歯科衛生士のブログ

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「ぶくぶくうがい」できてますか?

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育口栄士の戸谷です。
春というのに毎日寒い日が続いていましたが、日ごとに暖かさを感じられるようになり、花粉症の私にはつらくなってきました(>_<)みなさんいかがお過ごしでしょうか。

すぎもと歯科ではお子さんの口腔機能発達不全症の予防・改善のために口腔育成に取り組んでおり、定期的にお口の機能に関する問診を行ったり、洗口時の様子を観察したりしています!
その問診の中の『ぶくぶくうがいできますか?』の問いに、できるのかできないのか・・・その時に初めて観察する親御さんが多いように見受けられました。

そこで、今回は【 ぶくぶくうがいについて 】お話ししていきます。

まず,ぶくぶくうがいは3歳で約50%、4歳で75%でできるようになります。
何気ない動作のひとつではありますが、とても機能発達において重要なことなので、できるように練習してみましょう!

1.見せる→真似る
お母さん、お父さんがぶくぶくうがいをしている姿を見せましょう。
全てのステップの基本で、お子さんは親御さんがどう歯磨きしているのかも見ていますよ。

2.口に水をためる
最初はそのままゴックンと飲むことがほとんどです。

3.吐き出す
最初のうちはベーっと声をだし吐き出す真似をしていき、慣れてくると口に水をためてべーっと吐き出してくれます。
これまでできたらひとまずOK!たくさん褒めてあげましょう!
いきなりはできませんので、お風呂の時間にすると濡れても安心ですよ。

4.頬をふくらませる
空気で両頬をふくらませてみよう!
①両頬をふくらませる
②両頬を手で押して空気を出す
③両頬をふくらませたり、すぼませたりする
ここまでできたらまたステップアップです。
頬を左右に動かす練習をしていきます。
④片側の頬をふくらませる
⑤ふくらませた頬を押す
⑥左右交互にふくらませる

5.水をふくんで練習
水を口の中にふくんで両頬、右、左と動かしてみよう!
力がついてくると口から水をこぼすこともなくなりますし、しっかり頬をつかってぶくぶくうがいすることができてきます。
ぜひ楽しく練習してください!

口栄士の資格をとりました!

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の葛島です。

3月に入り、いよいよ春の訪れを感じますね。
新年度を迎えるにあたり、すぎもと歯科でも新体制に向けた準備が行われています。
 
さて、今日は皆さんに、すぎもと歯科の歯科衛生士4名が新たに取得した資格について、ご報告したいと思います。
 
資格の名称は『口栄士(口腔栄養指導士)』です。
 
口栄士は、お口の機能不全を栄養学的に改善し、全身の健康のために「正常な呼吸」「深く十分な睡眠」「正しい栄養管理」を促進するための指導を行います。
 
先日、ついに資格証も届きました~!!(*^ω^*)
歯科は現在、保険医療において、実質的に予防を行う唯一の医療分野と言えます。
 
予防歯科として定期管理を行う歯科医院で、患者さんに対して歯のメンテナンスと並行して全身の健康を推進する栄養指導を行うことは、とても理想的だと思います。
 
今後は【口腔栄養学】を含めた情報も皆さんに発信できればなと考えていますので、楽しみにしていて下さい(*´∀`)
 

フッ化物配合歯磨剤の使用法が変更に!

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
大寒の候皆様お変わりございませんでしょうか?
大寒と名の通り、また気温がぐっと下がるとのことなので、体調管理に気をつけていきましょう。

先日、歯科4学会でフッ化物配合歯磨剤の推奨される使用方法が少し変更になりました!

子どものむし歯は減少傾向ではありますが、他の疾患と比較してもまだ高く、また成人でも3人に1人は治療していないむし歯があったり、高齢者では増加しているとのことです。
しかし、高齢者の増加は以前より歯が残っている本数が増えている為に起こっているようです。

今回変更されたポイントは
0〜5歳までに、推奨されるフッ素濃度が、500ppmから1000 ppmに変更。
6〜14歳の枠が廃止され、6歳以上であれば1500ppmのフッ素濃度を推奨。

歯磨剤のフッ化物濃度は高いほど予防効果が高いと考えられるが、飲み込みによるリスクを考え年齢別の推奨をおこなっています。
歯の形成期である乳幼児・小児に対しては歯のフッ素症のリスクとう蝕予防のメリットのバランスを考慮する必要があり、メリットがリスクを上回ると考えられる利用法が推奨されています。

また歯磨剤を乳幼児が誤って大量に食べたり飲んだりしないよう使用方法、保管場所に気をつけましょう。

製造する企業では乳幼児向け歯磨剤についてチューブを1本飲み込んでも問題ない総量のチューブで製造・販売されていますが、大量摂取にはやはり注意が必要です。
適用量、使用方法を守りむし歯予防に努めましょう。

歯磨きでインフルエンザ予防!

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
今年は新たな資格も取得したので、皆さんに分かりやすい情報を発信できたらなと思います。

さて、12月末からインフルエンザが流行期入りし体調を崩される方も増えてきているようです。
この時期になると発信させていただいているのでご存知の方も多いと思いますが、インフルエンザ予防には…
①手洗い・うがい
手洗いでは指や爪の間、手首までしっかりと。
うがいでは最初に口に含んだ水でそのままうがいしてしまうと、口内にいた菌が体内に入ってしまうこともありますので、まずは『ぶくぶくうがい』をし改めて『がらがらうがい』で喉の奥まですると良いでしょう。

②規則正しい生活をする
栄養バランスの摂れた食事を規則正しいとり、適度な運動で体力を増進させ、十分な睡眠で疲れはその日のうちにとるようにしましょう。

③マスクの正しい着脱
マスクを正しく着用している方がほとんどですが、外す時に何気なく表面を触っていませんか?
マスクの表面にウイルスなどの飛散物が付着している可能性があるため、ゴムの部分をもって耳から外しましょう。

④毎日の丁寧な歯磨き
特に夜の間は唾液の分泌が減り、乾きやすく口の中の菌が増えてしまいます。
寝る前にハブラシだけでなく、歯と歯の間をフロスや歯間ブラシで、そして舌のケアをし、しっかりと汚れを落としていくことが大切です。
また、朝起きてすぐにも磨くと夜増えた菌やウイルスを減らしたりとインフルエンザなどの感染予防につながります。

また専門的なケアができていると罹患率が10分の1にまで減ることがわかっています。
歯茎のポケットの中の汚れや歯石などハブラシで落とせないところもありますので、定期的なメインテナンスに是非お越しくださいね。

毎日の歯磨きと定期的なメインテナンスで、お口だけでなく体の健康も守っていきましょう!

クリスマスフェスタ2022*衛生士の話

皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の杉田です。

先日、感染対策をしっかり行った上で、『カクラブ2022を開催致しました

今回はその中で行った歯科衛生士の話*食育クイズの内容をご紹介します!

今、小学生のむし歯は減ってきています。それは、フッ素やシーラントなどできちんとむし歯予防をしてる人が増えているからです。

でも中には、歯医者さんにもいかないしダラダラと甘いおやつを食べたりスポーツ飲料や甘い飲み物を飲んだりして、むし歯がいっぱいの人もいます。
それから、むし歯はなくていい歯なのに、歯並びが悪い!という人も多くいます。
実は、そういう歯並びが良くない人は、どんどん増えているのです!

どうしてか分かりますか?それはある大事なことをしていないからです!

ある大事なこととは何でしょうか?
それは『顎を使ってよく噛む!』という事です⭐️
それができてない人がとても多いのです。

あまり噛まなくても良い柔らかいものばかり食べたり、噛まないでまる飲みしたりする人が多く、そのせいで顎が成長できず、歯が綺麗に並ぶことができなくなっているのです!

皆さん今日からでも遅くはありません!良い姿勢でしっかり食べることを習慣にしていきましょう!
そこで問題です!!


みんなの好きなカレーですが、どちらが歯にいいでしょうか?
ヒントどちらが沢山噛まないといけないかを考えてみてください!
ジャガイモやお肉が大きいカレーの方が噛む回数が多くなるので顎や歯にいい!ということになります!


サンドイッチの問題です。綺麗な歯並びになるのはどちらでしょうか?
パンの耳があって焼いてある方です!3倍くらい噛む回数が増えるんですよ


りんごの問題です
前歯を使って大きなものに『ガブリ!』とかじりつくこともとても大事な事です!


野菜の問題です
きゅうりはどうでしょうか?キャベツはどうでしょうか?
2つとも大きく切ってある方が沢山噛めますね!


最後はおせんべいとクッキーですどちらが歯にいいおやつでしょうか?
沢山噛めるおせんべいです!

 

まとめ良い歯並びのためには

よく噛んで食べることが大切!
噛む回数が多くなるものを選んで食べましょう
よく噛むためには姿勢も大事。
足の裏をしっかりと床につけて背筋を伸ばして!
ご飯の時は水や飲み物をそばに置かない!
水で流し込んでしまわないようにするためです
時間や量を決めて食べる!
ダラダラ食べはしない!食べたらしっかり歯磨きをしましょう

料理する時はできるだけ大きく切るようにしたり、皮を剥かないようにしてみて下さいね♪

正しい姿勢で、よく噛むことは顎を大きくします!すると歯並びも綺麗になります!
噛むことは大人にとっても大切なことなので、家族みんなで気をつけていただけるといいですね

クイズは以上です。皆さんは何問正解できましたか?
ぜひこちらを参考に、ご家族の皆さんでも『食育』についてお話ししてみて下さい!

「唾液」を増やすために!

皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
先回『いい唾液の日』にちなみ唾液の作用についてお話しさせて頂きました。
今回は唾液が減ってしまうと起こりうること」「唾液を増やすためにできること」についてです。
 
《唾液が減ってしまうと起こりうること》
 
1.むし歯になりやすくなる
唾液が減ると洗い流す力が低下し、食べカスなどが残留しやすくなります。
虫歯菌はこれらを栄養源として増殖していくので虫歯菌が増えやすい環境をつくってしまうことになります。
そして、歯を溶かそうとつくった酸を中和する作用が低下し、歯の表面を溶かすのを防ぐ力も低下します。
また、溶けかけた歯の表面を修復する力も減るため、歯が溶け続ける環境が長くなってしまいます。
 
2.歯周病になりやすくなる
唾液には、歯周病菌が増えすぎないようにコントロールする働きがあります。
そのため減ると歯周病菌が増えるのを抑えることが難しくなります。
 
3.口内炎ができやすくなる、入れ歯が痛くなりやすくなる
唾液が潤滑剤、保護剤の役目を担い、歯が直接触れ合わないようにし、舌・唇・頬・歯茎といった柔らかい部分を守ってくれます。
 
4.カビが増え、口臭が強くなる
カビ菌は常在菌といってもともとお口の中にいますが、通常は免疫力のおかげで増えすぎないように抑えられています。
唾液が減ると抗菌成分が減少することと、粘膜を傷つけやすくなることで抵抗力が低下しカビ菌が増えてしまい、口臭も強くなります。
 
《唾液を増やすためにできること》
 
1.水分補給
唾液は体内の水分量と関連しています。
からだの中の水分量が減少すると、それに伴い唾液も減ってしまいます。
水分補給をしお口の乾燥を防ぎましょう
 
2.ガムをかむ
噛むという行為は唾液腺を刺激し唾液の放出を促します。
 
3.食事のときにしっかりとかむ
少し噛んで飲み物で流し込んでしまうことはよくありません。
できるだけゆっくりと回数を重ねて噛むようにしましょう。
噛むことの副次的効果として満腹中枢を刺激するので食べ過ぎを防いでくれます。
 
4.舌を動かす
舌を動かすと、舌の下にある唾液腺が刺激されますので唾液がでできやすくなります。
『あいうべ体操』は簡単で唾液腺を刺激するほか言語の発音の手助けをするなどとても効果的です。

5.唾液腺をマッサージ
それぞれの唾液腺をマッサージして刺激をすることも効果的です。
あくまでも痛くないように行なってください!
 
唾液腺は加齢的な影響で30代をピークに減少していきます。
そこで食べ物をしっかりと噛んで食べ、唾液を出しやすくするマッサージを行うなどして、唾液がしっかり出るように健康な生活を送るようにしましょう。

11月28日は「いい唾液の日」

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
もうすぐ12月、いきなり寒くなるとのことなので、皆さん体調を崩さないように気をつけてくださいね。

11月は語呂合わせでいろいろな日がありますが、(唾液)の日』です。
普段意識もせずに口の中に出ている唾液ですが、1日にどのくらい唾液を分泌しているかご存知ですか?
実は通常1ℓから1.5ℓといわれており、いろいろな役割があることがわかっています。

消化作用
消化といえば胃や腸の役割のイメージですが、唾液を消化作用の一翼を担っています。
唾液のなかにはでんぷんを分解する作用がある消化液の一種があり、食べ物を噛めば噛むほど、唾液はたくさん出されているので、言い換えれば消化液がたくさん出ていることになり、お米やパンなどの炭水化物が消化されます。
この作用があるおかげで消化時の胃腸の負担を軽減することができます。

湿潤・保護作用
舌や頬、唇などの柔らかい部分の動きを滑らかにする潤滑剤の作用があり、歯にこすれて傷をつけるのを防いでくれます。

洗浄作用
お口のなかにとどまっている汚れを洗い流してくれています。

殺菌・抗菌作用
菌やウイルスに対して殺菌・抗ウイルスをおこなう作用です。
体内の出入り口である口はさまざまな菌やウイルスが入り込もうとしてきます。
唾液の中には10種類以上の免疫物質や酵素が入っており、多様な菌・ウイルスに対して抵抗しています。

緩衝作用
お口の中を中性に保とうとする作用です。
飲食による様々な刺激に対して元の環境に戻そうとする力が唾液にはあります。
なかでも歯を溶かそうとつくった酸を中和してくれるこの機能は重要で、緩衝作用が強ければ強いほどむし歯に強い環境を作り出してくれます。

再石灰化作用
虫歯菌により溶けかけた歯を修復して強くする作用です。
むし歯の前段階である歯の表面が白くなった状態のときに、元の状態に戻そうとしてくれます。

排出作用

毒素や異物が口に入ってきたとき、唾液がまとわりつくことでからだを守り、排出しやすくします。
また体内に投与された薬物の一部が唾液中に排出され、血中濃度を減じる作用をいいます。

唾液の働きには食べるという行為に関連するした働きだけでなく、菌の侵入を予防したり、口の中を守ったりと、さまざまな役割があります。
普段は意識することはありませんが、唾液が減ると唾液が本来もっている役割が果たせなくなってきます。
唾液が減ってしまうと起こりうることや唾液を増やすためにできることについてまたおはなしさせて頂きますね。

11月22日いい夫婦の日💗仲良く健康に・・

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の葛島です。
1122日は『いい夫婦の日ですね(*^ω^*)
今年もすぎもと歯科では、22日まで検診にお越し頂いているご夫婦にプレゼントをお渡ししています。

毎年この時期は、照れながらも嬉しそうにプレゼントを受け取って下さる仲睦まじいご夫婦の様子を見ることができて、こちらも幸せな気持ちになります(*^^*)

いつも一緒に来院されるご夫婦、それぞれの都合の良い時間に別々でみえるご夫婦、通い方は様々ですが、定期検診にご夫婦で…ご家族で…来院されることはとても素晴らしいことです。

お口の中の細菌は、唾液によって人から人へと感染していきます。

食事の際の食器や箸の使い回し、回し飲み、歯ブラシの接触、洗面所のコップの共有など、様々なケースで感染する可能性があるのです。

多くの時間を共に過ごす、ご夫婦やご家族のお口の中が健康であることは、こういった細菌の感染リスクを減らすことにも繋がります。
まさにお口は健康の入り口でもあるのです!

全身のありとあらゆる病気が、歯周病菌と関連していることが分かっています。
すぎもと歯科では、顕微鏡による歯周病菌のチェックや、唾液検査も行えますので、気になる方は気軽にお尋ね下さいね。

これからも、ご夫婦で…ご家族で…皆さまに健康に過ごしていただくために、精一杯のサポートをさせていただきますご来院を、スタッフ一同お待ちしております。

11月8日🦷いい歯の日

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
皆さんご存知のことと思いますが、11月8日は『いい歯の日』です。
健康な歯でしっかり噛むことは、健康生活につながります。
子どものころからよく噛む習慣を身につけることが大切です。
噛みごたえのある食材(根菜類、豆類、肉類など)を選んだり、食材を大きく切るようにしたり、日頃の調理の工夫により噛む回数を増やすことができます。

 

また、丈夫な歯や歯ぐきをつくるカルシウムやビタミンを忘れずに バランスよくいろんな栄養素を摂りましょう。

食べたらもちろん日常のケアが大事!ていねいに歯を磨きましょう。
歯の上部や表面だけでなく、汚れの溜まりやすい歯と歯のあいだや、歯ぐきとの境目もハブラシの向きや動かし方、フロスや歯間ブラシを使い時間をかけて行いましょう。

日常のケアではどうしても取りきれない汚れは、歯科医院で定期的にクリーニングをしましょう。
定期的にお口の状態をチェックすることで、むし歯や歯周病の早期発見につながります。

『いい歯の日』をきっかけに、いつまでも健康に楽しく食事ができるよう、歯の健康にも心がけてみましょう!

口腔がん撲滅月間です

皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の葛島です。

11月に入り、早いもので今年もあと残り2ヶ月となりました。
年末に向けて、良い締めくくりができるようにしていきたいですね(*^ω^*)

さて、毎年11月は『口腔がん撲滅キャンペーン月間』です!!

口腔がん撲滅委員会主催で、レッド&ホワイトリボンを掲げ、口腔がん撲滅運動が行われています。

日本人の死亡原因の第1位はがんとされていますが、その中でも口腔がんによる死亡率は35.5%と言われています。
アメリカの19.8%と比較すると、1.7倍高いことがわかりますね。

そもそも口腔がんとは、お口の中に発生するがんのことで、歯以外のどこにでも発生する可能性があります。
日本人に1番多い口腔がんは「舌がん」です。

ここで、口腔がんの主な原因をみていきましょう。
生活習慣(食生活、喫煙、過度な飲酒など)
歯並びが悪い
入れ歯が合っていない
虫歯
歯周病
詰め物や被せ物が合っていない
口内炎(なかなか治らない場合要注意)など

口腔がんは、初期には自覚症状がほとんどありません。
予防のためには、原因を改善し、取り除くことが必要です。

そして早期発見・早期治療のためにも、少なくとも年に一度は、口腔がん検診をお勧めしています。

何かおかしいな、と感じたら、些細なことでも気兼ねなくお伝え下さい。
必要であれば、専門の口腔外科へご紹介もさせて頂きます。

歯科と食育の関係!

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
秋も日一日と深まり、だんだんと過ごしやすくなってきましたね。
実りの秋、本日のブログは「歯科と食育」の関係についてお話ししていきます。
食べ方や飲み方は、食育の大きな柱として明確に位置付けられています。「食べ方」は乳幼児期、学齢期に口の成長に伴って発達していきます。
この時期の噛み方・飲み方・味わい方など「食べる」という機能発達時期に「食べ方」を主とした食育が大切になってきます。

こどもの「食生活」のどのような所が問題になるのか

好きなものを好きなだけ食べる
おやつ(間食)が多い
朝ごはんを食べない
一人で食事をする(孤食)、家族それぞれが好きなものを食べる(個食)が多い
家族が揃って食事をすることが少ない

このようなことが多いと生活習慣が乱れてしまいます。

「早寝・早起き・朝ごはん」の習慣や生活リズムが整っているお子さんは学力が高く、友達とのコミュニケーションがうまくとれている傾向があることが分かっています。

歯科と食育の関係

食育とは、食に対する知識やバランスを考え食を選択する力を身につけていきます。食育には「歯」が密接に関係してきます。
ポイントとして3つご紹介していきます!

「食育の基本は食べ物を口から取り入れること」
私たちは、心身の健康を維持・向上させるために食べ物を摂取していきます。
また近年では栄養摂取の目的だけではなく「美味しく味わって食べる」という食を通して心の豊かさを満たすことも大切になってきました。

「美味しく食べるには健康な歯が必要」
食べ物を飲み込むには歯で噛まないといけません。しかし歯が虫歯や歯周病になってしまうと、痛みなどで食事がしにくくなってしまいます。
そのため食育には歯がとても大切と言えるのです。また、幼少期だけではなく高齢者になっても食事を楽しむためには歯をいつも健康な状態で保つ必要があります。

「健やかな歯・口腔を保つこと」
食育と聞くと時別なことを実践しないといけないと思いがちですが、特別難しいことを考える必要はありません。
幼児期から青年期・高齢期に至るまでライフステージに応じた歯や口腔内ケアが食育に繋がっていきます。

誰だって何かしらの苦手な分野はあるものです。

食べることがちょっと苦手なお子さんの,お口の成長に役立つお手伝いをさせていただきます。

0歳~口育指導に取り組む歯医者として掲載されました★

皆さんこんにちは。
江南市すぎもと歯科・歯科衛生士・口育士の杉本(ま)です。

さて以前より取り組んでいる全身の発育を口から見る「口育(こういく)」指導。
何度かブログでもお伝えしております。初めてのひよこクラブ 2022年秋号

この度すぎもと歯科が「初めてのひよこクラブ」秋号に0歳から口腔育成に取り組んでいる歯医者さんリスト165認定歯科医院として掲載されました!

すぎもと歯科では4人の口育士が在籍しており、毎日お子さんのお口もとを見させて頂いています。
実は私たちは、お子さんが診察室へ入って来るまでの待合室で待っている姿や、診察中のぶくぶくうがいをしている姿、話し方など何気ない行動をしっかりとチェックしています。

幼児期の間は生活習慣を変えるだけで改善される場合もとても多いです。
そしてお口のトレーニングが必要なお子さんには、お家で楽しくトレーニングが出来て、お家の方にも負担がなるべく少なくなるように指導させて頂いています。

また 0歳児からの口育は「もぐもぐ教室」でお話しさせて頂いています。
毎月好評頂いております。
少人数制となっておりまが、10月はまだ予約が可能ですので、妊娠中の方、赤ちゃんのお世話をされている方は何方でも参加できます。
応募はこちらからどうぞ楽しい雰囲気で行っています。
ぜひお気軽にご参加ください、ご予約お待ちしております!

オーラルフレイルを予防するために!

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。
前回オーラルフレイルとは何かお話しをさせていただきました。
健康な人生を送るためにオーラルフレイルを予防することが大切だといわれています。
今回はオーラルフレイルを防ぐにはどうすれば良いかというテーマでお伝えします。
オーラルフレイルは予防だけでなく改善することも可能ですので、是非ご参考くださいね。
1.噛めない状態を放置しない、そして噛める歯を残す
虫歯を放置していたり、歯が抜けたまま放置していたりすると、しっかりと噛めない状態になり、硬い食べ物が噛みきれなくなります。
そしてやわらかいものばかり好んで食べ、噛む力だけでなく、お口の周りの筋肉が弱ってしまいます。
悪いところがある場合には、放置せずになるべく早めに噛める状態にすることが大事です。

2.日頃からのお口のケアは怠らない
歯を悪くしないためにも、毎日のお手入れが最も大事です。 歯と歯ぐきの境目は特に注意して磨きましょう。
またハブラシだけでは清掃効果は60%位ですので、フロスや歯間ブラシを併用してケアをしていきましょう。

3.定期的に歯科検診・メンテナンスをうける
定期的に歯の健康状態をチェックし、プロによるクリーニングをうけることも大事です。
定期的にうけることで、問題があるところを悪化させずに済むことが可能ですし、お口の健康をより良い状態に保つことができます。

4.バランス良い食事をしっかり噛んで食べる
硬さだけでなく味覚にも気をつけましょう。
高齢になると、食べ物や飲み物の味を感知する味蕾(みらい)という部分の数が減ったり、薬の副作用などで味覚が鈍くなることがあります。
味覚が鈍くなると、通常の味付けでは「味がしない」「味が薄い」と誤解してしまい濃い味を好むようになります。
そうなると糖分や塩分の摂取が増加傾向になり糖尿病や高血圧の悪化につながりますので、バランスの良い食事をとっていきましょう。
またひとり暮らしや、日中ひとりでいる高齢者は、食事の支度が面倒になり、手軽に食べられるパンやお茶漬けなど簡単に済ませることが多くなりがちです。
このため、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素が摂取できないため、必要な栄養素が不足しがちになります。
健康を維持するために、主食・主菜・副菜を毎日しっかり摂ることが大切です。

5.健口体操で口腔機能(食べる・飲み込む・話す等)を維持する

パタカラ体操・・・パタカラ体操は飲み込む力の強化と唾液分泌に効果的です。
飲み込む力が弱くなるとむせてしまい誤嚥につながります。

ベロ体操・・・
舌を動かすことは、スムーズに飲み込めるようになったり唾液分泌に効果的です。
①②は食前に行うことでオーラルフレイル対策にもなりますし、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
 
よく話をする・・・このご時世どうしても話すという機会が減ってきてしまいましたね…。けれど電話等を活用したり、鼻歌や早口言葉もおすすめです。
人と会話をするとお口の周りの筋肉だけでなく舌をよく使うので自ずと鍛えられます。
 
オーラルフレイルにならないためにも日々ご自身で対策をし、定期的な健診で早期発見・早期予防に努めましょう。
スタッフ一同、皆さんのお口の健康を守れるよう丁寧に治療、予防をしお手伝いさせていただきます。
 

目指せ!8020★7022表彰

皆さんこんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の杉田です!

9月も中旬になりましたが体調はいかがですか?
朝晩は冷え、昼間はまだまだ暑いですが、気温の変化で体調崩さないように日々過ごしていきましょう🍁

さて、今年もすぎもと歯科では7022イベント』9月いっぱいまで開催中です!

7022とは8020を頑張って目指していこう!】という事で、70歳以上の方で22本以上のご自身の歯をお持ちの方を表彰させて頂くというすぎもと歯科独自のイベントです🦷

今年も沢山の方々が受賞をされ、皆さんから喜びの言葉をいただいています☺️

いままでご自身が何本の歯を持ってるか曖昧で分からなかった方も今回知って、

80歳になるまでこの歯を保たないとね〜』
『食べるの大好きだから歯はやっぱり自分の歯が1番だね!』

などと、笑顔でおっしゃって下さるのでこちらまで自然と笑顔になり、とても嬉しい気持ちでいっぱいです☺️

これからは『食欲の秋』という事で、今まで以上にさらに美味しいものを沢山食べる機会が増えるのではないでしょうか🍠

そしてそれがいかに幸せか、感じていただいてる方が多いのではと思います!

やはり自分の歯で食べるご飯が1番美味しいですし、この幸せが長く続くためにも、日頃からの歯のお手入れとお口の健康管理がとても大切になっていきます!

定期的に検診もお越しいただき、『一生自分の歯で美味しく食べよう!』を目標に、まずは7022、そして8020を目指して一緒に頑張っていきましょう!!⭐️

私たちも全力でサポートさせて頂きます💫

定期検診でお待ちしておりますね♪

「オーラルフレイル」を知ろう!

こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士の戸谷です。

今、すぎもと歯科でも8020を達成された方を御祝いさせて頂き、健康の秘訣などお話を伺っていたりしています。
「8020運動」は1989年から推進され、当初の達成率は1割にも満たない状態でしたが、2016年には5割以上の高齢者が達成するに至っています!

しかし、健康寿命をのばすには、歯の本数を維持するだけでは不十分です。
なぜなら、加齢とともに口腔機能の中の「食べる機能」が低下していくからです。

そこで近年新たに『オーラルフレイル(口腔の虚弱)』という状態を防ぐ、次なる目標も加わりました。
今回から、オーラルフレイルを防ぎ健康寿命をのばそう!というテーマで順番にお話していきます。

オーラルフレイルとは?

口腔機能の低下を放置していると、食事量の減少や低栄養から「サルコペニア(筋肉量低下)」や「フレイル(虚弱)」などの心身の機能低下に大きく影響するといわれています。
つまり、介護が必要となる状態を加速させてしまうのです。
「オーラルフレイル」とは、一言でいえば「口腔の虚弱」です。

 

オーラルフレイルの進行過程

第一レベル 口の健康リテラシー(関心)の低下

第二レベル 口のささいなトラブル

第三レベル 口の機能低下(口腔機能低下症)

第四レベル 食べる機能の障害(口腔機能障害)

しかし、口の衰えは40代くらいから始まり徐々に進行していくので、なかなか気づきにくいといわれています。
口腔機能は誰でも加齢とともに衰えますが「歳のせい」と放置し、何もしなければどんどん悪化していくといわれています。
オーラルフレイルは、各レベルで適時適切な対応を示しています。
特に、第二レベルの「口のささいなトラブル」に早く気付くことが最も重要と言われています。

*口のささいなトラブル事例

・滑舌が悪くなった     ・食べこぼすことが多い
・お茶や汁物でむせる    ・かめない食品が増えた
・食事の時間が長くなった  ・口の中がかわく
・口臭が強いといわれる   ・薬を飲みこみにくくなった

食事中のちょっとしたトラブルが目立ってくることがあげられます。
「たくあん」くいらいの硬さの食べ物をかむことができるかどうかが目安になっているといわれています。

皆さんは何か事例に当てはまることはありましたか?

次回もオーラルフレイルについてお届けしますのでぜひご覧くださいね。

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すぎもと歯科

Tel.0587-54-0348

〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290

院長 : 杉本 英之

初めての方、急患は予約外でも受けていますが
歯科医師・スタッフの都合もありますので必ず
お電話の上ご来院ください

周辺地図

すぎもと歯科 外観

  時間帯
午前 9:00~12:00
午後 3:00~6:30

休診日 木曜・日曜・祝日
土曜日の午後は2:00~4:30

はじめての方・矯正相談は必ずお電話の上ご来院ください。

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