液が減ってしまうことで、これまで以上のケアが必要になります。

口腔内の水分保持が難しい
お口の周りの筋力が低下することで、口の中全体にだえが行き渡らなくなったり、唇を結びづらくなるために口の中の水分が蒸発しやすくなることでも口腔乾燥が助長されます。

歯ぐきが退縮してしまう
歯周病や加齢などにより歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまうと歯ぐきで覆われていた象牙質が酸にさらされてしまいます。

次回は根面う蝕を予防するポイントについてお伝えしていきますので、ぜひご覧くださいね。

8020達成を目指して!

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の葛島です。

9月に入りましたが、まだまだ暑い日がありますね。暑さ対策や水分補給を忘れずに、体調管理に努めましょう。

さて、すぎもと歯科では今年も9月1日から今月いっぱい『7022』のイベントを開催しています。

7022とは【8020達成を目指して頑張りましょう!】ということで、70歳以上の方で22本以上の歯をお持ちの方を表彰させて頂くというすぎもと歯科独自のイベントです。

今年も多くの方の表彰をさせて頂いています☆

毎年この時期になると、何でも自分の歯で美味しく食べられるということは本当に幸せなことで、一番の元気の源なのではないかと感じています。

すぎもと歯科では、今年も県・市表彰対象の8020★9018の方が13名いらっしゃいます。

いつまでもご自身の歯で美味しく食べるためにも、定期検診にお越し頂き、7022そして8020達成を目指して一緒に頑張りましょう!

すぎもと歯科スタッフ一同、皆さんのお口の健康を全力でサポートさせて頂きます!!
ぜひ、ご来院をお待ちしております(*^ω^*)

歯の治療後は献血できない⁉

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の戸谷です。

突然ですが、皆さんは献血をされたことはありますか?
8月21日が『献血の日』ということでポスターを目にすることがありました。

献血するときに歯科治療が関係することはご存知でしたか?
日本赤十字の公式サイトでも出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)に関しては、抜歯等により口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性がある!としています。
 
そのため歯の治療日を含む3日間は献血をご遠慮いただいています。』と発表されています。

なぜかというと、炎症のある歯周組織(歯肉や粘膜など)は傷がつきやすく、その傷から雑菌が血液に入りやすい環境にあります


また、歯科治療でも同様に歯周組織に傷がついた場合、その傷口から雑菌が入る可能性があります。

献血する側の人は健康であるし、唾液などの免疫力によってその雑菌がからだに影響することはないですが、献血される側の方は免疫力が低下している場合が多いため、献血された血液に雑菌が入っていると問題になることがあります。
そのため、歯科治療3日以内の献血はできないということです。

献血とは関係なく歯周病菌は血液に入ると、心筋梗塞などを引き起こすリスクを高めることも今ではわかっています。
そして糖尿病などの全身疾患とも大きく関係していることがわかっています。

お口の中をきれいに健康な状態に保つということは、自分以外の人たちにも大切なことだといえますね。

 

夏まつり*衛生士の話~続き

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の葛島です。

今日は、前回お話した夏祭りでの衛生士の話【お口遊びで楽しくトレーニングをしよう!】の続きになります。
 
前回は〝いつまでもおいしく食べるために必要なチカラ″についてのお話をしました。
続いて今回は、それらのチカラをつけるための楽しいトレーニング、お口遊びについてです。
 
皆さんも、ぜひやってみて下さいね!
 
タラコくちびる
ベロを横に引き伸ばしながら、下唇が隠れるようにします。
鼻の頭をなめる
ベロを出して、思い切り上に突き出しましょう。
舌で筒を作る
ベロを筒のように丸めて、その状態をキープします。
口笛でホーホケキョ など
 
その他にも、ガムを使ったお口遊びもあります。

.

そんな時おすすめなのが、キシリトール100%ガムです!
むし歯の原因を作らず、唾液も増えるので、むし歯予防にも繋がります。
 
ちなみに、ガムを噛むときは…
しっかりお口を閉じて、お鼻で呼吸する
片方ばかりで噛まず、左右バランスよく噛む
無理に強い力で噛んだり、長時間噛まないようにする

これらのことに注意してみて下さいね!
 
お口遊びは、お口の機能を鍛えるのにとても有効です。
お口遊びを通じて、正しいお口の機能を獲得し、健康でいつまでもおいしく食べられるお口づくりをしていきましょう!!

夏まつり2023「衛生士のお話」より

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の葛島です。

すぎもと歯科では、8月1日・2日と2日間夏祭り2023を開催致しました。

昨年は、コロナ禍で中止となってしまった夏祭りですが、今年は無事に開催することができ、再びお子さんたちの笑顔をたくさん見ることができました(*^ω^*)

夏祭りでは〝いつまでもおいしく食べるためにはどうしたらいいのか″をテーマに【お口遊びで楽しくトレーニングをしよう!】という衛生士の話もさせて頂いたので、今日から2回に分けてご紹介していきたいと思います。

早速ですが皆さん、いつまでもおいしく食べるために必要なチカラとは何だと思いますか?
一言で〝食べる″と言っても、実は様々なチカラが必要になります。

・・・口を開けたり、閉じたりする
・・・食べ物をかみ砕く衛生士の話
・・・食べ物をまとめて、飲み込む
唾液・・・食べ物をまとめて、飲み込みやすくする
のどや顎の筋肉・・・食べ物を飲み込むことや、むせて異物を押し出す

このようにそれぞれ大切な役割があるのですね。

おじいちゃん、おばあちゃんになっても、おいしく食べるためのお口づくりは、子どもの時から始まっています。
近年、食生活の変化やお口遊びの減少によって、食べ物をかみ切ることができない歯並びのお子さんが増えてきています。
お口遊びを通じて、おいしく食べるために必要なチカラをつけていきましょう!!

次回は、実際にお口遊びをいくつかご紹介していきますので、楽しみにしていて下さいね(*´ω`*)♪

夏祭りの様子は、ブログ すぎもと歯科の日記に載せてますのでご覧ください。

すぎもと歯科では、むし歯予防はもちろん、お子さんの口腔機能の正しい発達のために 診療内で様々な取り組みを行っています!
きれいな歯並び・むし歯のない子を目指す方は、何でもご相談下さい!

噛まない子の特徴・・

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の戸谷です。

急に気温が上がりましたので体調を崩していませんか?
また、暑いからといって喉越しの良い麺類ばかり等になっていませんか?

以前からよく噛むことの大切さについてお子さんにも『ひみこのはがいーぜ』の標語をもとにイベントでもお話しをさせていただきました。

今回は、噛まない子の特徴をまとめた『やわな がくりょく』という標語についてお伝えしていきます。
『やわな』とは弱いという意味で、『がくりょく』は「学力」と「顎力」を意味し、よく噛む習慣を身につけることが大切‼というお話です。

やわらかいものが好き
子どもたちが好きなものは、ハンバーグや煮込まれたカレーなど柔らかいものばかりです。
食材を大きくしたり、食感を残してあげたり 噛みごたえのあるものを取り入れていきましょう!

:和食嫌い
洋食の料理は一般的にやわらかいが多いのに対し、和食にはきんぴら等 歯ごたえがあるものがあります。
洋食ばかりだけでなく和食を食べさせる工夫もしていきましょう。

:ながら食べ
テレビを見ながら…スマホをいじりながら…等『ながら食べ』をすることが多いですね。
まずはテレビを消したりして家族と会話し集中して食べるようにしてあげましょう。

:がつがつ食い
がつがつと早食いするのをやめ、よく噛むようにしましょう。ゆっくりとよく噛むことで、早食いを予防するだけでなく、満腹感も得られるようになります。

:食べ物流し食べ
現状、食卓に飲み物を置くと必ずといっていいほど噛んでいる途中に飲み物で食べ物を流し込みをしてしまう子が多いようです。
口にものを入れている間は飲まないように指導していきましょう。

りょく:緑黄色野菜が嫌い
緑黄色野菜を嫌う子も多いです。嫌いだから、食べないからといって食卓に並べなければ、好き嫌いの克服だけでなく、食育ができません。

食べ物をよく噛まないでいると
*口の周りの筋肉が発達せず歯並びが悪くなる、
*消化が悪くなり胃腸の負担が大きくなる、 など、
体やお口にとってデメリットがたくさんあります。

反対によく噛むことはメリットがたくさんあります!
ぜひ姿勢を正し、30回の咀嚼を目標に美味しい食事を楽しみましょう!

水分補給!砂糖の量気にしてますか?

皆さんこんにちは!
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の山本です!

暑い夏に近づくにつれて、これから冷たい飲みものを飲む機会が増えますね。
水分補給が大事なこの時期だからこそ、飲み物が歯に与える影響を知ることはとても大切です。
すぎもと歯科では毎年、飲みものに入っている砂糖の量を待合室に掲示しています。
来院される皆さんにとても興味を持ってご覧頂いております。

炭酸やジュースにたくさん砂糖が入っていることはご存知の方も多いと思いますが、野菜ジュースやスポーツドリンクの砂糖の量に驚かれる方がたくさんみえます。
野菜や果汁100%のものでも絶対に虫歯にならないというわけではありません。

最近の野菜ジュースは砂糖不使用だったり、少量のものが増えてはいますが、野菜や果実由来の糖質である果糖やブドウ糖、ショ糖は虫歯を引き起こす原因のひとつになりますので注意が必要です。

スポーツドリンクも砂糖が多く入ってはいますが、熱中症や発熱等の体調不良のときに飲むのは体に良いとされています。
ただ習慣的に飲み続けると虫歯の原因になったり甘味嗜好になりやすいため、普段の水分補給は水か麦茶を飲むようにしましょう

砂糖の入った飲みものやジュースを飲んだあとはうがいをしたり、キシリトール100%のガム等を噛んで唾液の分泌を促すと良いですのでご参考になさってくださいね。

歯とお口の健康にも気を配り、上手に水分補給をして 元気に夏を乗り切りましょう!!

歯と口健康クイズ[解答と解説]

皆さん、こんにちは!
すぎもと歯科、歯科衛生士の杉田です!

すぎもと歯科では61日から10日まで『歯と口の健康週間』のイベントを開催し、来院された皆様にお口の健康に関するクイズにお答え頂きました!👄

たくさんの方々にご参加頂きまして、ありがとうございました😊

前々回のこのページで、クイズの問題を出させて頂きましたので、今回はクイズの解答解説」お伝えしていきます♪

Q1.歯間ブラシやフロスは、使いすぎると歯と歯の間の隙間が大きくなるので使わないほうがいい?
答えは()
サイズが合ったものを正しく使えばその心配はありません!歯ブラシだけで綺麗にするのは困難です。
虫歯や歯周病予防のために歯間ブラシ・フロスは欠かすことのできないものです。合わせてお使いください。

Q2.歯周病は気づかないうちに進行してることが多い?
答えは(⭕️)
歯周病は成人の約80%がかかっている病気ですが、自分は大丈夫!と思っている方が多いのも特徴です。
それは自覚症状がほとんどなく進行していくからです。
気づいた時には手遅れ
ということにならないように若いうちから定期検診を受けることが大切です。

Q3.唾棄には多くの菌が存在するので、量が多いほど虫歯になりやすい?
答えは()
唾液には抗菌作用、自浄作用、保護作用など様々なはたらきがあります。
唾液量が少なくなると、むし歯や歯周病のほか口臭が発生しやすくなるなど、お口のトラブルが起きやすくなります。
食事もよく噛んで食べ、唾液をたくさん出しましょう!

Q4.子供の虫歯は減っているが、大人の虫歯は増えている?
答えは(〇)
子供の虫歯はフッ素の普及などにより年々減少傾向にありますが、大人の虫歯は増えています。
歯周病で歯茎が下がった部分の虫歯や一度治療した歯に再びできる虫歯(二次カリエス)の比率が高くなっています。

Q5.甘いものを食べなければ虫歯にならない?
答えは()
虫歯の原因はお口の中の細菌、歯の質、食生活の三つのバランスが崩れることです。甘いものでなくても虫歯の原因になります。
食後の丁寧な歯磨き、食事・間食は時間を決めて、規則正しい食生活を習慣にしましょう!

さて、皆さんは何問正解できましたか?
それぞれの問題の《正答率》は以下の通りでした!

Q1→95% Q2→97.5% Q3→86.3%
   *Q4→71.3% Q5→95.6%

そして全問正解率は59.1%という結果でした!

今年は他の問題に比べてQ4の正解率が低かったです!
大人の虫歯は増えているんです!歯磨き、フロス、歯間ブラシはしっかり行い 定期検診を受けましょうね♪

皆さん、いかがでしたか?今年も正解多数の方の中からW賞』が当たります!

発表は6/20です!ブログ「すぎもと歯科の日記」で発表します!

お楽しみにお待ち下さい♪

口腔内に症状が出る感染症

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の戸谷です。
コロナが5類に引き下げられて1ヶ月が経ち、ヘルパンギーナや溶連菌、今もなおインフルエンザなど感染症が流行しています。
そんな流行している感染症ですが、お口の中にも症状がでるものがありますので特徴をお知らせします。

《ヘルパンギーナ
・ウイルス性の感染症
・5歳以下のお子さんが罹患することが多い
・38度以上の高熱
・喉・鼻の炎症や咳
・下痢
・口の中(のど)に水ぶくれのような発疹
手足口病とは違い発疹は口の中だけにできます。
大人が感染すると脳炎など重症化しやすいので、ウイルスのついた手で触れた物品を介する接触感染や咳やくしゃみによる飛沫感染に気をつけましょう。

《溶連菌》
・細菌が引き起こす感染症
・5歳から15歳、特に小学生低学年に多い
・喉の痛みや腫れ、咳
・発熱などの風邪に似た症状
・赤く小さな発疹が首、胸、手首、足首などに出て全身に広がる
・発疹には痒みを伴う
・舌に赤く小さな発疹ができる(イチゴ舌)
こちらも手洗いやうがいを心がけて感染に気をつけましょう。

どちらものどに痛みを伴い、特にヘルパンギーナの場合水膨れが口を動かすことによりつぶれ、つぶれた後にできる潰瘍には非常に強い痛みが出てしまいます。
罹患する年齢が低いと言葉で訴えることが難しいので日頃の様子との違いに気を配ってあげましょう。
そして、食欲不振に陥りやすいので、食べられるもの、喉に優しいものを与えてあげましょう。
●喉越しのよいおやつ
●おかゆやうどん等
●豆腐や煮込み野菜スープ等
が良いといわれ、
✖︎熱すぎ、冷たすぎるもの
✖︎辛いもの
✖︎酸っぱいもの(喉の炎症にしみるもの)等は避けてあげましょう。
また脱水症状にもなりやすくなるため、こまめに水分補給もさせてあげるようにしましょう。

これから手足口病なども流行る時期になります。マスクで完全防備していた生活が終わりを迎えた今、引き続き手洗い・うがいをし感染しないよう、また感染を広げないよう注意しましょう!

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すぎもと歯科

Tel.0587-54-0348

〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290

院長 : 杉本 英之

初めての方、急患は予約外でも受けていますが
歯科医師・スタッフの都合もありますので必ず
お電話の上ご来院ください

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  時間帯
午前 9:00~12:00
午後 3:00~6:30

休診日 木曜・日曜・祝日
土曜日の午後は2:00~4:30

はじめての方・矯正相談は必ずお電話の上ご来院ください。

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