歯と口の健康クイズ*回答解説
皆さん、こんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です!
今回は問題と解答と解説についてお話しをします。○✖︎クイズになりますが、ぜひ挑戦してみてください!
歯科栄養士をめざして!
こんにちは。江南市すぎもと歯科の歯科助手・管理栄養士の佐久間です!
私は今「歯科栄養士」になるべく、養成スクールを受講させていただいています。
4回にわたるセミナーの内、2回が終了いたしました。
第1回では、「ドクターや衛生士さんと同じ景色を見ること」を学びました。
それぞれの立場から一緒の視点となって患者様を見ることで、今どのようなことを患者様に行なっているのかを理解することがとても重要であり、観察する大切さを学びました。
そして、ドクターや衛生士さんのアシスタントとして適切なサポートをさせていただき、患者様のお口の中の状態を把握できるように努めていきます!
第2回では、「お口や歯の構造や名前」を学びました。
歯科の専門用語だったり医院の共通用語があること改めて知ったので、これから少しずつ覚えていき身につけたいと思います。
そして、名前を覚えることでドクターや衛生士さんとの連携がスムーズに行うことができるように行動していきます!
また、特に印象に残ったことは、患者様お一人お一人のお口の状態が異なっているので、それぞれに適したお口の状態に合わせた食事を提案させていただきながら、それぞれの生活習慣やニーズに合った食事を提案することがとっても大切で、患者様のお口の状態を理解することが健康な生活を送る第一歩につながるということが分かりました。
引き続き知識を深め、皆さんの栄養に関する相談の窓口となり、安心して通っていただけるように日々精進していきます!
最後に、今回のセミナーを受講させていただいた院長をはじめとするスタッフの皆様ありがとうございました。
あと2回も頑張ります!
健康なお口は5月病予防にも!
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
新生活がスタートしたと思ったら、もう5月半ばとなりました。多くの方が新しい環境に慣れてきたのではないでしょうか。
はりきって毎日を過ごしているうちは、からだに溜まった疲れを感じにくいものです。
ですが、だんだん落ち着いてきた頃に、溜まっていた疲れがどっと押し寄せてきます。
それが『五月病』といわれているものですね。
そんな五月病はお口の健康にも大きく影響しています。
①歯周病
五月病は歯周病という歯科の大きな問題とも深い関係があります。
それは、食欲不振になったり倦怠感におそわれたりする時期には、体の抵抗力も落ちています。
体調が優れない時は唾液の分泌も少なくなり、それに伴い歯の再石灰化や洗浄作用といった機能が低下してしまいます。
歯周病は細菌の感染によって引き起こされる病気ですから、からだが弱っているこの時期に感染も進みやすくなってしまいます。
②歯ぎしり
五月病による体調不良は、自律神経の乱れが関係しているといわれ、自律神経が乱れると私たちはストレスを感じやすくなります。
そのストレスによる症状のひとつが「歯ぎしり」です。
歯ぎしりによって健康的な歯が一時的に横方向に揺らされてしまった場合、歯に負担がかかってダメージを与えてしまいます。
ストレスで神経も過敏な状態になるので、痛みを生じる場合も考えられます。
③食いしばり
人はストレスをうけると無意識に歯を噛みしめてしまうことがあります。
特に睡眠中に多くなります。
寝ている間の長時間にわたって歯に過剰な力が加わることで、噛み合わせが悪くなる上に、エナメル質が摩耗されて知覚過敏を引き起こしてしまう場合もあります。
さらに噛み合わせが悪くなると、そのせいでまたストレスを招くという悪循環に陥ることも少なくありません。
④黄ばみ・汚れ付着
ストレスで唾液の分泌量が低下すると歯の色にも悪影響を及ぼすことがあります。
唾液の力が弱まることで口腔内の洗浄作用が低下し、細菌が増殖するので歯の表面に汚れが付着しやすくなるのです。
では五月病のダメージをうけない健康な口腔環境をつくるためにはどうすればよいでしょうか。
*よく噛んで食べる
口腔内の洗浄作用に大きく影響するのは唾液です。
よく噛んで食べることによって唾液の分泌を促進することができます。
ストレスが溜まると早食いになりがちです。
食事の時間はしっかり確保しゆっくりとよく噛んで食べましょう。
*自律神経を整える
からだをあたため新陳代謝を上げ副交感神経が優位になる時間をつくりましょう。
*丁寧な歯磨き、定期検診へ
毎日丁寧な歯磨きをし、フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間のケアも行っていきましょう。
また定期的に歯科医院でクリーニングをうけましょう。
健康的な生活を送り、疲れを溜めないよう休日はゆっくり休み気持ちを切り替えていきましょう!
*イラスト西日本新聞2017 5/13朝刊より
花粉症で歯が痛む?・・
皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。暖かくなり、桜の開花予想日にも近づいたかと思えば、時折冷たい強い風が吹きつけ、服装にも悩む時期ですね。
そんな春とともに、『花粉症』に悩まれる方も多いのではないでしょうか?
花粉症になると、歯がムズムズする、歯が浮いたような感じがするなどなんらかの症状を訴える人もいます。
*花粉症で歯が痛くなる
花粉症は鼻の粘膜にアレルギー炎症が起こり、鼻水や鼻炎など鼻に症状をひき起こします。鼻に炎症が起こるだけでなく、稀に歯も痛くなったり、かゆくなったりと影響が波及されることがあり、それは鼻と歯の位置がとても近いことが関係します。
*花粉症で歯茎が痛くなる
歯だけでなく、歯茎の痛みを訴える方もいます。
花粉症になると体の免疫バランスが崩れ、鼻にある細胞が花粉を外に出すために鼻水が出るなど免疫防御機能を果たします。
お口の中も体の免疫を大きく影響受けます。
歯茎のような未組織はその影響で一時的に炎症を受けやすくなり、歯肉炎、歯周炎になりやすくなります。
*花粉症で歯がかゆい
花粉症になると副鼻腔炎や蓄膿など鼻に何らかの症状を訴える方が多いです。
その時、鼻と歯の間にある上顎洞が一過性の上顎洞炎になります。
上顎洞に近接している上の歯にその影響が及ぼされると歯がかゆい、むずかゆいといった症状が起こります。
*花粉症で口が渇く
花粉症の主な症状“鼻水・鼻づまり”はお口にとって一番の大敵です!
鼻がつまると鼻呼吸ができなくなり、口で呼吸することが多くなります。
すると、お口の中の水分が蒸発しやすくなって、口の中がカラカラに乾燥してしまいます。
また、花粉症のお薬には唾液の分泌を抑えてしまうものが多くあるため、お薬を飲むとさらに口の中は乾燥しやすくなります。
お口の中が乾燥していると唾液の自浄作用も十分に働かず細菌が繁殖しやすくなりますので、その結果歯の周りに歯垢(プラーク)がつきやすくなります。
その為いつもより歯周病になりやすいのです。
ただえさえ花粉症はつらいのに、口の中までつらくなりたくはないですよね。
対策として…
・唾液の分泌を促す
唾液は食べ物の消化吸収を助けるだけでなく、歯や歯肉を細菌から守る働きもあります。
もし花粉症で口呼吸になってしまう場合はキシリトールガムを噛んだり、唾液腺マッサージで唾液の分泌を促し、水分をこまめに摂るようにしましょう。
・丁寧な歯磨きをしましょう
歯磨きの癖や磨き残しやすい場所があれば、知らぬ間に歯垢がこびりついてしまいます。
そうするとハブラシを軽く当てるだけではなかなか落とせなくなることもあります。
デンタルフロスや歯間ブラシも使用し、いつも以上に丁寧に磨きましょう。
鼻がつまっている時のクリーニングに心配を感じる患者さんも多くいらっしゃいますが、こまめな休憩やチェアの角度調整など、快適なクリーニング時間を過ごしてもらえるよう心を込めてケアさせて頂きますので安心してください。
つらい花粉症の時期でも、お口の中は快適に過ごせるよう私たちにお手伝いさせていただけたら嬉しいです。
毎月22日は禁煙の日!
皆さん、こんにちは。江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
秋がなく、いきなり冬が訪れ皆さん体調は崩されていませんか?
11月は口腔がん予防啓発月間です、
今日は、生活習慣のなかで予防できる【たばこ】についてお話しします。
毎年5月31日は世界禁煙デーですが、毎月22日は『禁煙の日』でもあるのです。
たばこには様々なリスクがあり「たばこは害だ」「たばこは身体に良くない」ということは誰でも知っていると思いますが、どのような害があるのかを理解する必要があります。
たばこの煙の中には約4000種類の化学物質が含まれ、そのうち約200種類が有害物質で発がん物質が約70種類といわれています。
たばこの煙が最初に通過する口は、喫煙の悪影響を直に受けます。
たばこの三大有害物質は、「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」です。
ニコチンは依存性が高く、禁煙しようと思ってもなかなかやめられないのはこれが原因です。
タールはいわゆる「ヤニ」で強い発がん性があります。
また、たばこは一酸化炭素が発生し、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと非常に強く結びつきます。
普通ならヘモグロビンは酸素と結びついて体内に酸素を運搬する働きをするのですが、一酸化炭素と結びつくと体への酸素供給が妨げられます。
では、このように身体に様々な害があるタバコの口腔内への影響はどんなものがあるでしょうか?
1.口臭
喫煙は口臭の主な原因となります。
タバコの成分が口腔内に留まり、悪臭の原因物質を生成します。
2.歯の変色
タバコに含まれるニコチンやタールは歯の表面に付着し、徐々に黄ばみや茶色の変色を引き起こします。
3.歯周病
ニコチンや一酸化炭素の影響で血行不良・免疫力の低下が起こり歯周病を進行させやすくなります。
また抵抗力が落ちさらに傷を治そうとする組織の働きが抑制されて、歯周病の治療をしても非喫煙者に比べて治りが悪く、再発リスクも高くなります。
4.口内炎
タバコの煙は粘膜を刺激し、口内炎の発生を促します。また喫煙によって治癒が遅れることもあります。
5.口腔がん
喫煙は口腔がんの主要なリスク要因です。タバコに含まれる化学物質が口腔組織に損傷を与え、がんの発発生を引き起こす可能性があります。
6.歯周組織の損失
喫煙は歯周組織の血行を悪化させ、酸素や栄養素の供給を阻害します。結果として歯周組織の炎症や感染の回復が遅れ、歯周組織の損失や歯の支持組織の破壊が進行する可能性があります。
7.口腔乾燥
喫煙は唾液の分泌を減少させ、口腔乾燥を引き起こすことがあります。口腔乾燥は口腔内のバランスを乱し、虫歯や口内炎のリスクを高めます。
8.傷口の治癒遅延
タバコの成分が血管を収縮させ、酸素や栄養素の供給を妨げます。これにより、抜歯後や口腔手術後の傷口の治癒が遅くなる可能性があります。
9.口腔感染症のリスク増加
喫煙は免疫機能を抑制するため、口腔内の細菌や真菌の感染リスクを高めることがあります。口内のバランスが崩れると、口腔トラブルや感染者の発生が増加する可能性があります。
どうですか?思っていた以上に喫煙は影響を及ぼしますよね。
喫煙の影響を軽減するためには、禁煙が最も効果的です。
努力してしっかり禁煙すると比較的早期に影響がでてきます。歯ぐきの血液量は増えていき、禁煙1年後ぐらいから歯の喪失リスクは低下し始め、10年以上経つと非喫煙者とほぼ同じレベルまで回復します。
手術を伴う歯周治療の治癒経過も非喫煙者とほとんど差がなくなります。
お口にトラブルがおきてからでは遅いです。予防や早期発見につなげるためにも、日頃から定期的に検診をおすすめします。
11月8日は「いい歯の日」です
皆さんこんにちは!江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の高野です。
寒暖差の激しい日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
11月8日は語呂合わせで「いい歯の日」です!
すぎもと歯科ではご来院の皆さんにキシリトール100%ガムをプレゼントしています!
ではどうして、「いい歯の日」にガムなのでしょうか?
弥生時代は1回の食事で嚙む回数はおよそ3990回、それに対し現代はおよそ620回だそうです!
なんと6分の1にまで減っています。
健康維持のために・いい歯のために、家族そろって食事の際には“噛む”ことを意識してみましょう!
ガムを噛むことには沢山のメリットがありますので、ご紹介していきます!
むし歯・歯周病を予防します
ガムを噛んでお口をモグモグ動かすことは唾液腺を刺激し唾液の分泌を促進します。
“唾液”は、お口の中を清潔に保つために大活躍しています。唾液には食べかすを洗い流す「浄化作用」や、食後に酸性に傾いたお口のなかを中性に戻し酸が歯を溶かすことを防ぐ「緩衝作用」、そして細菌の増殖を防ぐ「抗菌作用」などがあります。
このようにガムを噛むことは、お口の中の衛生環境を維持し・むし歯や歯周病を予防することにつながるのです。
脳の発達・認知症予防になります!
噛むことで脳への血流がアップして、脳が活性化します。そのため集中力や判断力が高まります。
良く噛むことは、脳の発達・認知症予防につながります。
顎の成長発育を促し、歯並びを良くします
噛むことは お口の周りの筋肉を動かすので 顎の発達を促して、顔の輪郭や歯並びをよくする効果があります。
いつも同じ側でばかり噛んだりしないようバランスよく噛みましょう!
様々な年代の方に良いことが沢山ありますので、是非この機会にご家族でガムを噛んでみてください!
但し、ガムなら何でも良いというわけではありません!甘味料にキシリトールを100%使用した歯科専用のガムをお勧めします!
キシリトールはカルシウムと結合する性質があるため歯の修復(再石灰化)を助けます。
キシリトールは砂糖と同程度の甘さがありながら、むし歯菌のエサになりません!
通常むし歯菌は糖分を分解して酸を作り、その酸が歯を溶かすことでむし歯になります。
甘いのにむし歯の原因にならないキシリトール100%ガムを上手に取り入れて「いい歯」を大切にしていきましょう!!
11月は口腔がん予防啓発月間
こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です!
11月は、「口腔がん」予防啓発月間です。
以前に比べ多くの方に認知されつつある「口腔がん」ですが、罹患者数・死亡者数は、益々の増加傾向です。
1975年→2019年(44年間)での比較では、
◎罹患者数:9.5倍
◎死亡者数:5.4倍 という結果です!
2019年のデータでは、
◎罹患者数:23,671人(※子宮頚がん:10,879人)
◎死亡者数:7,764人
◎死亡率:32.8%(※子宮頚がん:26.8%、乳がん:15.2%、皮膚がん:6.7%)
(※上記は、いずれも国立がん研究センター最新データ)
「口腔がん」は、発見が遅れてしまうと、「話す」「食べる」「飲む」「味わう」など、人が生き、楽しむ上で、不可欠なことを奪ってしまう可能性のある大変「悲惨ながん」です。
けれど、早期に発見できれば、舌・顎・頬を大きく切除することも回避されます。
毎年11月は、口腔がん検診キャンペーン強化月間とされています。
■『口腔がん』の原因は、喫煙と口腔内環境の悪さが原因!
生活習慣(たばこ、過度な飲酒)、口腔内環境の悪さ(歯並びの悪さや合わない入れ歯など)から来る慢性的な傷や刺激が原因になります。
■11月15日は『口腔がん検診の日』
2008年11月15日、第21回日本歯科医学会総会において、口腔がん検診の普及をテーマにシンポジウムが開催され、『レッド&ホワイトリボン』と題した本活動の提案に多くの賛同が得られたことを記念して制定されました。
また、11月8日は「いい歯の日」でもあり、11月は”歯”に纏わる記念日が2つ制定されています。
■なぜ、『レッド&ホワイトリボン』なのか?
口腔がんの炎症や病変部位の色は「赤」と「白」であり、この色が目印となるよう口腔がんのテーマカラーとして制定されています。
日本だけでなく、アメリカでも口腔がんのシンボルとして利用されています。
お口の中で、気になる事がある方は、お気軽にお声かけ下さい。チェックさせていただきⅯ必要な場合は専門医をご紹介させていただきます。
「根面う蝕」を予防するには!
こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
朝晩の気温がグッと下がり、体調を崩していませんか?
服の選択が難しいですが、一枚上着をもって対策し、手洗い、うがい、歯磨きをしていきましょう。
今回は根面う蝕を予防するポイントについてお伝えしていきます。
【ポイント1】
歯肉を下げない!
根面う蝕では歯肉が下がって露出した根面がむし歯になります。
ということは「歯肉を下げないこと」が一番の予防となります。
特に歯肉が下がる原因となるのが「歯周病」です。
むし歯と同じように根面う蝕の予防も歯磨きが基本です。
とはいえ、日常的に力を入れすぎて磨いていると、かえって歯肉を痛め歯肉が下がる原因となります。
歯肉を傷つけない、優しくて丁寧な歯磨きをしていきましょう。
またフロスや歯間ブラシを日常のケアに取り入れることも効果があります。
【ポイント2】
フッ素をなるべく長く口腔内に留めること!
高濃度(1450ppm)のフッ素配合歯磨き剤やフッ素洗口液を利用して、フッ素が歯を補修する力をさらに強化しましょう。
根面が露出した口腔内にはこちらのう蝕予防歯磨剤がオススメです。
フッ素がエナメル質と象牙質のう蝕を予防し、新配合のコーティング剤PCAが露出した象牙質表面のコラーゲンをコーティングし、さらにフッ素を長く留めます。
研磨剤無配合のためエナメル質より軟らかい象牙質を傷つけることなく優しく磨くことができます。
また低発砲なので磨いたときの泡立ちが少なく、時間をかけてじっくり磨くことができます。
そして、磨いた後の洗口は1回だけにしましょう。
高齢者の「根面う蝕」に注意!
皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士の戸谷です。
今年ももう残り3ヶ月、あっという間に10月になりました。
今、すぎもと歯科では8020、9018を達成された方を御祝させて頂き、健康の秘訣などお話をお聞きしたりしています。
歯科疾患実態調査によると昨年の8020達成率は51.6%とのことで、高齢になっても歯を残すという時代になってきました。
しかしながら歯が残ることは良いことですが、気をつけるべきことは『根面う蝕』です。
★今回は『根面う蝕』についてお話しさせて頂きます。
根面う蝕とは、歯周病や加齢などにより歯ぐきが下がり、露出した歯の根にできるむし歯のことです。
露出した根面がう蝕になりやすいのは象牙質とエナメル質の違いにあります。
根面は柔らかい象牙質のため、水晶と同じ位硬いエナメル質部分に比べ、う蝕になりやすくリスクも高くなります。
有病率は全体の49.3%で30歳代から年齢が高くなるにつれ増加し、70歳代は65%、80歳代では70%にもなっています。
ではなぜ、高齢になるとなりやすいのでしょうか?
う蝕から歯を守る唾液が減少するため
年齢を重ねると、何らかの薬を服用されている方も徐々に増えていきます。
薬のせいだけではありませんが、唾液の分泌が少なくなる副作用がある薬も多く、ご高齢になると口の中が乾く方も多くいらっしゃいます。
唾液は、むし歯菌によって作られた酸を中和して歯を酸から守る作用だけでなく、酸によって溶けた歯を元に戻す再石灰化力があり、この2つの力でむし歯から歯を守っています。
年齢を重ねると自然と唾液の分泌が少なくなったり、薬の副作用で唾液が減ってしまうことで、これまで以上のケアが必要になります。
口腔内の水分保持が難しい
お口の周りの筋力が低下することで、口の中全体にだえが行き渡らなくなったり、唇を結びづらくなるために口の中の水分が蒸発しやすくなることでも口腔乾燥が助長されます。
歯ぐきが退縮してしまう
歯周病や加齢などにより歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまうと歯ぐきで覆われていた象牙質が酸にさらされてしまいます。
次回は根面う蝕を予防するポイントについてお伝えしていきますので、ぜひご覧くださいね。
8020達成を目指して!
皆さん、こんにちは。
江南市すぎもと歯科、歯科衛生士・口育士・口栄士の葛島です。
9月に入りましたが、まだまだ暑い日がありますね。暑さ対策や水分補給を忘れずに、体調管理に努めましょう。
さて、すぎもと歯科では今年も9月1日から今月いっぱい『7022』のイベントを開催しています。
7022とは【8020達成を目指して頑張りましょう!】ということで、70歳以上の方で22本以上の歯をお持ちの方を表彰させて頂くというすぎもと歯科独自のイベントです。
今年も多くの方の表彰をさせて頂いています☆
毎年この時期になると、何でも自分の歯で美味しく食べられるということは本当に幸せなことで、一番の元気の源なのではないかと感じています。
すぎもと歯科では、今年も県・市表彰対象の8020★9018の方が13名いらっしゃいます。
いつまでもご自身の歯で美味しく食べるためにも、定期検診にお越し頂き、7022そして8020達成を目指して一緒に頑張りましょう!
すぎもと歯科スタッフ一同、皆さんのお口の健康を全力でサポートさせて頂きます!!
ぜひ、ご来院をお待ちしております(*^ω^*)
〒483-8334 愛知県江南市前飛保町緑ヶ丘290
院長 : 杉本 英之
初めての方、急患は予約外でも受けていますが
歯科医師・スタッフの都合もありますので必ず
お電話の上ご来院ください
時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 9:00~12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / |
午後 | 3:00~6:30 | ● | ● | ● | / | ● | ▲ | / |
/休診日 木曜・日曜・祝日
▲土曜日の午後は2:00~4:30